退職後、すぐに次の仕事が見つかるとは限りません。シニアの転職では特に時間がかかるケースも多く、「その間の生活費はどうするのか」が不安になる方も多いでしょう。
そこで知っておきたいのが**失業給付(雇用保険の基本手当)**です。
失業給付とは何か
失業給付とは、雇用保険に加入していた方が失業した際に、一定期間受け取れる給付金です。「失業中でも生活を安定させながら再就職活動ができるように」という目的で設けられています。
受け取るためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 離職前2年間に雇用保険の被保険者期間が通算12ヶ月以上あること
- ハローワークに求職の申込みをすること
- 就職できる状態であること(病気・育児などで働けない状態はNG)
受給できる日数はどのくらいか
受給日数は年齢・雇用保険の加入期間・離職理由によって異なります。
シニア(45歳以上65歳未満)で、会社都合や特定受給資格者に該当する場合、加入期間10年以上であれば最大270日の受給が可能です。
一方、自己都合退職では、まず2〜3ヶ月の給付制限期間がかかるうえ、受給日数も短くなります。
1日あたりの受給額はいくらか
基本手当日額は、離職前6ヶ月間の賃金を基に計算されます。おおよそ**賃金日額の50〜80%**が支給されますが、上限額があります。
60歳以上65歳未満の場合、2026年現在の上限は1日あたり約7,000〜7,300円程度(毎年改定)です。
シニアが注意すべきポイント
受給期間は1年間
受給資格が発生した日(離職日の翌日)から1年以内に受給しなければなりません。ゆっくりしすぎると権利を使い切れないまま期限が過ぎるケースがあります。
就職が決まると支給が止まる
再就職すると、残日数に応じて再就職手当を受け取れます。早めに決まるほど有利です。
アルバイトすると調整される
受給中に一定以上の収入があると、その分が調整・減額されます。
まとめ
失業給付は「もらえたらラッキー」ではなく、転職活動の大切な資金源です。手続きはハローワークで行いますが、まずは担当アドバイザーに相談することで、タイミングを見計らった転職活動の設計ができます。