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SHIGOTO COLUMN

アニメーターとはどんな仕事?未経験から就くには?

📚 工場・製造

アニメーション制作という共同作業の中で、絵を描き、映像に動きを与える。

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アニメーターとはどんな仕事?

アニメーション制作という共同作業の中で、絵を描き、映像に動きを与えます。アニメーションには平面上のイラストに動きをつくる2Dアニメーションと、コンピュータグラフィックスを用いて立体的なキャラクターや物体を作成して動きを与える3Dアニメーションの2つがあるが、ここでは2Dアニメーションに携わるアニメーターをとりあげます。

アニメーションは「プリプロダクション」といわれる企画、シナリオ、絵コンテの制作から、それらを元に背景画、原画、動画を作成し、彩色、撮影等を行う「プロダクション」、これに編集や音声を入れる「ポストプロダクション」の順で3つの工程から、一つの作品が完成します。

この制作工程の中で、アニメーターは主に「プロダクション」にあたるシナリオのイメージをビジュアル化する重要な部分を受け持つ。実写映画の役者が自分で演じるのに対し、絵を描くことで表現するのがアニメーターで、作画監督、キャラクターデザイナー、原画マン、動画検査担当、動画マン等の総称となります。

アニメーターの大まかな仕事の流れは、はじめに企画書を元にキャラクターデザイナーがキャラクターを作成し、絵コンテから原画マンが画面構成(レイアウト)をします。絵コンテ、キャラクター設定を基に原画マンが原画を作成し、動画マンは原画と原画との間に一連の動きのある絵を描いていきます。動画マンが作成した動画を作画のミスがないか、必要な素材が揃っているか等、作画素材の検査を動画検査担当が確認をします。アニメーション制作の作画工程を統括する重要なポジョションである作画監督が、多人数によって描かれた絵を統一感のあるものにし、一つの作品にまとめます。他にも作品のキャラクターグッズやポスター等、制作会社や出版社等の著作権を有する版権元が、制作・監修を行った上で公開される版権イラストの制作もあります。

アニメーションの制作現場では、紙の作画からデジタルの作画に移行し、デジタルツールやPCスキルは必須となっています。しかし、アニメーターのスキルの基礎となる線画の画力も求められるため、手描きによる作画の技術習得も不可欠です。

<就業希望者へのメッセージ>

アニメが好きな人なら、子供の頃に感動し、大人になった今でも繰り返し観ている作品があると思います。娯楽の枠だけにとどまらない、人の一生の記憶に残るものづくりができる仕事にやりがいを感じています。(動画監督)

よく使う道具、機材、情報技術等

デジタルペイントツールソフトウエア(CLIP STUDIO PAINT)、2Dアニメーション制作ソフトウエア(TVPaint Animation)、パソコン、ペンタブレット、液晶タブレット、iPad

賃金・労働条件はどうなの?

厚生労働省の統計データによると、アニメーターの年収は497.7万円、平均年齢は41.6歳、月間労働時間は165時間です。

有効求人倍率は1.29で、求人賃金(月額)は24.7万円となっています。

未経験からアニメーターになるには?

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。アニメーターを養成する専門学校等を卒業後、アニメーション制作会社(スタジオ)に正社員として就職、もしくは、アニメーション制作会社と業務委託契約を結びフリーランスとして働くのが一般的です。

長らくフリーランスの割合が多い業界とされてきたが、近年では制作会社がアニメーターの育成に力を入れ、正社員の数が増えています。即戦力となる経験者を中途採用するケースも多く、アニメーション制作会社からSNSを通して仕事の依頼が来ることもあります。

就職活動の際に必要となるのは、ポートフォリオといわれる自身の作品集であり、これをアニメーション制作会社に送って審査を受けることがほとんどです。ポートフォリオでは時間をかけて完璧に描いた一つの作品よりも、短時間で描き上げたラフスケッチや、動きのあるイラスト、画面に奥行きや立体感を表現するパースの技法を使ったイラストなどをできるだけ多く提示できるとよい。

アニメーターのキャリア形成は、新人は原画に動きをつける動画マンからスタートするケースが多い。動画枚数を仕上げる描画スピードや基礎画力などのスキルを磨き、作画工程の最終確認を担う動画検査担当へ進むか、原画マンになります。作品の要となる原画カットを制作する原画マンは、作品の雰囲気やタッチを決める重要な役割を持つ。こうして動画と原画のスペシャリストとして技術を十分磨いた者の中から、作画工程全体を統括する責任者である作画監督になります。また、原画マンからキャラクターデザイナーになる人もいます。キャラクターデザイナーはプロデューサーや監督がイメージする作品の世界観を表現するだけでなく、作品のグッズやポスター、テレビや雑誌などのメディアに載せる版権イラストを手がけることができます。作画監督とキャラクターデザイナーは、作品の看板となる人物であり、多くのアニメーターが目標とします。

入職後は、実写の映画を多く観ることが大切といわれています。立体的でリアルな実写の映像を2Dのアニメーションにいかに落とし込むかを考え、新しい表現を生み出すための研鑽となります。

アニメーターの適性は、アニメーションが好きなことは当然であるが、人や自然を深く観察し、それを表現できる作画力、さらには創造力、作品の構成力、デッサン力などが求められます。さらには、長時間の繰り返し作業が連続するため、粘り強い性格と一定の体力も必要となるが、作品を観る人に感動を与え、時にはその人の生きる支えや生涯の思い出になる“ものづくり”ができる職業として、大きなやりがいが感じられます。

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