金属、プラスチック、セラミックスなどの表面を薄い金属の被膜で覆う「めっき」を行う。
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LINEで無料相談するめっき工とはどんな仕事?
金属、プラスチック、セラミックスなどの表面を薄い金属の被膜で覆う「めっき」を行います。
めっきは、さびや腐食を防いだり(防錆機能)、品物を美しく見せることによって価値を高める(装飾機能)、また、傷や摩耗を防いだり(機械的特性)、電気を伝わりやすくする(電気的特性)などの目的で広く使われています。
めっきの方法は、水溶液を用いてめっきする「湿式めっき」と真空中で蒸発させた金属を用いる「乾式めっき」に大別されます。「湿式めっき」には、電気を用いてめっきする「電気めっき」と化学反応を用いてめっきする「化学めっき(無電解めっき)」が、「乾式めっき」には「真空めっき」などがあります。普通、めっきというと電気めっきや化学めっきをさします。電気めっきは、金属塩を含む電解質溶液の中でめっきされる金属を陰極として電気分解し、陰極の表面にめっき金属が析出する電気化学反応を利用して行います。
めっき工は、通常、まず治具(じぐ)にかけられた素材を、酸、アルカリ、脱脂液、めっき液、水の入った処理槽に何回も出し入れする作業を行います。次に、乾燥を終えためっき製品を治具から取りはずし、検査後、梱包作業にまわします。
処理槽への治具の出し入れと搬送は、昔は手作業であったが、最近は、一部ホイストなどによる半自動式の他、自動めっき装置で脱脂から乾燥までの全工程を行う完全自動装置が普及しています。これにともなって、めっき工の仕事は、めっきの前処理のための素材のブラッシングや重量物の運搬といった肉体労働中心から、ホイストの操作や自動めっき装置による電流・時間調整の作業に変わってきています。
よく使う道具、機材、情報技術等
治具(じぐ)、ホイスト、自動めっき装置、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
実際にどんな作業をするの?
厚生労働省「job tag」のアンケートをもとに、実際にこの仕事をしている人が「やっている」と答えた作業を実施率の高い順に紹介します。
- 素材の洗浄、研磨といった前処理を行う。(実施率 100%)
- めっき処理槽や治具(ジグ)の保守・点検を行う。(実施率 100%)
- 処理槽の溶液の配合や点検・供給を行う。(実施率 98%)
- めっき加工後の製品の検査を行う。(実施率 98%)
- 原材料や部品の品質管理をする。(実施率 98%)
賃金・労働条件はどうなの?
厚生労働省の統計データによると、めっき工の年収は448.5万円、平均年齢は43.1歳、月間労働時間は168時間です。
有効求人倍率は6.77で、求人賃金(月額)は23.3万円となっています。
未経験からめっき工になるには?
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。工業系の高校等を卒業し入職するのが一般的です。また、他の職業からの中途採用もあります。
新規学卒者は、学校、ハローワークの紹介がほとんどです。中途採用は、ハローワーク、新聞、求人広告等で行われています。
入職後、現場でのめっき作業の実務経験を重ねる中で各種の資格を取得していくのが一般的です。公共職業訓練校に入校してめっき技術を習得することもできます。
関連資格として厚生労働省が定める技能検定の「めっき技能士」があります。また、労働安全衛生法に定める「特定化学物質作業主任者」や「有機溶剤作業主任者」などの資格があります。この他にも「毒物劇物取扱責任者」、「公害防止管理者」などの国家資格も持っていると有利です。
めっきの段取りやめっきの厚み指定を行うために、めっきの種類、品物、要求品質に応じた薬品層の組成と処理条件など、めっきに関する基礎知識を持っている必要があります。高温多湿の作業環境の中で立ち作業を行う場合もあり、一定の体力が必要です。
関連する資格
- めっき技能士
- 特定化学物質作業主任者
- 有機溶剤作業主任者
- 毒物劇物取扱責任者
- 公害防止管理者