WHAT どんな仕事?
工作機械を操作して大量生産の部品を作るための金型を製作する。
金型とは、同じ形の製品や部品を同じ品質で大量に効率よく製造するために、金属材料で作られた「型」のことで、身のまわりのプラスチック製品から、電機・自動車部品、光学機器、生産機器、医療機器、建築資材などの同じ製品を大量に作る時に欠かせないものである。
金型は、大きいものは100トン以上、小さいものは手のひらに載るサイズまで製品に応じて多種多様で、精度ではサブミクロン(1万分の1ミリ)の超精密が要求されるものもある。
まず、金型の設計業務では、主にCAD/CAMによって、技術者が設計図面を作成する。次に、機械加工工程では、コンピュータによる設計データや金型の設計図面に基づいて、工作機械を使って金属材料を加工する。仕上げ・組立工程では、表面にみがき等の仕上げをし、組立や調整を行って一式の金型を作製する。最終的に、完成した金型を用いて試作用設備で製品を試作して、必要な修正作業を行い、その品質を確認する。また、金型の修理の作業も行う。
よく使う道具、機材、情報技術等
金型、CAD/CAM、コンピュータ、NCフライス、マシニングセンター、NC工作機械
TASK タスク(仕事に含まれるこまかな作業)
この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。
手作業、または研磨装置を操作して、金型表面を磨き、仕上げを行う。
重要度 3.65
金型の仕様について、取引先と打ち合わせをする。
重要度 3.81
コンピュータによる設計データや金型の設計図面に基づいて、金属材料を加工するために工作機械を操作する。
重要度 3.93
金型を分解し、点検や修理、洗浄をする。
重要度 3.37
CAD/CAMを操作して、金型の設計図面を作成する。
重要度 3.85
完成した金型を使って試作用設備で試作し、製品の品質を確認する。
重要度 3.88
金型の微調整、破損の修復、変更のため、溶接などを行う。
重要度 3.64
PROFILE しごと能力プロフィール
興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。
HOW TO 就くには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。高校等を卒業してすぐにこの職業に就くのが一般的である。また、他の職業からの中途採用もある。
新規学卒者は、学校、ハローワークの紹介がほとんどである。中途採用は、ハローワーク、新聞、求人広告等で行われている。
高度の熟練技術が要求され、機械工学的な知識があると有利であるが、実務を通して経験を積むことが重要である。使用する機械や道具も多く、使い方を身につけ習得することが求められる。通常は、教育は汎用工作機械で、素材加工、部品加工作業などからはじめて基礎的な切削技術を習得してから、NCフライス、マシニングセンターなどのNC工作機械の操作を行う。
小規模工場の金型製作は、ほとんどの作業を一人で行うことが多いので、あらゆる工程を経験する。また、人数の多い職場の場合には加工作業が分業となり、当初は基礎的な加工作業を経験する。
関連する資格として厚生労働省が定める技能検定の「金型製作技能士」があり、資格を取得すると技術の証明として評価される。
最後まで作業をやり抜く根気、粘り強さが必要である。また、金型は一品受注生産であり、決まった工程で同じものを作る作業ではなく、新しいことに対し好奇心をもって創意、工夫できることが求められる。
学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)
関連資格
特級金型製作技能士1級金型製作技能士2級金型製作技能士
関連団体