鉄筋コンクリートの鋳型の役割を果たす型枠を作り、工事現場で組み立てる。
中卒・高卒・第二新卒の転職相談、無料で受付中
LINEで無料相談する型枠大工とはどんな仕事?
ビル建設には「鉄筋コンクリート工法」又は「鉄骨コンクリート工法」が用いられます。このうち鉄筋コンクリート工法は杭の上に鉄筋を組み、これを型枠で囲って柱などの形を作り、その中にコンクリートを流し込み固める工法だが、この型枠を作り組み立てるのが型枠大工の仕事です。
ビル建設にとどまらず、土木工事でも新幹線、橋、トンネル、地下鉄などコンクリートを使う工事は全て鋳型となる型枠が必要です。
仕事の種類・規模は様々であるが、鉄筋コンクリートの建物を例にとると、まず、合板(コンパネ)を主材の型枠板として施工図に合わせて各部のパネルを作成し、締付金物で固定します。
鉄筋工が組み立てた柱となる鉄筋の周囲をパネルで囲み、壁の内側を先に立て、柱上に梁(はり)を架け、スラブ(床)を連結し、梁と床を固定します。次に壁の外側を立て、内外壁を金具で締めつけ、最後に水平垂直をチェックし、型枠検査を受けて型枠が完成します。
コンクリートを流し込む際は、型枠が壊れないよう監視を行い、流し込んだコンクリートが固まったら、型枠を取りはずします。この作業は、大規模な工事の場合は解体工事を専門に行う型枠解体工が行うこともあるが、小さな工事の場合には型枠大工が行います。
よく使う道具、機材、情報技術等
杭、鉄筋、型枠板、締付金物、工具(かなづち、のこぎり等の手動工具、ドリル等の電動工具)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
実際にどんな作業をするの?
厚生労働省「job tag」のアンケートをもとに、実際にこの仕事をしている人が「やっている」と答えた作業を実施率の高い順に紹介します。
- 型枠を設置する位置を決めて印をつける。(実施率 97%)
- 型枠を組み立て、鎖や器具を用いて鉄製パイプに固定する。(実施率 97%)
- 下げ振りと水準器を使用して、型枠の垂直・水平の並びを確認する。(実施率 97%)
- 加工図に従い、金属製パイプで型枠を支持・固定する枠組みをつくる。(実施率 94%)
- コンクリートを流し込んだ際に破裂しないよう、パイプ締めによる固定を行い、パイプの配置が適正か確認する。(実施率 94%)
賃金・労働条件はどうなの?
厚生労働省の統計データによると、型枠大工の年収は414.5万円、平均年齢は41.9歳、月間労働時間は166時間です。
有効求人倍率は10.86で、求人賃金(月額)は29.1万円となっています。
未経験から型枠大工になるには?
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。見習として就業し、技能を習得して一人前になる例が多い。企業が新規学卒者を募集して認定訓練校で教育を受けさせ、将来の幹部要員として養成するケースもあります。
入職当初は熟練工の指導で測量、墨出し、加工、組立てなどの見習を行います。一定の実務経験を積むことで、厚生労働省が定める技能検定の「型枠施工技能士」の受験資格を得られます。作業責任者になるには、労働安全衛生法の規定により、「型枠支保工の組立て等作業主任者」の資格が必要になります。
ミリ単位の寸法が記入された施工図を読み取って型枠を組み立てるため、図面から立体をイメージできる空間判断力と工作能力が求められます。高所作業や力仕事もあるため、機敏さと体力も必要となります。
関連する資格
- 1級型枠施工技能士
- 2級型枠施工技能士
- 型枠支保工の組立て等作業主任者