上場企業において、その企業の経営に関する事項をアナリストや投資家に対して提供する。
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LINEで無料相談するIR広報担当とはどんな仕事?
上場企業において、その企業の経営に関する事項をアナリストや投資家に対して提供します。
IR(インベスターリレーションズ)とは株主・投資家に対して投資判断に必要な企業情報を適時、公平に継続して提供する活動を意味し、アナリスト・投資家との間で良好な関係を築き、アナリストや投資家が企業価値を適正に評価できるようにするものです。PR広報もその企業の価値の増大を目的とするものであるが、「パブリック」リレーションのとおり、その対象が広範にわたっていることと対比させれば、IR広報は、企業広報の中の専門的な一分野であると位置付けることができます。
具体的な業務としては、大きくは、対面(対人)活動と報告書・出版物の作成・発行とに分かれます。
対面(対人)活動は、企業説明会、決算説明会、事業部門説明会、施設見学会等を設定し、経営方針や企業理念の説明等を行うこと、アナリスト・投資家等との個別ミーティング、勉強会等の計画、実施、マスメディア等の取材への対応も担当します。
取締役会や経営会議、あるいは取締役や経営者に対して、直接、投資家をはじめとした市場の声を報告・説明することも重要な仕事です。報告書・出版物の作成・発行には、定期的なレポートの作成と関係者への送付、アニュアルレポートの作成・発行、これらを整理・統合した事業報告書、環境報告書、CSR報告書などの出版物の作成・発行から、適宜のプレスリリースなどが含まれます。さらに、ウェブサイト上で提供されるIR情報の企画・管理・運営も行います。
これらを適切に遂行するため、外部機関が開催する勉強会等に参加し、最新の情報を収集することはもちろん、経理・財務はじめ企画や営業、技術など社内の関連部門から情報を収集することが求められます。業界によっては、投資家の欲しい情報が経営事項にとどまらず、研究や専門技術の範疇に及ぶこともあり、社内の広い人脈が必要です。
よく使う道具、機材、情報技術等
文書作成ソフト(Word、一太郎等)、プレゼン資料作成ソフト(PowerPoint、Keynote等)、パソコン
実際にどんな作業をするの?
厚生労働省「job tag」のアンケートをもとに、実際にこの仕事をしている人が「やっている」と答えた作業を実施率の高い順に紹介します。
- 経理・財務はじめ企画や営業、技術など社内の関連部門から情報を収集する。(実施率 97%)
- 経営方針や企業理念を紹介する企業説明会、決算説明会、施設見学会等を設定し、説明等を行う。(実施率 90%)
- レポートを定期的に作成し、関係者へ送付する。(実施率 90%)
- プレスリリースを作成・発出する。(実施率 90%)
- IRサイトを運営する。(実施率 87%)
賃金・労働条件はどうなの?
厚生労働省の統計データによると、IR広報担当の年収は528.7万円、平均年齢は44歳、月間労働時間は155時間です。
有効求人倍率は0.59で、求人賃金(月額)は26.3万円となっています。
未経験からIR広報担当になるには?
この仕事に就くために、特に学歴や資格は必要とされないが、大学・大学院卒がほとんどです。自社についての様々な知識が求められることから、採用と同時に配属されることは少なく、社内の他部門から異動によってIR広報に配属されるのが基本です。経理・財務担当経験者が多いが、営業、企画などの経験者もいます。中には、技術系の人材も必要であるとして専攻分野の限定を積極的に避ける企業もあります。
自社製品や経営状況、業界動向についての知識のほか、経理・財務・法律、資本市場などの知識、そして、説明会の設営やレポート作成のための企画力、的確な情報伝達力も必要となります。投資家やアナリスト等との良好な関係構築のための高いコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力も求められます。また、グローバル化進展の中、海外投資家への説明対応機会も増えることから、英語能力の重要度が増しています。