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高分子化学技術者とはどんな仕事?未経験から就くには?

📚 技術・エンジニア

プラスチック、化学繊維などの高分子材料や高分子の合成などの研究開発、製品化技術の開発・改良などを行う。

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高分子化学技術者とはどんな仕事?

プラスチック、化学繊維などの高分子材料や高分子の合成などの研究開発、製品化技術の開発・改良などを行います。

高分子とは、数千個以上の原子からできている分子量の高い分子のことであり、プラスチックや繊維、ゴム、機能性高分子(吸水性ポリマー)などを含みます。

プラスチックなどの合成樹脂の開発についてみると、代表的な合成樹脂には、ポリ袋などに使うポリエチレン、自動車のバンパーなどに使うポリプロピレン、発泡スチロールの原料となるポリスチレン、水道管などに使う塩化ビニール樹脂などがあります。自動車や家電の歯車や軸受けとして、高い耐熱性や強度を必要とする部品に用いられるエンジニアリング・プラスチック(エンプラ)と呼ばれる製品もあります。高分子化学技術者は、市場のニーズ等を元に、石油から合成樹脂を製造する方法の改良や、より高い耐熱性や強度をもつ合成樹脂の開発などの試験、研究、開発を行います。

繊維の分野では、ナイロンやレーヨンなどの化学繊維についての開発を行います。具体的には、石油、植物の繊維、パルプなど原料を取りだす技術の改良、原料に化学薬品を混ぜて繊維にする工程の改善、溶融した原料を糸にする機械の開発、できた繊維を新しい製品にする技術の開発などを行います。産業資材用途に活用される繊維もあり、パラ系アラミド繊維、超高分子量ポリエチレン繊維、炭素繊維など、高強度・高弾性の素材の開発や機能性の向上に向けた研究も行います。

よく使う道具、機材、情報技術等

表計算ソフト(Excel、Googleスプレッドシート等)、パソコン、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

実際にどんな作業をするの?

厚生労働省「job tag」のアンケートをもとに、実際にこの仕事をしている人が「やっている」と答えた作業を実施率の高い順に紹介します。

  • 目的に合わせて素材を選定する。(実施率 98%)
  • 高分子材料の性能を試験評価する。(実施率 98%)
  • 市場の動向やニーズを調査する。(実施率 96%)
  • 高機能の高分子材料の開発をする。(実施率 93%)
  • 高分子材料の商品化について、応用的な研究や開発をする。(実施率 93%)

賃金・労働条件はどうなの?

厚生労働省の統計データによると、高分子化学技術者の年収は641.7万円、平均年齢は41.5歳、月間労働時間は158時間です。

有効求人倍率は0.9で、求人賃金(月額)は27.7万円となっています。

未経験から高分子化学技術者になるには?

入職にあたって、特に免許・資格は必要とされないが、化学の基礎知識が必要です。高専や理工系の大学・大学院で化学(高分子化学)を専攻している者が多い。中途採用の場合は、実務経験を問われます。

合成樹脂メーカー、化学繊維メーカーなどの製品開発部門や製造部門に配属され、その中で顧客が要求する特性、例えば強度を強くしたい、耐熱性を高めたいといった依頼を実現し、製造するために綿密な試験を重ね、高分子化学技術者として評価・試験業務や分析、評価レポート方法など、必要な経験を積んでいきます。また、将来的に製品として実用化を目指すための高分子材料の開発を行う場合もあります。

専門分野の知識に加え、より優れた特性を持つ新しい素材や製品を追求していくための好奇心、探究心、粘り強さが求められます。

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