バイオテクノロジー技術者

バイオケミカル開発技術者バイオテクノロジー開発技術者
正社員が中心

生物を利用して有用な物質を作り出す研究や開発を行い、生産工程で技術的な指導等を行う。

就業者数
91,350
賃金(年収)
641.7万円
年齢
41.5
労働時間
158h/月
求人賃金(月額)
27.7万円
有効求人倍率
0.9
WHAT

どんな仕事?

生物が本来持っている能力、機能を有効利用するバイオテクノロジーの技術を使い、医療や保健衛生分野を初めとして、食料製造、環境保全などにおいて技術開発を行う。

バイオテクノロジーの応用分野は、大きく4つに分類することができる。

医療・ヘルスケアの分野では、医薬品開発の研究者や医療従事者と共同して、医薬品やワクチンの開発、iPS細胞やES細胞を中心とした再生医療の技術開発、感染症やがんの診断技術の開発、等々を行っている。分析や診断の装置開発も併せて行っている。

食料・農林水産業の分野では、特定保健用食品(トクホ)をはじめとする機能性食品の開発や、ゲノム編集技術を利用し、効率的に収穫できる品種を開発するなど、食に関する分野の研究開発を行う。食品の安全を守る面でも医学、薬学の研究者とともに大きな役割を果たしている。

生化学(バイオケミカル)分野においては、発酵技術などのバイオ技術を用い、食品や医薬品の原料、農薬、工業用品などの製造技術を開発している。

環境・エネルギー技術分野では、サトウキビなどの植物、家畜糞尿、下水汚泥、廃食用油など、さまざまな生物資源を利用したバイオ燃料(バイオマス)の開発が進められている。水質や大気など公害問題や下水処理、悪臭防止でもバイオテクノロジー技術者が活躍している。

分析の結果から報告書等を作成する。報告書や書類は英語で作成することも多くなっている。大量データの処理と分析も行われている(バイオインフォマティクス)。

大学や外部機関と大規模な共同研究を行うこともある。技術開発は何年もかかることから、一つの仕事の期間が長いことも特徴である。

<就業希望者へのメッセージ>

自分の専門性を活かし、小さな企業であっても大企業、大学、研究機関との共同事業や大規模プロジェクトに参加できます。この分野はスタートアップ企業も多いです。専門家は貴重であり、70歳代でも活躍している人が多く、健康であれば生涯現役で働けます。技術を活かして働く障害者も多いです。食品メーカーでは女性が多く活躍しています。(就業者)

よく使う道具、機材、情報技術等

分析装置(PCR等遺伝子解析装置、他)、安全キャビネット、クリーンベンチ、パソコン、統計解析ソフト

TASK

タスク(仕事に含まれるこまかな作業)

この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。

各種分析装置を操作して対象を測定する。
実施率 100.0%
重要度 3.64
実験用の装置や器具を操作する。
実施率 98.2%
重要度 3.71
培養や実験のため、対象が他の微生物等に汚染されないよう無菌操作をする。
実施率 96.4%
重要度 4.11
実験室や試験場規模での生産を行い、データを蓄積して分析する。
実施率 94.6%
重要度 3.60
最新の技術や情報を収集する。
実施率 94.6%
重要度 3.51
培養した生物から有用な生成物を取り出し精製する。
実施率 89.3%
重要度 3.42
申請・承認に必要な書類を作成する。
実施率 83.9%
重要度 3.08
大学や外部機関との共同研究を計画し、実行する。
実施率 82.1%
重要度 3.09

全18タスク中 上位8件を表示

PROFILE

しごと能力プロフィール

興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。

興味(RIASEC 6タイプ)

スキル ― 上位項目

39項目中
読解力
文章力
科学的素養
説明力
新しい情報の応用力
傾聴力

知識 ― 上位項目

33項目中
生物学
化学
医学・歯学
外国語の語彙・文法
事務処理
工学

仕事の性質 ― 上位項目

39項目中
空調のきいた屋内作業
電子メール
他者とのかかわり
厳密さ、正確さ
座り作業
対面での議論

アビリティ ― 上位項目

35項目中
トラブルの察知
独創性
帰納的推論
選択的注意(集中する力)
アイデアや代案を数多く生み出す力
演繹的推論
HOW TO

就くには

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、大学や高専で理学、薬学、工学、農学等を専攻し、バイオテクノロジーの理論や技術を学び、食品、薬品、化学、化粧品などメーカーの技術開発部門に入職するのが一般的なルートである。農業高校を卒業し検査機関等での経験を経てなる人もいる。

関連資格として「技術士(化学部門、生物工学部門、環境部門等)」がある。

専門分野の知識に加え、柔軟性があり視野が広いこともバイオ技術者には必要な資質といえる。生活に根ざした課題を解決することが目的であるため、世の中にどんな問題があるのか、常に問題意識を持っていることが望まれる。チームでの仕事が多いことから、自分の専門性を活かしたチームワークが求められる。医療や工業の関係者との仕事も多くなっている。海外と接点も多く、英語の読解力や会話力、また報告書を作成する文章力も必要である。コンピュータでのデータ解析のスキルも重要になっている。

学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)

修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
76.4%
大卒
47.3%
博士課程卒
47.3%
専門学校卒
3.6%
短大卒
3.6%
高専卒
3.6%
高卒
1.8%
わからない
1.8%
特に必要ない
38.2%
3年超~5年以下
12.7%
わからない
12.7%
1ヶ月超~6ヶ月以下
9.1%
2年超~3年以下
7.3%
5年超~10年以下
7.3%
6ヶ月超~1年以下
5.5%
1年超~2年以下
3.6%
10年超
3.6%
特に必要ない
47.3%
2年超~3年以下
12.7%
わからない
12.7%
1年超~2年以下
9.1%
1ヶ月超~6ヶ月以下
5.5%
5年超~10年以下
5.5%
10年超
3.6%
6ヶ月超~1年以下
1.8%
3年超~5年以下
1.8%
1ヶ月超~6ヶ月以下
18.2%
3年超~5年以下
16.4%
2年超~3年以下
14.5%
1年超~2年以下
12.7%
5年超~10年以下
12.7%
わからない
10.9%
6ヶ月超~1年以下
9.1%
1ヶ月以下
3.6%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
1.8%

関連資格

技術士(生物工学部門)技術士(化学部門)技術士(環境部門)

関連団体

FORM

一般的な就業形態

正規の職員、従業員
76.4%
契約社員、期間従業員
18.2%
パートタイマー
14.5%
派遣社員
12.7%
アルバイト(学生)
3.6%
自営、フリーランス
1.8%
経営層(役員等)
1.8%

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