どんな仕事?
しょうゆ(醤油)工場において、しょうゆを製造する。
製造法は本質的に江戸時代から変わらず、原料処理、製麹(せいきく)、仕込み、圧搾(あっさく)、火入れ、充てんの6工程に大別される。
しょうゆの主原料は、大豆、小麦、食塩である。大豆は、浸漬(しんし)槽で水に浸した後、蒸煮(じょうしゃ)する。小麦は炒って砕く。この大豆と小麦をほぼ等量混合したものに麹菌を純粋培養した種麹(たねこうじ)を加え、高温多湿の麹室(こうじむろ)と呼ばれる部屋で3日間管理すると、大豆と小麦の表面に麹菌が繁殖し、しょうゆ麹が出来上がる。
出来上がった麹に食塩水を加え、タンクに仕込んだものを諸味(もろみ)という。諸味は6ヶ月以上、温度、湿度を調整しながら発酵・熟成させる。これを布に包んで搾るとしょうゆになる。この搾ったままのしょうゆは生揚げ(きあげ)しょうゆと呼ばれ、火入れという加熱工程を経てしょうゆとなり、びん、ペットボトル、缶などに充填し出荷される。
全工程を一貫して行う工場と、圧搾までと火入れ以降を分業して行う工場がある。また、工場の規模によって各工程の機械化の度合いも異なり、あえて昔ながらの手造りを行っている工場もある。
工程の中で最も機械化が難しく、経験とノウハウを必要とするのが諸味の発酵・熟成工程である。この工程では、日々発酵・熟成が進む諸味の状態を見ながら、温度と湿度の調整や攪拌の要・不要などを判断しなければならない。