どんな仕事?
本の作者の意図に沿って、自身のセンスや表現力により、本の表紙やカバーをデザインする。
本の装丁は書店での第一印象を重視するのか、購入後の書架での見え方を考えるか、その意図によって様々である。カバーなど本を保護するパッケージとしての要素と同時に、書店の中で本を引き立たせるための視覚的表現の両方が必要になる。
まず、作者や編集者と打ち合わせ、本の内容や作者、編集者の意向、購入のターゲットとなる読者層などを把握する。さらに、本文の原稿を読み、制作する本の理解を深める。絵画やイラスト、写真などの素材を集め、内容のイメージを壊さずに、イメージをふくらませたり、深めたりするデザインを提案する。デザイン案を複数作り、作者や編集者と検討を行う。ブックデザイナーの素案がそのまま通ることもあるが、最終デザイン決定までは、何回も作り直しを要することがある。決定したデザインに従って、完全版下制作まで責任を持つことが多い。デザインはパソコンを使用して作成することが多く、その場合には印刷所に入稿できるデザインをデータとして作成する。
ブックデザイナーの役割は、本のカバーや表紙の装丁だけではなく、どのような用紙に、どのような大きさの文字や字体を用いて印刷を行うのか、目次、扉をどのようにするか等、本全体に関わる場合もある。
よく使う道具、機材、情報技術等
イラスト、デザイン作成ソフト(Illustrator、Clip Studio等)、画像等編集ソフト(Photoshop、GIMP等)、パソコン