システムエンジニア(基盤システム)

社内システムエンジニア(主にシステムの設計に従事するもの)システムアーキテクトシステム設計技術者ソフトウェアアーキテクトITアーキテクトインフラエンジニア基盤システムエンジニア
正社員が中心

ITインフラ(情報システムのインフラ:基盤システム)を設計、開発する。

就業者数
656,770
賃金(年収)
889万円
年齢
38.3
労働時間
173h/月
求人賃金(月額)
34.4万円
有効求人倍率
2.28
WHAT

どんな仕事?

ITインフラ(情報システムのインフラ:基盤システム)を設計、開発する。サーバーを設置、設定し、OS(オペレーティングシステム)等をインストールし、ストレージ(記憶装置)やネットワークを設定するエンジニアであるが、最近はクラウド上にバーチャルでシステムを構築することも多くなっており、この場合、ハードウェアにまったく触れず、設計、開発を行う。インフラエンジニアとも呼ばれる。

ITインフラには、サーバー、ストレージ、ネットワーク、パソコンなどのハードウェア、またデータベースなどのミドルウェア、その上で動くアプリケーションがある。大規模なシステムでは、専門のネットワークエンジニア、データベースエンジニア等が分担して行う場合もあるが、ITインフラの開発として一人で行う場合もある。既存のITインフラの拡張や機能追加を行う場合もある。

仕事の流れをみると、顧客の要望を聞取り、どのようなITインフラが求められているか明確にする(要件定義)。次いで使用するハードウェアやOSなどのソフトウェアを選択し、ITインフラの構成を決めていく(設計)。この工程で設計書を作成するが、主な内容は、機能、構成、性能、信頼性、予算、開発工程である。

設計に基づき、機器などを導入して実際にシステムを作る(構築)。この工程では、機器やソフトウェアを発注し、機器の設置場所に搬入し、組み立て、配線などを作業員に指示しながら行い、その後OS、ミドルウェアなどをインストールする。

システムの構築が完了したら、そのシステムを利用し開発等を行うエンジニアに引き継ぐ。引き継いだ開発過程で疑問や問題が生じた場合はそれに対応する。この開発段階で不具合や改善点(レスポンス、安定性、想定通り稼働しない、等々)があれば、導入したハードウェア、ネットワーク、OS等を確認し、設定を見直したり、場合によっては部分的に入れ替えたりすることもある。運用開始後、開発したITインフラに不具合や改善点が生じた場合はそれに対応する。

ITインフラの開発過程は今後の開発や保守のためにドキュメントとして整理する。

ITインフラはサーバーなどを顧客の施設に設置し、運用していたが、最近ではクラウドでの運用が多くなっている。大手IT企業が膨大な数のサーバーを設置したデータセンターを建設し、その中で顧客毎に仮想のITインフラを構築できるようにしている。顧客はITインフラがどこかにあるか意識することなく運用できる。このようなサービスは、ハードウェア、OS等をネットワーク上のサービスとして提供するIaaS(イアース:Infrastructure as a Service)、これに加えミドルウェアも提供するPaaS(パース:Platform as a Service)、さらにアプリケーションも提供するSaaS(サース:Software as a Service)等が展開されている。これらのサービスは導入コストや維持管理コストが削減でき、拡張性にすぐれ、信頼性も高く、運用保守もしやすいため、利用が広がっている。これに伴いシステムエンジニア(基盤システム)の仕事はこれらネット上の各種サービスを分析し、設定や調整を行い、システムを構築するものになっている。

<就業希望者へのメッセージ>

基盤システムは、シスエムエンジニアが設計・開発する中で最大級の大規模なもので、文字どおりITの基盤です。いろいろな経験と知識を活かし開発・設計する、エンジニアとして一つの目標となる仕事です。(就業者 20代)

よく使う道具、機材、情報技術等

サーバー、OS(オペレーティングシステム)、ストレージ(記憶装置)、ネットワーク、クラウド(IaaS、PaaS、SaaS)、表計算ソフト(Excel、GoogleGoogleスプレッドシート等)、プレゼン資料作成ソフト(PowerPoint、Keynote等)、コラボレーション・ツール(情報共有、スケジュール管理、リモート・ミーティング)、パソコン、タブレット

TASK

タスク(仕事に含まれるこまかな作業)

この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。

システムの基盤機能やデータ移行・運用をテストする。
実施率 97.8%
重要度 3.23
顧客の要望を聞取り、どのようなITインフラが求められているか明確にする(要件定義)。
実施率 95.6%
重要度 3.54
設計書(ITインフラの機能、構成、性能、予算、開発工程)を作成する。
実施率 93.3%
重要度 3.21
プロジェクトの進捗を管理する。
実施率 93.3%
重要度 3.38
顧客がシステムを利用するためのマニュアルを作成する。
実施率 93.3%
重要度 2.81
使用するハードウエアやOSなどのソフトウエアを選択し、ITインフラの構成を決めていく(設計)。
実施率 91.1%
重要度 3.17
設計に基づき、機器などを導入して実際にシステムを作る(構築)。
実施率 91.1%
重要度 3.42
OS、ミドルウェアなどをインストールする。
実施率 88.9%
重要度 3.10

全27タスク中 上位8件を表示

PROFILE

しごと能力プロフィール

興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。

興味(RIASEC 6タイプ)

スキル ― 上位項目

39項目中
プログラミング
読解力
傾聴力
要件分析(仕様作成)
他者との調整
文章力

知識 ― 上位項目

33項目中
通信技術
コンピュータと電子工学
設計
事務処理
コミュニケーションとメディア
顧客サービス・対人サービス

仕事の性質 ― 上位項目

39項目中
電子メール
座り作業
空調のきいた屋内作業
他者とのかかわり
厳密さ、正確さ
グループやチームでの仕事

アビリティ ― 上位項目

35項目中
トラブルの察知
発話理解
発話表現
記述理解
記述表現
演繹的推論
HOW TO

就くには

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、大卒、大学院卒が多く、高専卒もいる。理系が多いが文系もいる。

新卒で入社した場合、3ヵ月程度、研修を受け、配属される。仕事をしながらOJTで実践力や応用力を身につけていく。その後、定期的に集合研修を受けたり、リモートでの研修を受けたりする会社もある。開発での設計書を社内で相互にレビューし、お互いの技術をチェックすることもある。

中途入社の場合は、経験者が同業他社からの転入してくることが多い。システム開発等の経験を積み、ITインフラの開発を担当するようになる場合もある。

その後のキャリアパスとしては、プロジェクトマネージャから管理職となったり、特定分野のスペシャリストとなったりする。経験を積みIT分野のコンサルタントとなる場合もある。

関連資格として基本情報技術者、応用情報技術者、システムアーキテクト、ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト等があり、仕事をしながら受験する者もいる。

ITインフラの設計、構築、また、ネットワーク、サーバー等に関する知識とスキルが必要である。顧客から問題点やニーズを聞き出し、システム構築では様々なエンジニアとのチーム作業となるため、コミュニケーション能力も重要である。クラウドとして提供されるIaaS、PaaS、SaaSはサービスや機能が日々、発展している。これに伴いそれぞれの仕様も変化しており、この発展、変化をフォローしていくことも求められる。

学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)

大卒
84.1%
専門学校卒
18.2%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
13.6%
高専卒
11.4%
高卒
4.5%
わからない
4.5%
高卒未満
2.3%
博士課程卒
2.3%
特に必要ない
27.3%
1ヶ月超~6ヶ月以下
22.7%
わからない
18.2%
6ヶ月超~1年以下
9.1%
1年超~2年以下
6.8%
2年超~3年以下
6.8%
1ヶ月以下
4.5%
3年超~5年以下
2.3%
5年超~10年以下
2.3%
特に必要ない
38.6%
1ヶ月超~6ヶ月以下
18.2%
わからない
15.9%
6ヶ月超~1年以下
9.1%
1年超~2年以下
4.5%
3年超~5年以下
4.5%
5年超~10年以下
4.5%
1ヶ月以下
2.3%
10年超
2.3%
2年超~3年以下
25.0%
6ヶ月超~1年以下
15.9%
1年超~2年以下
15.9%
3年超~5年以下
11.4%
わからない
11.4%
1ヶ月超~6ヶ月以下
9.1%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
4.5%
5年超~10年以下
4.5%
1ヶ月以下
2.3%

関連資格

基本情報技術者応用情報技術者システムアーキテクトネットワークスペシャリストデータベーススペシャリスト

関連団体

FORM

一般的な就業形態

正規の職員、従業員
90.9%
契約社員、期間従業員
13.6%
派遣社員
11.4%
自営、フリーランス
11.4%
経営層(役員等)
6.8%
パートタイマー
2.3%
アルバイト(学生以外)
2.3%
アルバイト(学生)
2.3%

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