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SHIGOTO COLUMN

システムエンジニア(基盤システム)とはどんな仕事?未経験から就くには?

📚 技術・エンジニア

ITインフラ(情報システムのインフラ:基盤システム)を設計、開発する。

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システムエンジニア(基盤システム)とはどんな仕事?

ITインフラ(情報システムのインフラ:基盤システム)を設計、開発します。サーバーを設置、設定し、OS(オペレーティングシステム)等をインストールし、ストレージ(記憶装置)やネットワークを設定するエンジニアであるが、最近はクラウド上にバーチャルでシステムを構築することも多くなっており、この場合、ハードウェアにまったく触れず、設計、開発を行います。インフラエンジニアとも呼ばれます。

ITインフラには、サーバー、ストレージ、ネットワーク、パソコンなどのハードウェア、またデータベースなどのミドルウェア、その上で動くアプリケーションがあります。大規模なシステムでは、専門のネットワークエンジニア、データベースエンジニア等が分担して行う場合もあるが、ITインフラの開発として一人で行う場合もあります。既存のITインフラの拡張や機能追加を行う場合もあります。

仕事の流れをみると、顧客の要望を聞取り、どのようなITインフラが求められているか明確にする(要件定義)。次いで使用するハードウェアやOSなどのソフトウェアを選択し、ITインフラの構成を決めていく(設計)。この工程で設計書を作成するが、主な内容は、機能、構成、性能、信頼性、予算、開発工程です。

設計に基づき、機器などを導入して実際にシステムを作る(構築)。この工程では、機器やソフトウェアを発注し、機器の設置場所に搬入し、組み立て、配線などを作業員に指示しながら行い、その後OS、ミドルウェアなどをインストールします。

システムの構築が完了したら、そのシステムを利用し開発等を行うエンジニアに引き継ぎます。引き継いだ開発過程で疑問や問題が生じた場合はそれに対応します。この開発段階で不具合や改善点(レスポンス、安定性、想定通り稼働しない、等々)があれば、導入したハードウェア、ネットワーク、OS等を確認し、設定を見直したり、場合によっては部分的に入れ替えたりすることもあります。運用開始後、開発したITインフラに不具合や改善点が生じた場合はそれに対応します。

ITインフラの開発過程は今後の開発や保守のためにドキュメントとして整理します。

ITインフラはサーバーなどを顧客の施設に設置し、運用していたが、最近ではクラウドでの運用が多くなっています。大手IT企業が膨大な数のサーバーを設置したデータセンターを建設し、その中で顧客毎に仮想のITインフラを構築できるようにしています。顧客はITインフラがどこかにあるか意識することなく運用できます。このようなサービスは、ハードウェア、OS等をネットワーク上のサービスとして提供するIaaS(イアース:Infrastructure as a Service)、これに加えミドルウェアも提供するPaaS(パース:Platform as a Service)、さらにアプリケーションも提供するSaaS(サース:Software as a Service)等が展開されています。これらのサービスは導入コストや維持管理コストが削減でき、拡張性にすぐれ、信頼性も高く、運用保守もしやすいため、利用が広がっています。これに伴いシステムエンジニア(基盤システム)の仕事はこれらネット上の各種サービスを分析し、設定や調整を行い、システムを構築するものになっています。

<就業希望者へのメッセージ>

基盤システムは、シスエムエンジニアが設計・開発する中で最大級の大規模なもので、文字どおりITの基盤です。いろいろな経験と知識を活かし開発・設計する、エンジニアとして一つの目標となる仕事です。(就業者 20代)

よく使う道具、機材、情報技術等

サーバー、OS(オペレーティングシステム)、ストレージ(記憶装置)、ネットワーク、クラウド(IaaS、PaaS、SaaS)、表計算ソフト(Excel、GoogleGoogleスプレッドシート等)、プレゼン資料作成ソフト(PowerPoint、Keynote等)、コラボレーション・ツール(情報共有、スケジュール管理、リモート・ミーティング)、パソコン、タブレット

実際にどんな作業をするの?

厚生労働省「job tag」のアンケートをもとに、実際にこの仕事をしている人が「やっている」と答えた作業を実施率の高い順に紹介します。

  • システムの基盤機能やデータ移行・運用をテストする。(実施率 98%)
  • 顧客の要望を聞取り、どのようなITインフラが求められているか明確にする(要件定義)。(実施率 96%)
  • 設計書(ITインフラの機能、構成、性能、予算、開発工程)を作成する。(実施率 93%)
  • プロジェクトの進捗を管理する。(実施率 93%)
  • 顧客がシステムを利用するためのマニュアルを作成する。(実施率 93%)

賃金・労働条件はどうなの?

厚生労働省の統計データによると、システムエンジニア(基盤システム)の年収は889万円、平均年齢は38.3歳、月間労働時間は173時間です。

有効求人倍率は2.28で、求人賃金(月額)は34.4万円となっています。

未経験からシステムエンジニア(基盤システム)になるには?

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、大卒、大学院卒が多く、高専卒もいます。理系が多いが文系もいます。

新卒で入社した場合、3ヵ月程度、研修を受け、配属されます。仕事をしながらOJTで実践力や応用力を身につけていきます。その後、定期的に集合研修を受けたり、リモートでの研修を受けたりする会社もあります。開発での設計書を社内で相互にレビューし、お互いの技術をチェックすることもあります。

中途入社の場合は、経験者が同業他社からの転入してくることが多い。システム開発等の経験を積み、ITインフラの開発を担当するようになる場合もあります。

その後のキャリアパスとしては、プロジェクトマネージャから管理職となったり、特定分野のスペシャリストとなったりします。経験を積みIT分野のコンサルタントとなる場合もあります。

関連資格として基本情報技術者、応用情報技術者、システムアーキテクト、ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト等があり、仕事をしながら受験する者もいます。

ITインフラの設計、構築、また、ネットワーク、サーバー等に関する知識とスキルが必要です。顧客から問題点やニーズを聞き出し、システム構築では様々なエンジニアとのチーム作業となるため、コミュニケーション能力も重要です。クラウドとして提供されるIaaS、PaaS、SaaSはサービスや機能が日々、発展しています。これに伴いそれぞれの仕様も変化しており、この発展、変化をフォローしていくことも求められます。

関連する資格

  • 基本情報技術者
  • 応用情報技術者
  • システムアーキテクト
  • ネットワークスペシャリスト
  • データベーススペシャリスト

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