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キッティング作業員(PCセットアップ作業員)とはどんな仕事?未経験から就くには?

📚 事務

パソコンやタブレットなどの情報機器をユーザーがすぐに業務に使えるようセットアップする作業(「キッティング」という)を行う。

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キッティング作業員(PCセットアップ作業員)とはどんな仕事?

パソコンやタブレットなどの情報機器をユーザーがすぐに業務に使えるようセットアップする作業(「キッティング」という)を行います。

PCなどの情報機器は、メーカーから出荷された製品に、使用環境に合わせた各種設定やソフトウェアのインストールなどを行うことにより、業務等に円滑に使用できる状態になります。PCのキッティング作業では、定められたマニュアルの手順に従って、まず機器を開梱・通電し、モニターやマウスなど周辺機器を接続します。次に、必要なOS(オペレーションシステム)をインストールし、初期設定、アカウント設定を行って、ネットワークに接続します。次いで、業務アプリケーションやセキュリティソフトをインストールし、各種設定の動作確認を行います。問題がなければ機器に管理シールを貼り、管理台帳などへ登録して1台分の作業が終了します。動作のトラブル等が生じた場合は、チームリーダー等と相談して解決を図ります。社外から社内システムへ接続するネットワーク設定の作業を行う場合もあります。

1台当たりの作業時間は条件によって異なるが、おおむね1~4時間程度かかり、複数の機器をキッティングする場合は同様の手順で台数分の作業を繰り返していくことになります。

インストール等、時間のかかる作業を同時並行で複数台行う場合もあります。企業の人事異動時期や機器の入れ替え時、OSの移行時など、キッティングが必要となる台数が多い場合は、チームを組んで何日間かにわたり作業を続けます。

大規模な案件の場合、機種ごとに1台のマスターPCを作成してその内容を他のPCに反映していくクローニングという手法がとられることもあります。クローニングを用いる場合でも、PCごとに必要な個別設定は手作業のキッティングで行います。

情報機器のスペックが高度化し、セキュリティ強化も求められる中で、キッティングに必要となる知識が増え、作業手順も複雑化しています。また、一度に大量の機器の設定が必要となる時期には全体の作業量は膨大なものとなります。このため、一般のユーザー企業が自社内の担当者だけでキッティング作業を効率的に行うのは難しく、アウトソーシングする企業が多くなっています。

よく使う道具、機材、情報提供等

作業マニュアル、パソコン、タブレット

実際にどんな作業をするの?

厚生労働省「job tag」のアンケートをもとに、実際にこの仕事をしている人が「やっている」と答えた作業を実施率の高い順に紹介します。

  • 初期設定、アカウント設定を行う。(実施率 100%)
  • ネットワークに接続する。(実施率 100%)
  • 業務アプリケーションやセキュリティソフトをインストールする。(実施率 100%)
  • 各種設定の動作確認を行う。(実施率 100%)
  • 1台分の作業が終了すれば、続けて次の機器の作業を行う。(実施率 100%)

賃金・労働条件はどうなの?

厚生労働省の統計データによると、キッティング作業員(PCセットアップ作業員)の年収は428.8万円、平均年齢は43.4歳、月間労働時間は160時間です。

有効求人倍率は0.94で、求人賃金(月額)は24万円となっています。

未経験からキッティング作業員(PCセットアップ作業員)になるには?

入職に当たって必須となる学歴や資格はありません。未経験者でもマニュアルに従って作業を行うことができるが、基本的な情報技術に関する基礎知識やPC操作の経験があると仕事を進めやすい。

職場の情報機器のキッティングは、自社の社員で行うケースとアウトソーシングするケースがあるが、一般の企業ではキッティング作業に特化して社員を採用・育成することは少なく、アウトソーシングが進んでいます。特定の時期に作業が集中するため、作業を受託する企業では派遣労働で対応することが多く、キッティング作業員も派遣労働者としての募集が多い。自社内で社員がキッティングを行うIT企業などでは、運用や開発などの各部門に進む入口としてキッティングを担当させることがあります。

キッティングを事業として行うIT企業では、未経験者にデジタル技術の基礎知識に関する研修を行ったり、チームを組む先輩がサポートする体制をとったりして育成する場合もあります。スキルを上げるには、案件ごとに渡されるマニュアルに従って作業を進めながら実務に慣れるのが基本です。

経験を積んで複雑な設定やトラブルなどにも対応できる知識やスキルを習得したり、 「ITパスポート」(情報処理推進機構)などにより情報処理技術に関する基礎知識を習得したり、さらに高度なスキルを身につけることにより、作業グループのリーダーとなったり、ヘルプデスクやユーザーサポートなど専門的な仕事に進むことも可能です。

キッティングは、決められた手順に沿って細かい作業を正確に行うことが求められ、対象となる機器の台数分同じ作業を繰り返し行うことになります。マニュアルから逸脱せず、黙々と丁寧に作業を行う根気強さと集中力が必要です。また、想定していないトラブルが発生した場合などに、あわてずに状況を把握してリーダー等に相談できる冷静さも大切です。

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