どんな仕事?
動物園で動物の飼育や繁殖のために様々な作業を行う。
具体的には、担当する動物の毛のつや、動き、におい、餌の食べ残しや糞の状態を観察し、健康状態をチェックすることや、運動場に出して動物舎を掃除すること、動物の生育段階や健康状態に合わせて、飼料の配合・調理を行い、餌をつくることなどが業務である。なお、あらかじめ栄養を考えて調合された固形飼料(ペレット)が普及し、餌づくりの作業が簡単になっている。餌は夕方に与えることが多いが、朝夕2回与える動物もいる。
また、動物舎の修理をしたり、病気の治療や予防接種を獣医と一緒に行ったりするのも重要な業務である。午後3時過ぎには、餌を動物舎に置いて動物を入れ、運動場を掃除する。1日の終わりには飼育日誌を書き、特に体調の異常などは細かく記録する。
最近では、絶滅の危機に直面している「希少(きしょう)動物」を上手に繁殖させて、種の保存に努めるという役割も大きくなっている。また、動物が持つ野生本来の行動を引き出すことのできるような飼育環境を整える取組(環境エンリッチメント)も飼育員の大切な仕事になっている。更に来園者を増やすため、イベントを開催したり、動物本来の生態を見せる「行動展示」など様々な方法で展示したり、人気の高い動物や希少動物を前面に打ち出して動物園の特徴をPRするなど様々な企画・運営も行っている。