SHIGOTO COLUMN

調香師とはどんな仕事?未経験から就くには?

📚 専門職・クリエイティブ

香水、化粧品、ボディソープなどのパーソナルケアから、液体洗剤、柔軟剤、芳香剤などのホームケアまでの様々な製品に使用される調合香料(フレグランス)を創る。

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調香師とはどんな仕事?

香水、化粧品、ボディソープ、シャンプー、入浴剤などのパーソナルケアから、液体洗剤、柔軟剤、芳香剤、食器洗剤などのホームケアまで様々な製品に使用される調合香料(フレグランス)を創ります。「パフューマ-」と呼ばれることもあります。

まず、依頼主(企業・部門)から依頼を受けて、どのような香りが人々に好まれているか、どのような製品に使われるのかを把握し、その条件に適合した香りを思い描きます。そして、数百~数千もある香料の中から使用する原料を選定して調合割合を決め、処方箋を作成します。

調合香料は処方箋にしたがって、精密天秤で正確に調合されます。香料が完成すると、それぞれの製品に合わせた基材に賦香し、においの強さや良し悪しを評価します。その後、要望に沿った香りに仕上がるまで何度か改良を繰り返し、処方箋を完成させます。

完成した香料見本を依頼主に渡し、採用されれば工場で生産が始まります。また、自主的に新しい香りを生み出す創作研究も行っています。

なお、調香師の中でも食品や飲料に使用される食品用香料(フレーバー)を創る人は「フレーバリスト」と呼ばれます。

よく使う道具、機材、情報技術等

精密天秤

実際にどんな作業をするの?

厚生労働省「job tag」のアンケートをもとに、実際にこの仕事をしている人が「やっている」と答えた作業を実施率の高い順に紹介します。

  • 依頼主と打ち合わせを行い、消費者の好みなどを考えて、条件に適合した香りのイメージをつくる。(実施率 100%)
  • 香料の中から使用する原料を選定して調合割合を決め、処方せんを作成する。(実施率 100%)
  • 調合を修正し、処方せんを完成させる。(実施率 100%)
  • 完成した香料を化粧品や食品に添加して、試用や試食を行い、効果を確認する。(実施率 100%)
  • 見本をテストにかけて、においの強さや良し悪しを評価する。(実施率 97%)

賃金・労働条件はどうなの?

厚生労働省の統計データによると、調香師の年収は583.3万円、平均年齢は41.7歳、月間労働時間は158時間です。

有効求人倍率は0.43で、求人賃金(月額)は27.5万円となっています。

未経験から調香師になるには?

入職にあたって特に資格や免許は必要とされないが、専門学校、大学を卒業している者が一般的です。調香師には、農芸化学、生物化学、薬学など化学系の出身者が多いが、文科系の出身者も活躍しています。

香料会社が毎年採用する新規学卒者の中から適性を考慮して、若干名を養成するのが一般的です。また、中途採用の場合もあります。

入職後は1,000種類以上もある香料原料の香りを毎日のように嗅いで記憶し、識別できるようにします。単品の香料が嗅ぎ分けられるようになったら、簡単な組合せのもの、何十種類の香料を組み合わせた複雑なものと、段階を踏んで訓練を進めていきます。併せて、香料の組合せ(アコード)や調合を学び、5~10年の経験を経て一人前になります。ヨーロッパなど海外の調香の専門学校へ留学したり、入職後に海外の香料会社で研修を行うなど、技術を学ぶ場合もあります。

香りに対する興味を持っていること、嗅覚が敏感であること、イメージを香りで表現する芸術的センスなどが求められます。また、仕事の上で嗅覚が重要なので、体調管理が必要とされます。

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