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半導体技術者とはどんな仕事?未経験から就くには?

📚 技術・エンジニア

半導体の製造プロセスの開発を行ったり、半導体デバイスの設計開発を行う。

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半導体技術者とはどんな仕事?

半導体の製造プロセスの開発を行ったり、半導体デバイスの設計開発を行います。関連の技術者として、製造に使用する装置の開発を行ったり、半導体に使用する材料の開発を行う者もいます。

半導体技術者には、半導体の製造工程について設計・構築、品質の向上、歩留まりの改善等を行うプロセスエンジニアと、半導体デバイス(マイコン、センサー、メモリー等)の回路設計、レイアウト、検証をする設計エンジニアがいます。半導体にはトランジスターやダイオードなどの単機能デバイス(ディスクリート半導体)と、複数のトランジスターなどで構成されるIC(集積回路)があります。ICはレガシー半導体から先端半導体まであるが、現在、いたる所で使われています。スマートフォンに高密度で組み込まれ、自動車でも多くの半導体が使われています。近年はAI(人工知能)のために膨大なデータ処理を行うデータセンター向けに、最先端プロセスで微細化された高性能LSI(大規模集積回路)が大量に使われています。

これまでインテルなど企業ごとに半導体(CPU)を設計し、製造をしていたが(垂直統合)、今日、超微細化、高性能化が進んだ先端プロセスで製造されるLSI(AIのためのGPU等)では、半導体の開発設計のみを行うファブレス企業(NVIDIA他)、その設計情報に基づき製造を専門に行うファウンダリー(TSMC他)、また、半導体製造の後工程を専門に行うOSAT(ASEやAmkor)が分業し、製造が行われている(水平分業)。一方、日本国内において、ソニーはイメージセンサーを自社で設計と製造の双方を行っています。また、フラッシュメモリーの設計・開発と製造を行っているキオクシア、自動車のマイコンを開発、製造しているルネサスエレクトロニクスもあり、パワー半導体では三菱電機、富士電機等が開発と製造を行っています。

プロセスエンジニアは半導体デバイスの製造工程の設計・構築、品質の向上、歩留まりの改善、製造設備の選択やメンテナンス、効率的な量産に向けた検討等を行っています。半導体製造の総工程数は400~600工程もあります。工程ごとに高度な技術が要求され、それぞれに専門の技術者がいるため、専門性の異なる技術者がそれぞれの知識、技術を持ち寄り、製造工程の設計・構築、改善に取り組む必要があります。

設計エンジニアはデバイス(ロジック、センサー、メモリー、ドライバチップ他)の設計、試作、性能試験を行ない、統計的手法により安定したデバイスを開発しています。

現在、半導体産業は日本にとって非常に重要であり、注目されています。半導体といっても先端半導体から従来の半導体(レガシー半導体)まで多岐にわたり、また民生用から車載用、産業機械用、医療用、宇宙用等、様々です。加えて製造装置や検査装置、材料、処理溶剤を扱う多くの企業がサプライチェーンを構築して、巨大な産業複合体となっています。

<就業希望者へのメッセージ>

半導体産業は設計、製造、装置、材料、検査などと幅広い技術領域を経験することができます。ファブレス企業では生産工場を保有せずに様々なデバイスを開発でき、工場では世界最先端のものづくりに携われます。半導体は全ての産業の元となる部品であるため、エンジニアにとっては夢のような業態であると思います。(半導体エンジニア)

よく使う道具、機材、情報技術等

各種半導体製造装置、各種計測機器や検査装置、設計や検証を行う各種ソフトウェア(設計、シミュレーション、データ解析、品質管理等)、クリーンルームで使用する白衣・帽子・手袋・マスク

実際にどんな作業をするの?

厚生労働省「job tag」のアンケートをもとに、実際にこの仕事をしている人が「やっている」と答えた作業を実施率の高い順に紹介します。

  • 関係部署との打合せをする。(実施率 95%)
  • テスト、タイミング設計をする。(実施率 93%)
  • 他の技術者や学生を指導する。(実施率 91%)
  • 書類やレポートを審査する。(実施率 89%)
  • 製品の品質を管理する。(実施率 86%)

賃金・労働条件はどうなの?

厚生労働省の統計データによると、半導体技術者の年収は703.9万円、平均年齢は42.1歳、月間労働時間は159時間です。

有効求人倍率は1.09で、求人賃金(月額)は28万円となっています。

未経験から半導体技術者になるには?

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、大学・大学院卒が多く、高専卒のエンジニアもいます。専攻は機械・電気・電子工学等が多いが、半導体製造には様々な分野の知識が必要であり、化学や物理の人もいます。中途採用は半導体開発の経験者がほとんどです。

入職後はOJTで経験を積み、個々の専門分野の知識、技術を深めていくことになるが、半導体技術者として一人前とみなされるには10年程度を要する分野もあります。

専門分野の知識、技術を熟知していることに加え、半導体に関する最新情報を得る必要があります。また、半導体はグローバルな環境で切磋琢磨している産業であり、英語力も必要となります。設計においても製造においても様々な技術と知識が必要であり、グループやチームで行うことが多く、コミュニケーション能力も求められます。新たな情報に常に関心を持ち、技術の向上を継続することが重要です。半導体の設計や量産化にあたっては顧客との交渉力、顧客へのプレゼンテーション力も必要です。経験を積み、チームリーダーになると統率力や組織管理能力も求められます。

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