各種の染料、薬品などを用いて、機械装置により、糸や織編物(おりあみもの)に染色整理加工(染色と仕上げ)を行う。
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LINEで無料相談する染色工/染色設備オペレーターとはどんな仕事?
各種の染料、薬品などを用いて、機械装置により、糸や織編物(おりあみもの)に染色整理加工(染色と仕上げ)を行います。
糸や織編物は、綿、羊毛などの天然繊維や、レーヨンなどの化学繊維、ナイロン、ポリエステルなどの合成繊維を原料としており、染色整理加工ではこれらの原料に最終用途にあわせた色柄をつけたり、表面を平滑にしたり、手触りをよくするなどの物理的・化学的な処理を施すことから、それぞれ異なった機械や薬品が使用されます。
染色工程は、生地を一色に染める無地染と、一色又は多色を使って柄染をする捺染(なっせん、プリント)に分けられます。シャツなどのポリエステル織物の無地染では、まず染色機に一定量の水を入れ、機械を始動させ、前工程の精練漂白を終えた生地を機械に入れ、あらかじめ設定しておいたプログラムで自動運転に切り替えます。染料と薬品を計量しておくと、自動的に染料と薬品が投入されて、染色が行われます。
染色が終わると、サンプルをチェックして、洗浄に移り、染色加工の最終仕上げとして、防縮(縮みを防ぐ)加工、光沢やつや出し加工、防炎加工等、また最近では撥水加工、撥油加工、吸汗加工、しわ加工、起毛加工、コーティング・ラミネート作業なども施されています。
最後に検査工程で生地をチェックし、不良部分を取り除きます。
糸の染色整理加工工程も同様に、精練、漂白、水洗を経て、染色、水洗という順に作業が進められます。毛織物の染色整理加工の場合は、「縮絨性(しゅくじゅうせい)」という毛が縮む性質があるため、特別の方法が必要で、染色工程よりも整理加工工程に重点があるのが特徴です。
これらの作業は、現在では大部分が電子制御の機械で処理されているが、加工後の微妙なタッチなどは、目や手で判断することも染色の担当の大切な仕事です。
よく使う道具、機材、情報技術等
機械装置、染色機
実際にどんな作業をするの?
厚生労働省「job tag」のアンケートをもとに、実際にこの仕事をしている人が「やっている」と答えた作業を実施率の高い順に紹介します。
- 仕様書に従って染料と薬品を計量する。(実施率 87%)
- 試験染めをする。(実施率 87%)
- 染色終了後、サンプルを切り取り、色が正常かどうかのチェックをする。(実施率 78%)
- 自動で染色をする機械に一定量の水を入れ、機械を始動する。(実施率 74%)
- サンプルが正常であれば、続けて自動的に洗浄をするために機械を操作する。(実施率 74%)
賃金・労働条件はどうなの?
厚生労働省の統計データによると、染色工/染色設備オペレーターの年収は319.4万円、平均年齢は45.8歳、月間労働時間は168時間です。
有効求人倍率は3.6で、求人賃金(月額)は21.2万円となっています。
未経験から染色工/染色設備オペレーターになるには?
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。新規学卒者は、業務のデジタル化やメカトロニクス化の進展等により仕事が労働集約型から知識集約型に変わりつつあり、大卒者等も入職しています。求人は学校やハローワークなどを通じて行われます。中途採用もあります。生産現場で多くの化学薬品や機械設備を使用するので、化学系や機械系の学科を専攻し、それらの知識を身につけていれば有利になります。
染色整理加工は、素材や色、手触りなどが重要な要素であり、コンピュータ制御が発達した現在でも感性の領域までの制御はできず、微妙な調整をするためには経験を積む必要がある
関連資格として、厚生労働省が定める技能検定の「染色技能士」があり、資格を取得すると技能の証明として評価されます。
化学や素材に関する深い知識に加えて、コンピュータによってプログラム化された染色作業を制御するための技術も必要です。最終的な調整部分では、人間の美的感覚が必要とされ、ファッションやテキスタイルデザイン等の知識も求められます。
関連する資格
- 1級染色技能士
- 2級染色技能士