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自動車組立とはどんな仕事?未経験から就くには?

📚 工場・製造

自動車のボディ(車体)にドアやエンジンなどを組み付けて、完成車を組み立てる。

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自動車組立とはどんな仕事?

自動車のボディ(車体)にドアやエンジンなどを組み付けて、完成車を組み立てります。

自動車の製造過程は、企画、デザイン、設計などの開発、生産性の検討、工程計画、設備調達などの生産準備、そして生産の3工程に分けられます。このうち生産工程は、鉄板を型に合わせてプレスし、部品(パネル)を作るプレス工程、パネルを溶接ロボットでつないでボディの骨格を組み立てる溶接工程、ボディにさび止め処理と塗装を行う塗装工程、エンジン製造工程、組立工程、検査工程に分けられるが、自動車組立の仕事は組立工程を担っています。

自動車は、ネジなども含めると約4,000種類、個数にして約3万個の部品で構成されているが、この組立工程ですべての部品が取り付けられることになります。なかでもメインとなる部品がエアコンなどの操作スイッチや計器が並んだインストルメントパネル、車体前後のガラス、バンパー、シャーシ、エンジン、シート、タイヤ、ドアです。このうちシャーシにはサスペンションやトランスミッション、ステアリングギアなど足回り部品を事前に組み込んでおいたものをエンジンとともに、電動リフターで持ち上げた車体(ボディとも言い、自動車の胴体部分)の下から取り付けます。シートはロボットアームを使って車体に設置し、タイヤは4体のロボットを使ってはめ込み、ネジで締めます。ドアは可動式の機械に固定してネジで留めます。すべての部品の取り付けが終わったら、ガソリンを少量入れて、作業員が運転して検査工程へ送ります。

これらの部品の取り付け作業は、通常、いくつかの部品の組み付けを数人で分担する分業体制をとって、コンベアを組み合わせたラインで流れ作業の形態で行われます。ラインを流れてくる車両や機能ユニットに部品を組み合わせ、ボルト、ナットで締め付けて車両やユニットなどを完成させます。ライン上の作業は細かく分けられているので、1人が担当する作業は作業内容によって異なるが1分から10分程度で終了します。いずれにしても、決められた手順に従って仕事を進めていけば、一定時間内に正確に組立が完了するように作業が組まれています。

自動車組立の場合、同一ラインで生産する同一車型(同車種)の車でも、出荷先、塗色、グレードなどによってそれぞれ仕様が異なるため、各作業者は指示書に基づき、誤りなく部品を組み付けていく必要があります。また、こうして組付けがすべて終了した車両は完成検査工程に回され、その主要な性能、機能が基準を満たしているかどうかをチェックし、必要があれば調整します。

自動車の生産は自動車のパーツごとにいくつかの工程に分かれており、その工程によっては一人で組付けを担当することもあれば、数名から10数名のチームで組付けを行うこともあります。

最近では、コンベア上を次から次へと移動してくる車体に組立担当が同じ作業を繰り返す方式ではなく、組立工が車体を積載した搬送ユニットに乗り込んで、複数部品の組み付けを行う「セル生産方式」を採用している例もあります。

実際にどんな作業をするの?

厚生労働省「job tag」のアンケートをもとに、実際にこの仕事をしている人が「やっている」と答えた作業を実施率の高い順に紹介します。

  • 安全確保のため、同僚と声を掛け合う。(実施率 93%)
  • 製造の異変に気付いたとき、機械を一時停止するよう担当者に連絡する。(実施率 93%)
  • ラインを流れてくる車両や機能ユニットに、部品を組み合わせて、ボルトやナットで締め付ける。(実施率 77%)
  • 組み立てラインに部品を供給する。(実施率 77%)
  • 自動車の内装や外装品に、はけ、その他の接着用機器を使い、樹脂成形品、ビニールレザーやパッド類を接着する。(実施率 57%)

賃金・労働条件はどうなの?

厚生労働省の統計データによると、自動車組立の年収は591.7万円、平均年齢は41歳、月間労働時間は159時間です。

有効求人倍率は0.66で、求人賃金(月額)は22.7万円となっています。

未経験から自動車組立になるには?

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。

入職後は、基本的な研修を受け、その後は実際に作業をしながら技能・技術を習得していくのが一般的です。最近は、組付部品の指示にはコンピューターが用いられ、組み付ける際の位置もセンサーで正確に計算するので勘や経験に頼ることは少ない。未経験者でも研修を受ければ作業に入ることができることが多い。あとは先輩の指導を受けながら経験を積んで熟練度を上げていくことになります。経験を積むと、班長、ライン長などの管理・監督職に昇進していきます。キャリアパスとしては、上記のように部門内でキャリアアップしていくほかに、社内の認定基準を満たして完成車両検査員になるなど、他部門へ異動するケースもあります。

長時間の立ち仕事が多いので、一定の体力が必要です。同じ作業を繰り返し行う仕事なので、持続力や注意力も求められます。

ベテランになるに従って、単一作業にとどまらない複数の作業を習得し、さらに工場生産についての全体の仕組みと自動車の構造を熟知した上で生産方法の改善を考える力や、後輩を指導しチームとしての成果を上げる力が求められるようになります。

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