フリーターの子どもに「働いてほしい」をどう伝える?逆効果にならない声のかけ方
2026-07-16 公開
結論からお伝えすると、「働いてほしい」という気持ちをそのまま口にするより、「心配している」という気持ちを主語にして伝えるほうが、お子さんの心に届きやすくなります。急かす言葉や他人との比較は、かえって心を閉ざすきっかけになりやすいため、伝え方を少し工夫することが遠回りのようで近道になります。
なぜ「働いてほしい」がうまく伝わらないのか
お子さんの将来を心配する気持ちは、とても自然なものです。ただ、その心配がそのまま「早く働きなさい」という言葉になると、お子さんには「否定された」「急かされている」と受け取られやすくなります。子ども自身の中にも、自分なりに考えている時間や、なかなか踏み出せずにいる理由があることが少なくありません。
逆効果になりやすいNGな声かけ
- 「いつまでそんな生活を続けるつもり?」など、期限を突きつける言い方
- 「〇〇さんの子どもはもう就職したのに」といった、他人との比較
- 「このままだと将来大変よ」と不安をあおる言い方
- 頭ごなしに「早く働きなさい」と結論だけを伝える言い方
これらは心配する気持ちから出た言葉であっても、お子さんには責められているように聞こえ、話す気持ちそのものを閉ざしてしまうことがあります。
気持ちが届きやすい声のかけ方
- 「あなたのことが心配だから、話を聞かせてくれる?」と、気持ちを主語にして伝える
- 「今どんなことを考えているの?」と、状況を尋ねる姿勢で始める
- 「焦らなくていいから、一緒に考えよう」と、味方であることを伝える
- 沈黙やすぐに答えが返ってこない様子も、責めずに受け止める
伝えたい内容は同じでも、主語や順番を変えるだけで、お子さんが身構えずに話しやすくなることがあります。
話すタイミングと場の空気も大切に
食事中や出かける前など、切り出しやすいタイミングを選ぶこと、また一度に結論を出そうとせず、何度か短い会話を重ねることも助けになります。お子さん自身が「話してみようかな」と思えるまで、少し待つ姿勢も大切です。
声をかけた後、次の一歩に迷ったら
声をかけてもすぐに変化が見えるとは限りません。お子さんが「相談してみようかな」という気持ちを持てるよう、家族以外の第三者に話を聞いてもらう選択肢があることを知っておくのも、心の支えになります。「三者面談転職」では保護者の方向けのご相談窓口も用意しており、伝え方に迷ったときの話し相手として利用することができます。
まとめ
「働いてほしい」という気持ちは、伝え方ひとつでお子さんに届きやすくもなれば、心を閉ざすきっかけにもなり得ます。焦らず、心配な気持ちを主語にして、味方であることを伝え続けることが、遠回りのようで一番の近道です。まずは次に顔を合わせたときの一言から、伝え方を変えてみませんか。