既存の建築物や工作物を道具や機械を用いて取り壊し(解体工事)、特定の建材については分別を行う。
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既存の建築物や工作物を道具や機械を用いて取り壊し(解体工事)、特定の建材については分別を行います。
取り壊しに当たっては、先ず対象となるビルなどを調べ、取り壊しの方法や手順などを決定し、足場を組みシートなどでビルを覆って、破片などが周囲に飛び散るのを防止するなどの準備作業を行います。
次に、工事の計画書にしたがって本格的な取り壊し・撤去作業を行います。その際、環境面にも配慮し水をかけて粉塵が飛ばないように注意しながら作業し、建物の土台部分までを取り壊していきます。なお、以前は機械で一気に壊す(ミンチ解体)ということもあったが、現在は特定の建設廃棄物資材は有効に利用することが求められているので、大型機械を用いる場合でも分別を考えて作業します。
最後に、コンクリート、鉄、木材などを分別して収集します。その後トラック等で運び出し、更地にして引き渡します。工事期間を守り、安全に施工することが必要です。
また、建設リサイクル法の制定以降も、解体工事に関する規制は強化される傾向にあり、情報をきちんと入手し、正しく作業を行うことが求められています。
よく使う道具、機材、情報技術等
トラック、工具(かなづち、のこぎり等の手動工具、ドリル等の電動工具)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
実際にどんな作業をするの?
厚生労働省「job tag」のアンケートをもとに、実際にこの仕事をしている人が「やっている」と答えた作業を実施率の高い順に紹介します。
- バールやハンマーを使って手作業で壊す。(実施率 93%)
- 再使用が可能な鋼材、木材、石材、れんがを分別して収集する。(実施率 93%)
- 解体作業に必要な器具や足場材の仕入れや在庫管理を行う。(実施率 93%)
- 振動や粉塵を防止する対策をとる。(実施率 90%)
- 解体作業前に、建屋内外にあるごみなどの残置物を運び出す。(実施率 90%)
賃金・労働条件はどうなの?
厚生労働省の統計データによると、解体工の年収は414.5万円、平均年齢は41.9歳、月間労働時間は166時間です。
有効求人倍率は6.35で、求人賃金(月額)は28.7万円となっています。
未経験から解体工になるには?
入職にあたって、特に資格や学歴などは必要とされないが、普通自動車免許等を取得していることが望ましい。中途採用で入職する場合もあります。
入職後はOJT等を通して作業手順を学び、実務経験を重ねながら、ガス溶接、地山掘削、足場組立、鉄骨組立、コンクリート造の工作物の解体など各種講習に参加し、必要に応じて関連する資格等を取得していくと仕事の幅が拡がります。一人前になるには3年から5年程度の期間を要します。また原則として解体工事実務経験年数が8年以上ある者は「解体工事施工技士」の資格試験を受けることができます。合格すると解体のスペシャリストとして評価されます。危険な作業を伴うため、正確さや注意力が求められます。
関連する資格
- ガス溶接作業主任者
- ガス溶接技能者
- 地山の掘削及び土止め支保工作業主任者
- 建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者
- 足場の組立て等作業主任者
- コンクリート造の工作物の解体等作業主任者
- 解体工事施工技士