どんな仕事?
水族館において魚類や海獣類などを中心とする水生生物を飼育し、餌を与えたり水槽の掃除などを行う。
水族館飼育員の一日は、開館前に展示動物がいる水槽や予備水槽を巡回し、病気の兆候を示す魚や産卵行動の有無などを確認するなど、水槽の生物の観察から始まる。新人の飼育員にとっては、この時間は先輩職員のアドバイスを受けられる貴重な機会でもあり、それがすむと裏の飼育スペース(キーパースペース)などへ移動し、その日の作業に移る。
水生生物の多くは水中にわずかに溶けている酸素をえらで呼吸し、水中に糞も尿もするため、水質管理が水生生物の飼育で最も重要な要素となる。水質管理は、水を浄化するろ過槽や水温を調節する熱交換機、更に殺菌や色成分の分解のためのオゾン装置などで構成された循環システムによって行われている。それらの設備装置が適切に作動しているかを点検、確認して、飼育水槽を常に清潔にし、生物の量、組み合わせともバランスよく保つようにしなければならない。
また、水族館では食性の異なる生物を多種展示しているため、飼育員は、種別の食性に合わせた餌を調理準備し、給餌に際しては各個体に行き渡るようにすることに多くの時間を費やしている。水質悪化を招くので、残り餌のないようにする注意が必要である。
この他、飼育スペースの清掃、水槽清掃、展示替えも日常的な業務で、水生生物を採集したり繁殖させたり、種の査定をしたり、展示の工夫、プランクトンの培養、イルカやアシカのショーをするといった仕事をする場合もある。
よく使う道具、機材、情報技術等
ろ過槽、熱交換機、オゾン装置、飼育水槽、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)