SHIGOTO COLUMN

声優とはどんな仕事?未経験から就くには?

📚 専門職・クリエイティブ

アニメやゲームの声、外国映画・ドラマの吹き替え、朗読、ナレーションなど、声による演技を行う。

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声優とはどんな仕事?

アニメやゲームのキャラクターの声を出したり、外国映画・ドラマの吹き替えなど、声による演技を行います。また、映像やオーディオ作品、CMなどで朗読やナレーションを担当するほか、動画配信など声を使ったコンテンツに関する仕事を行います。

アニメ作品の場合は、あらかじめ台本や原作をもとに演じる役について研究し、収録当日は、監督や音響監督をはじめとする制作スタッフと意見交換をして声のイメージを調整します。リハーサル段階では共演者とともに本番時と同様のアフレコをする中で完成度を高め、担当する役柄を作り上げます。本番の収録では、マイクの前で画面の映像やタイムコード、ボールドを見ながら、登場人物の動きなど演出に応じた自然な流れでまるで登場人物が話しているように、声による演技を行います。

吹き替えの場合は、すでに完成している映像作品に日本語のセリフを入れていくことになるので、事前に作品の映像が貸与される場合には、台本のセリフを合わせられるよう繰り返し練習し、スタジオでの収録に臨みます。

ゲームの場合は、個々のキャラクターごとにまとめて収録されることが多いので、制作側の指示のもとに場面に応じたセリフを集中的に収録していきます。

ドキュメンタリーや報道番組などのナレーションの場合は、台本や原稿などから内容を理解し、放送前の準備を行います。特にナレーションの場合はほとんどの場合スタジオで原稿を渡されるため、初見で原稿を読める“瞬発力”が求められます。放送や録音の本番では、それぞれの番組に合わせ、聞きやすく正確な発声で語りを行います。

声優の活動としては、出演するアニメやゲームのプロモーション、トークショーなど関連するイベントや企画への参加も重要であり、いわゆる“顔出し”による参加も一般的になっています。テレビ放送や作品の公開、ゲームのリリース等の時期に合わせ、ラジオ番組やネット配信などを担当したり、作品のキャラクターボイスとしてコンサートやライブを行うこともあります。

アニメのメインキャストは、継続的なシリーズものなどを除き、オーディションで担当する声優を決めることが多い。実績を積んだベテラン声優であっても、オーディションに挑み、役を勝ち取っていくことが求められる厳しい世界です。このため、仕事の合間にもボイストレーニングなどによりスキルの向上に努め、さまざまなジャンルの作品に触れて感性や表現力を磨き、対応できる役柄の幅を広げる努力が必要となります。のどのケアをはじめ体調管理に気を配り、人脈を広げて仕事情報の収集を行い、チャンスをつかめるように日頃から準備します。

声優の中には、歌手や舞台俳優など、音楽や演劇に関わる活動を行う人もいます。また、ラジオのパーソナリティや動画配信など、声の仕事を中心にさまざまな分野で活躍の場を広げている人が多い。声優養成講座や朗読ワークショップなどの講師を務めることもあります。

声優はオーディションを中心とする厳しい競争が続く職業であるが、好きな作品に参加できた時や、自分の表現がキャラクターの魅力を高めたと実感できた時、出演作品が高い評価を得たり、観客の反応に手応えがあった場合などには、大きな達成感を感じることができます。

<就業希望者へのメッセージ>

日頃の引き出しが大事。全ての経験が芝居の糧になります。色々な経験や諦めない心は、どこかでチャンスにつながる世界です。アニメやゲームが好きの気持ちは、それに親しんできた自分の耳を通して活かされることでしょいます。(就業者 20代)

学園モノの作品が多いので、学生生活としての青春の経験は芝居の引き出しになります。学生時代の人との関わりは芝居を作り上げる時に必要となるコミュニケーション能力につながります。(就業者 30代)

自分の好きなこと、モチベーションを大事に、自分の道を進んでいくといいと思います。学生時代にしか体験できないことを自分なりに楽しんでやっておくことは大事。(就業者 30代)

よく使う道具、機材、情報技術等

録音機材(マイク、ボイスレコーダー)、台本、タブレット

賃金・労働条件はどうなの?

厚生労働省の統計データによると、声優の年収は544万円、平均年齢は37.2歳、月間労働時間は166時間です。

有効求人倍率は0.56で、求人賃金(月額)は22万円となっています。

未経験から声優になるには?

入職にあたって必須となる学歴や資格はありません。一般的には、専門学校等の声優コースや声優養成所、養成講座などで学び、所属オーディションを受けて声優プロダクションや芸能事務所などに所属し、仕事の機会を待つ。実績のある事務所の所属となるには高倍率となることが多いが、合格してもすぐ仕事が入るわけではありません。声優の仕事は作品ごとの契約となるのが一般的なので、制作側が実施するオーディションなどを通して仕事を獲得していくことが必要になります。

評価が確立するまでは収入が安定せず経済的に厳しい期間が長いため、他の仕事との兼業やアルバイトで生計を立てたり、早い段階で他の仕事へ転じる人も多い。経験と実績を積み、所属事務所から独立する人もいるが、個人でフリーとして安定した活動をできる人はごく一部です。

声優が演じるキャラクターは、人間だけでなく様々な生き物や空想上の存在にも及び、きわめて幅が広い。このため、声による表現力や安定した語りの技術だけでなく、作品世界に対する理解力や演じる役柄への想像力が大切です。また、作品ごとに違うチームで仕事をすることになるので、共演者やスタッフなど周囲とのコミュニケーションを図り、制作側の指示に的確に対応する柔軟性も求められます。仕事の幅を広げるチャレンジ精神、自分の個性や得意分野をアピールする発信力も重要です。作品のキャスティングには、声質や演技力といった個人の資質だけでなく、役柄との適合性が重視されるので、時間をかけて準備をしてもオーディションでなかなか思うような結果が出ないことが多い。これを乗り切る精神的な強さや気持ちの切り替えの早さも必要となります。

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