「警備員は年を取っても働けるよ」——そう聞いたことがある方も多いでしょう。実際に警備・施設管理の現場は60代・70代のスタッフが活躍しているケースが珍しくなく、シニアの転職先として現実的な選択肢です。

警備業界の種類と特徴

1号警備(施設警備)

ビル・商業施設・病院・工場などの施設内での巡回・受付・入退館管理を行います。立ち仕事・歩き仕事が中心ですが、座り番(監視モニター確認など)の時間もあります。最もシニアが多く活躍している警備の種類です。

2号警備(交通誘導・工事現場警備)

道路工事現場・駐車場・イベント会場などでの誘導業務です。屋外が中心で天候の影響を受けます。体力的な負荷は1号より高い傾向があります。

機械警備・セキュリティシステム

異常を感知した際に出動する機械警備は、体力的負荷が少ないポジションが多いです。

施設管理(ビルメンテナンス)との違い

警備に近い職種として「施設管理(ビルメン)」があります。ビルの設備管理・点検・清掃業者の監督などを行い、電気・空調・給排水の知識があると採用されやすくなります。電気工事士・ビル管理技術者などの資格保有者は高需要です。

必要な資格

警備業務検定

1・2号警備の業務に関する国家資格です。取得すると給与アップや責任者ポジションへの道が開けます。

警備員指導教育責任者

警備会社での教育担当者向け資格。管理職として長く働くための選択肢になります。

働き方の特徴と注意点

  • シフト制・夜勤あり:施設警備は24時間体制のため、夜勤シフトが発生します。日勤のみを希望する場合は最初から条件として伝えることが大切です。
  • 定年延長・再雇用が多い:警備会社は定年後の再雇用・65歳・70歳まで働ける職場も多くあります。
  • 体力的な安定性:急激な力仕事は少なく、体への負担が一定の範囲に収まりやすいです。

収入の目安

警備員の月収は20〜28万円程度が一般的な範囲です。夜勤手当・資格手当などにより変動します。施設管理・ビルメンは資格・経験があれば30万円超も目指せます。

まとめ

警備・施設管理はシニアの転職先として現実的かつ安定した選択肢です。体力・勤務時間・資格の有無で職種を選び、自分に合った現場を選ぶことが長く働き続けるポイントです。