WHAT どんな仕事?
香水、化粧品、ボディソープ、シャンプー、入浴剤などのパーソナルケアから、液体洗剤、柔軟剤、芳香剤、食器洗剤などのホームケアまで様々な製品に使用される調合香料(フレグランス)を創る。「パフューマ-」と呼ばれることもある。
まず、依頼主(企業・部門)から依頼を受けて、どのような香りが人々に好まれているか、どのような製品に使われるのかを把握し、その条件に適合した香りを思い描く。そして、数百~数千もある香料の中から使用する原料を選定して調合割合を決め、処方箋を作成する。
調合香料は処方箋にしたがって、精密天秤で正確に調合される。香料が完成すると、それぞれの製品に合わせた基材に賦香し、においの強さや良し悪しを評価する。その後、要望に沿った香りに仕上がるまで何度か改良を繰り返し、処方箋を完成させる。
完成した香料見本を依頼主に渡し、採用されれば工場で生産が始まる。また、自主的に新しい香りを生み出す創作研究も行っている。
なお、調香師の中でも食品や飲料に使用される食品用香料(フレーバー)を創る人は「フレーバリスト」と呼ばれる。
よく使う道具、機材、情報技術等
精密天秤
TASK タスク(仕事に含まれるこまかな作業)
この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。
依頼主と打ち合わせを行い、消費者の好みなどを考えて、条件に適合した香りのイメージをつくる。
重要度 4.75
香料の中から使用する原料を選定して調合割合を決め、処方せんを作成する。
重要度 4.97
調合を修正し、処方せんを完成させる。
重要度 4.64
完成した香料を化粧品や食品に添加して、試用や試食を行い、効果を確認する。
重要度 4.86
見本をテストにかけて、においの強さや良し悪しを評価する。
重要度 4.74
処方せんに従って、においを確認しながら精密天秤で香料を秤量して調合し、見本をつくる。
重要度 4.41
香料見本を製作し、製品の開発工程に提示する。
重要度 4.21
PROFILE しごと能力プロフィール
興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。
HOW TO 就くには
入職にあたって特に資格や免許は必要とされないが、専門学校、大学を卒業している者が一般的である。調香師には、農芸化学、生物化学、薬学など化学系の出身者が多いが、文科系の出身者も活躍している。
香料会社が毎年採用する新規学卒者の中から適性を考慮して、若干名を養成するのが一般的である。また、中途採用の場合もある。
入職後は1,000種類以上もある香料原料の香りを毎日のように嗅いで記憶し、識別できるようにする。単品の香料が嗅ぎ分けられるようになったら、簡単な組合せのもの、何十種類の香料を組み合わせた複雑なものと、段階を踏んで訓練を進めていく。併せて、香料の組合せ(アコード)や調合を学び、5~10年の経験を経て一人前になる。ヨーロッパなど海外の調香の専門学校へ留学したり、入職後に海外の香料会社で研修を行うなど、技術を学ぶ場合もある。
香りに対する興味を持っていること、嗅覚が敏感であること、イメージを香りで表現する芸術的センスなどが求められる。また、仕事の上で嗅覚が重要なので、体調管理が必要とされる。
学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
80.6%
関連団体