システムエンジニア(受託開発)

オープン系ソフトウェア開発技術者
正社員が中心

顧客の情報システムの開発を受託し、ソフトウェアを開発する。

就業者数
389,760
賃金(年収)
578.5万円
年齢
37.1
労働時間
159h/月
求人賃金(月額)
35.2万円
有効求人倍率
2.57
WHAT

どんな仕事?

顧客の情報システムの開発を受託し、ソフトウェアを開発する。アプリケーションエンジニア、アプリケーションスペシャリスト、業務系SE(システムエンジニア)などとも呼ばれる。ここでは以下、短くSEとしている。

開発には顧客のサーバー上に開発するもの、クラウド上に開発するもの、また、スマホで利用するものなど様々な種類がある。これらのシステムを顧客の要求に応じて、パッケージやモジュールとして既にあるソフトウェアとオーダーメイドで作成するソフトウェアを組み合わせて、設計・開発する。以前は顧客のサーバー上にシステムを構築することが多かったが、近年はクラウドの利用が広がり、クラウド上にシステムを構築する仕事が大半となっている。既にあるパッケージやクラウドサービスを、顧客の目的に合うようカスタマイズする開発をSEとして行うこともある。

隣接する職業としてプログラマーがあるが、プログラマーはSEが作成した詳細設計書(下で説明)に基づいてコーディングし、プログラムを作成する。

具体的な仕事を業務の流れに沿ってみていくと、まず顧客にヒアリングし、開発するシステムの概要をまとめる。顧客の業務のプロセス(特に伝票や書類の流れ、種類、形式、量など)やコンピュータ処理する内容をよく理解し、顧客が自覚していない課題までも抽出し、どのようなシステムにするか決めていく(要件定義)。この段階で顧客と認識にずれがあると、満足できるシステムができないため、ITについての技術力とコミュニケーション能力によって顧客とよく検討していく。次に、確定した要件定義をもとに、データベースの設計や外部システムとの連携、画面構成などを固めていく(基本設計)。基本設計に従い、システムで扱うデータ形式やファイル形式、詳細な内部処理の方法、操作画面の詳細などを決め、処理の流れを細分化した設計書を作成する(詳細設計)。

開発に利用可能な既存のパッケージやモジュールがある場合は、詳細設計にそれを盛り込む。新規に作成が必要なソフトウェアは詳細設計に基づき、プログラマーに作成を依頼する。プログラマーの作成の工程を管理するとともに、次の工程であるテストの準備として、テスト計画を作成する。

このテスト計画に従って、プログラマーがソフトウェアを単体でテストし(単体テスト)、その結果についてSEが確認する。なお、SEがソフトウェアの単体テストを行う場合もある。プログラマーに依頼したソフトウェアに不具合があればプログラマーに修正を依頼する。システムを構成するパーツがまとまってきたら、パーツ間のデータの受け渡しや画面の遷移などをテストする(結合テスト)。パーツが揃ったところで、実際のデータを投入し、開発しているシステム全体の動きをテストする(総合テスト)。このテストでは品質管理や情報セキュリティの担当者に協力してもらうこともある。

既存のシステムを改修し、機能追加、性能向上等を行うことも多く、この場合は開発したシステムに以前のシステムのデータを移し替える等の工程をSEが管理する。

完成して納品したシステムが当初の意図通りに動くかどうか、顧客とともにテストし(受け入れテスト)、不具合があれば修正する。システム導入先に新システムの運用、操作に関する教育を行う(導入)。システムの運用が開始されたら、順調に稼働するよう、また、その後生じた問題の解決やアフターケアを行う(保守・管理)のもSEの仕事である。

大規模なシステム開発の場合、数人のSEで開発を分担して行うこともあるが、中規模、小規模の開発であれば一人のSEで担当する場合も多い。

よく使う道具、機材、情報技術等

クラウドサービス(AWS、GCP)、統合開発環境(IDE:integrated development environment、Visual Studio、Eclipse、Xcode等)、プログラミング言語(JAVA、Python、Ruby等)、データベース(SQL Server、Oracle等)、コラボレーション・ツール(Microsoft SharePoint 、Microsoft Teams、 Google Workplace)、サーバー、パソコン、表計算ソフト(Excel、GoogleGoogleスプレッドシート等)

TASK

タスク(仕事に含まれるこまかな作業)

この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。

システムを構成するパーツがまとまってきたら、パーツ間のデータの受け渡しや画面の遷移などをテストする(結合テスト)。
実施率 96.5%
重要度 3.80
パーツが揃ったところで、実際のデータを投入し、開発しているシステム全体の動きをテストする(総合テスト)。
実施率 96.5%
重要度 3.94
完成して納品したシステムが当初の意図通りに動くかどうか、顧客とともにテストし(受け入れテスト)、不都合があれば修正する。
実施率 96.5%
重要度 4.02
要件定義をもとに、データベースの設計や外部システムとの連携、画面構成などを固めていく(基本設計)。
実施率 94.7%
重要度 3.89
基本設計をもとに、システムで扱うデータ形式やファイル形式、詳細な内部処理方法などを決定し、処理の流れを細分化した設計書を作成する(詳細設計)。
実施率 94.7%
重要度 4.00
システムを構成する既存のソフトウェア、また、プログラマーに依頼したソフトウェアを単体でテストする(単体テスト)。
実施率 94.7%
重要度 3.85
作業スケジュールやタスクを管理する。
実施率 94.7%
重要度 3.91
顧客とよく検討し、どのようなシステムにするか決めていく(要件定義)。
実施率 93.0%
重要度 4.06

全22タスク中 上位8件を表示

PROFILE

しごと能力プロフィール

興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。

興味(RIASEC 6タイプ)

スキル ― 上位項目

39項目中
読解力
プログラミング
傾聴力
文章力
説明力
要件分析(仕様作成)

知識 ― 上位項目

33項目中
コンピュータと電子工学
設計
通信技術
コミュニケーションとメディア
事務処理
日本語の語彙・文法

仕事の性質 ― 上位項目

39項目中
座り作業
電子メール
空調のきいた屋内作業
他者とのかかわり
ビジネスレターやメモの作成
厳密さ、正確さ

アビリティ ― 上位項目

35項目中
トラブルの察知
発話理解
発話表現
記述理解
記述表現
帰納的推論
HOW TO

就くには

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、大卒や大学院卒(修士)が多く、高専卒もいる。理系のイメージが強いが文系も多い。入職時に必要ではないが、仕事をしながら、基本情報処理技術者試験や応用情報技術者試験を受ける者もいる。

新卒入社の場合は、入社後の3~4ヵ月は新人研修を受けて、社会人として仕事をするためのビジネススキルやSEに求められるDX技術の知識を習得する。研修を終えて配属され、2年ほど開発の現場でOJTにより実践力や応用力を身につけていく。その後の研修は担当する仕事に必要な研修をテーマに沿って受けていく。

最初は与えられた開発の一部を担当し、一般的には3年目頃には一人で詳細設計を書けるようになる。5年目頃には基本設計を含め開発全体ができるようになる。

新卒でそのままSEになる人も多いが、プログラマーとしてプログラム開発などの経験を積んでから、なる場合もある。また、IT以外の様々な業界の経験や知識も生かせることから、他業界からの転職者も比較的多い。

キャリアパスとしては、顧客の業務を分析でき、情報システムの基本設計を行えるようになると、開発チームのリーダーとして仕事の管理も行うようになる。その後は、大規模なシステム開発を任され、プロジェクトマネージャやプロダクトマネージャとなり管理職になる場合と、技術力を生かして営業などとなったり、セキュリティなど特化したスペシャリストになったり、IT分野のコンサルタントのような仕事をする場合もある。

SEになるには、情報システムの技術と知識、対象となる業界の業務に関する詳細な知識が必要である。また、開発を進めていくためには全体を見通せる構想力、問題を発見し解決する能力、状況の変化に対応する柔軟性、開発プロジェクトを推進するマネジメント力が求められる。社内外の年齢も経歴も異なる様々な人と接し、意見交換する場面が多く、コミュニケーション能力が非常に重要であり、チームワークが強く求められる。専門分野に閉じこもることなく幅広い好奇心を持って情報収集し、自ら新技術や関連知識を習得し、新しいことにチャレンジする気持ちが必要である。また、トラブルやプレッシャーに冷静に対処できることも求められる。

学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)

大卒
84.6%
専門学校卒
30.8%
高卒
20.5%
高専卒
10.3%
短大卒
7.7%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
7.7%
博士課程卒
2.6%
わからない
2.6%
1ヶ月超~6ヶ月以下
28.2%
特に必要ない
23.1%
1年超~2年以下
20.5%
6ヶ月超~1年以下
10.3%
わからない
10.3%
3年超~5年以下
5.1%
10年超
2.6%
特に必要ない
33.3%
わからない
17.9%
1ヶ月超~6ヶ月以下
12.8%
1年超~2年以下
10.3%
2年超~3年以下
10.3%
6ヶ月超~1年以下
7.7%
3年超~5年以下
7.7%
5年超~10年以下
17.9%
6ヶ月超~1年以下
15.4%
1年超~2年以下
15.4%
2年超~3年以下
15.4%
3年超~5年以下
12.8%
1ヶ月超~6ヶ月以下
10.3%
わからない
10.3%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
2.6%

関連資格

基本情報技術者応用情報技術者

関連団体

FORM

一般的な就業形態

正規の職員、従業員
68.4%
自営、フリーランス
21.1%
契約社員、期間従業員
12.3%
経営層(役員等)
3.5%
派遣社員
1.8%
アルバイト(学生以外)
1.8%

この仕事、自分に向いてるか気になったら

学歴・職歴不問。まずは話すだけでOKです。アドバイザーが一緒に考えます。

LINEで無料相談する