産業用ロボットの保守・メンテナンス

機械保全工工場設備保全員産業用ロボット修理工産業用ロボット保守・メンテナンス工産業用機械修理工
学歴不問体力系正社員が中心

工場などの生産ラインで産業用ロボットの保守やメンテナンス、また必要に応じて修理を行う。

就業者数
401,150
賃金(年収)
571.2万円
年齢
42.7
労働時間
160h/月
求人賃金(月額)
25.2万円
有効求人倍率
6
WHAT

どんな仕事?

産業用ロボットの保守やメンテナンス、また必要に応じて修理を行うのが仕事である。

ロボットには、生産工程等で使用される産業用ロボット、危険な環境の中で作業を代行するロボット、家事や介護等を支援する日常生活支援ロボットなどがある。ここでは主に産業用ロボットについて述べる。なお、産業用ロボットとは、自動制御によるマニピュレーション機能又は移動機能をもち、各種の作業をプログラムにより実行でき、産業に使用される機械のことを言う。

産業用ロボットの保守・メンテナンスの仕事は、ロボット稼働前の日常点検、製造ラインの機械全般を停止して行う定期点検、故障発生時に工場へ駆けつけ、迅速に製造ラインを復旧する故障対応がある。

日常点検では、機械稼働時に動作や音などの異常がないか、ボルトや部品のゆるみが生じていないか等について確認し、不具合があれば補修等を行う。

定期点検では、故障を未然に防ぐためにロボットの内部、バッテリーの消耗や精密部品の摩耗や破損の有無について確認し、部品レベルでの清掃や場合によっては部品の交換等を行うためにオーバーホールを実施する。また、故障対応は、故障原因を解明、素早く対応し製造ラインを再稼働させます。

近年、産業用ロボットの機能や性能は飛躍的に向上しているが、ロボットは精密機械であり、毎日長時間稼働させるものだけに、長期にわたって安全に使うためには定期的な保守・メンテナンスが欠かせない。労働安全衛生法の安全基準によれば、ロボットシステムを運用する事業者は、作業開始前点検、定期検査、そして点検・検査で異常を発見した場合は補修を行い、その記録を3年間保存することが義務づけられている。

日々の点検はユーザー企業の従業員が行う場合でも、定期検査や修理・オーバーホールはメンテナンス会社に依頼するのが一般的である。メンテナンス会社には、ロボットメーカー系と独立系があり、そのほかロボットを組み込んだ自動生産システムを構築するロボットシステムインテグレーター(ロボットSIer:エスアイヤー)にもメンテナンスまで手がけるところがある。

近年は、ロボットの稼働コストの最適化のため、設備状態に合わせた高精度で高効率なメンテナンスが求められており、IoTや特殊計測器など最新技術を駆使し、安定した生産稼働を実現している。

よく使う道具、機材、情報技術等

パソコン

TASK

タスク(仕事に含まれるこまかな作業)

この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。

異常や問題がないか稼働状況を継続的に監視する。
実施率 94.3%
重要度 3.33
異常や問題があった場合、その場所に行き、状況等を確認する。
実施率 94.3%
重要度 3.85
異常や問題をマニュアル等に従い対処し、上司、ユーザー企業に報告する。
実施率 94.3%
重要度 3.39
マニュアル等にない問題等は上司、ユーザー企業、開発会社等と検討、協議する。
実施率 94.3%
重要度 3.42
検討、協議に沿って、マニュアル等にない問題等に対応し、補修、調整等を行う。
実施率 94.3%
重要度 3.54
マニュアル等に従い日常的なメンテナンスを行う(バッテリー、潤滑油等)。
実施率 91.4%
重要度 3.59
マニュアル等に従って点検事項を確認し、生産ラインをスタートさせる。
実施率 91.4%
重要度 3.47
生産ラインの状況を同僚と情報共有し、軽微な問題点等は同僚と協議する。
実施率 91.4%
重要度 3.47

全19タスク中 上位8件を表示

PROFILE

しごと能力プロフィール

興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。

興味(RIASEC 6タイプ)

スキル ― 上位項目

0項目中

知識 ― 上位項目

33項目中
機械
工学
コンピュータと電子工学
生産・加工
物理学
数学

仕事の性質 ― 上位項目

39項目中
他者とのかかわり
空調のきいた屋内作業
電子メール
厳密さ、正確さ
一般的な保護・安全装備の着用
ミスの影響度

アビリティ ― 上位項目

35項目中
トラブルの察知
手腕の器用さ
指先の器用さ
演繹的推論
帰納的推論
モノの見え方に関する想像力
HOW TO

就くには

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、新卒の場合は、大学や高専、専門学校の機械工学・電気・電子系の学部を卒業して、ロボットメンテナンス企業やロボットSIerに入社するか、ロボットメーカーに就職してメンテナンス部門やメンテナンス子会社に配属されるというのが一般的である。ロボット産業は急成長を続けているため、開発エンジニアやシステムエンジニアだけでなく、メンテナンス要員も人手不足状態が続いている。中途採用の募集も頻繁に行われており、経験ある技術者の入職機会は多い。

産業用ロボット(定格出力が80W未満のものを除く)に関わる仕事に就く場合は、労働安全衛生規則第39条に基づいた、産業用ロボットの教示等の業務及び検査等の業務に係る安全衛生特別教育を受けなければならない。これは、ロボットの設置やメンテナンスを行う職業だけでなく、ロボットシステムを導入する企業でも同様である。

更に、新卒者や未経験者の中途採用者は、社内研修やロボットメーカーなどが主催している研修を受けて、基本的な技能や知識を身につける。その後は先輩エンジニアとペアを組んで顧客企業を回り、OJTで経験を積んでいくことになる。変化の速い業界であり、新技術や新製品も次々と出てくるので、継続研修を受けて技術をブラッシュアップしていく努力も求められる。

ロボティクス(ロボット工学)に関する知識はもちろんであるが、ユーザー企業と直接かかわる仕事なので、顧客企業に対して的確な説明ができるコミュニケーション能力も欠かせない。

学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)

高卒
51.4%
大卒
43.2%
専門学校卒
18.9%
わからない
10.8%
短大卒
5.4%
高専卒
5.4%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
2.7%
特に必要ない
32.4%
1ヶ月超~6ヶ月以下
18.9%
わからない
16.2%
1年超~2年以下
10.8%
3年超~5年以下
10.8%
6ヶ月超~1年以下
5.4%
2年超~3年以下
5.4%
特に必要ない
45.9%
わからない
18.9%
1ヶ月超~6ヶ月以下
8.1%
6ヶ月超~1年以下
8.1%
3年超~5年以下
8.1%
1年超~2年以下
5.4%
2年超~3年以下
5.4%
3年超~5年以下
21.6%
1年超~2年以下
16.2%
1ヶ月超~6ヶ月以下
13.5%
6ヶ月超~1年以下
13.5%
2年超~3年以下
13.5%
わからない
8.1%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
5.4%
10年超
5.4%
1ヶ月以下
2.7%

関連団体

FORM

一般的な就業形態

正規の職員、従業員
81.1%
派遣社員
8.1%
パートタイマー
5.4%
契約社員、期間従業員
5.4%
自営、フリーランス
2.7%

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