熱を利用して金属材料を接合する溶接を行う。
中卒・高卒・第二新卒の転職相談、無料で受付中
LINEで無料相談する溶接工とはどんな仕事?
熱を利用して金属材料を接合する溶接を行います。
溶接は、その接合の仕方により「融接」、「圧接」及び「ろう接」に分類されます。
ここでは最も広く利用されている融接について記載します。被溶接材(母材)の接合しようとする部分をガス炎、アーク、電子ビーム、レーザーなどの熱を用いて加熱し、母材と溶加材(溶接棒、ワイヤなど)を融合させてできた溶融金属を凝固させて接合する方法です。この接合方法では、アーク熱を利用して行うアーク溶接が最も一般的で、超高層ビル、工場や住宅などの建築物、橋、タンクや容器、ガスや石油などのパイプライン、船、発電設備などを作るときの金属材料の接合に利用されています。
溶接方法としては手溶接、半自動溶接、自動溶接があります。
手溶接の場合は、溶接棒を溶接棒ホルダにはさみ、適正な溶接電流、電圧などを調整して、これを接合する金属材料に接触させるとアークが発生し、溶接棒と金属材料が溶融するので、溶接棒を手で動かす(運棒)ことで溶接を行います。
半自動溶接の場合は、溶接棒の代わりに自動的に送給されるコイル状のワイヤを溶接トーチにつないで溶接を行います。
自動溶接の設備を用いる場合には、設備を運転、操作して電熱・電撃・ガスの炎などを利用した金属の接合、切断の工程の監視、調整を行います。
溶接によって製作した製品は、検査を行って溶接部の内部に欠陥がないか調べ、溶接部の性能を確認して品質の確保を行います。
よく使う道具、機材、情報技術等
溶接棒、溶接棒ホルダ、溶接トーチ、自動電撃防止装置、工具(手動工具、電動工具)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
実際にどんな作業をするの?
厚生労働省「job tag」のアンケートをもとに、実際にこの仕事をしている人が「やっている」と答えた作業を実施率の高い順に紹介します。
- トーチのノズルを掃除する。(実施率 92%)
- 溶接棒の代わりにコイル状に巻いたワイヤを溶接トーチにつないで溶接を行う。(実施率 86%)
- 周囲に注意しながら、クレーンを操作する。(実施率 85%)
- 溶接棒が溶融したら新しいものに取換える。(実施率 80%)
- 溶接棒と金属材料を溶融させた状態で、接合ラインに沿って溶接トーチを手で動かす(運棒)。(実施率 78%)
賃金・労働条件はどうなの?
厚生労働省の統計データによると、溶接工の年収は454.7万円、平均年齢は41.8歳、月間労働時間は167時間です。
有効求人倍率は2.67で、求人賃金(月額)は25.4万円となっています。
未経験から溶接工になるには?
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。工業系の高校等を卒業後入職することが多い。公共職業訓練校等で技能を身につけてから入職する場合もあります。他の職業からの中途採用もあります。新規学卒者は、学校、ハローワークの紹介がほとんどです。中途採用は、ハローワーク、新聞、求人広告等で行われています。
アーク溶接やガス溶接を行う場合には、法律に定められた講習等を修了することが必要である(「アーク溶接作業者」、「ガス溶接作業者」)。また、実務経験3年以上で受けられる「ガス溶接作業主任者」があります。
関係団体が認定する「溶接作業技能者」、「溶接作業指導者」の資格もあります。工場認定あるいは官公庁における工事発注の際の、設計や品質管理の責任者となるには「溶接管理技術者」が必要です。
一般に重量物を製作し、かがみ作業、立ち作業などもあり体力が必要です。また、常に安定した気持ちで仕事を続けられる忍耐力も重要です。特に運棒のために腕の器用さや視力がよいことも求められます。
関連する資格
- ガス溶接作業主任者
- 溶接管理技術者1級
- 溶接管理技術者2級
- 溶接作業指導者
- 溶接技能者
- アーク溶接技能者(専門級)
- アーク溶接技能者(基本級)