製版オペレーター、DTPオペレーター

オフセット製版作業員グラビア製版作業員スクリーン製版作業員製版カメラ作業員電子製版作業員版下製作作業員
学歴不問正社員が中心

印刷物の制作過程において、仕様に基づいて印刷物の紙面の割り付け作業を行い、印刷するための刷版を作成する。

就業者数
180,700
賃金(年収)
457.9万円
年齢
44.6
労働時間
167h/月
求人賃金(月額)
22.6万円
有効求人倍率
0.97
WHAT

どんな仕事?

印刷物の制作過程において、仕様に基づいて印刷物の紙面の割り付け作業を行い、印刷するための刷版を作成する。

印刷という作業は、出版印刷でみると、原稿入稿から、組版・製版などのDTP処理を経て刷版を作成するプリプレス工程、印刷機を動かして実際に印刷を行うプレス工程、印刷された刷本(すりほん)を、断裁、丁合、製本など処理を行うポストプレス工程がある。製版はプリプレス工程を指す。

製版は、文字データと画像データをレイアウトデータに基づいてコンピューター上でレイアウトし、最終的に刷版として仕上げる作業を指すが、その工程は、分解、集版、校正に分けることができる。

カラー印刷の場合は、写真・イラストをデザイナーの指示に基づいて色調や濃度の調整、デザイン原稿と出来上がり寸法の倍率調整を行った上で、カラースキャナーを使って原稿を黄・赤・青・黒の4原色に色分解し、4色データを作成する(分解)が、モノクロ印刷の場合もデータの仕様が異なるだけで、工程に違いはない。

具体的な工程としては、まずカラースキャナーで読み取ってデジタル化された写真やイラストの情報をコンピューターのディスプレイ上で確認し、必要であれば修整を行う。次いで、写真とキャプションなどの文字を組み合わせた場合の文字やロゴマークなどの色分けや配置を行い、さらにオリジナルのレイアウトの寸法を測って、貼り込み校了紙のための写真の縮小・拡大に必要な比率を決定して、それに基づいて写真やイラストのトリミング、拡大、縮小などの加工を行う。こうしてできあがった画像データを原稿のレイアウト指示に従って本文の文字データと組み合わせ、印刷原版となる刷版データを作り上げる(集版)。データを原色4枚のフィルムに出力して、印刷原版を作成するか、直接データをDDCPで出力する。カラー製版の方が、色を見て判断する必要があるため、モノクロ印刷の場合より高いスキルが求められる。

印刷原版を元に試験刷りまたはDDCPで出力した校正紙で、誤植やレイアウトの誤り、4枚の版のずれ、色調などを念入りにチェックして修整する(校正)。さらに、注文主のチェックを受けて、必要であれば修整して、次の印刷工程に送る。

最終的に刷版を作成する工程には、アナログ製版とCTP(ダイレクト刷版)の2種類がある。アナログ製版では、組版工程を経て作成された版下を製版フィルムに撮り、これをPS版に密着露光させてから現像処理する焼き付け工程により刷版を作成する。これに対して、製版フィルムを作成しないで、DTPで作成したデータを印刷用原板となるPS版にレーザー光線で直接焼き付けて刷版を作製する方式がCTPである。CTPは、製版フィルムを作成する工程が省略されるため、処理時間の短縮やコスト削減に結びつくとともに、刷版作成直前で修正が入っても対応できたり、フィルムからの焼き付けというアナログな工程がないため印刷の品質向上につながるなどのメリットがある。日本の印刷業界は中小規模の企業が圧倒的に多いこともあり、導入費用や操作習熟の負担がかさむなどの理由で導入が進んでいなかったが、現在、急速に普及してきている。

また最近では、刷版を作製しないで、紙面レイアウトしたデジタルデータを高性能レーザープリンターでそのまま印刷するオンデマンド印刷が注目されている。工程が少なく、少部数でも採算がとれるため、大量印刷を得意とする現在主流のオフセット印刷(平版印刷)と違って、多品種少量印刷に向いており、需要に応じた棲み分けが進みつつある。

よく使う道具、機材、情報技術等

プリンター、カラースキャナー、DDCP、高性能レーザープリンター、イラスト、デザイン作成ソフト(Illustrator、Clip Studio等)、画像等編集ソフト(Photoshop、GIMP等)、パソコン

TASK

タスク(仕事に含まれるこまかな作業)

この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。

写真・イラストのトリミング、拡大、縮小の加工をする。
実施率 93.2%
重要度 3.89
発注者のチェックを受けて修整し、次の工程に回す。
実施率 93.2%
重要度 4.20
原稿のレイアウトに従って写真と文字を組み合わせ、印刷原版用のデータを作り上げる。
実施率 91.5%
重要度 4.04
コンピューターのディスプレイ上でデジタル化された写真の確認や修整をする。
実施率 89.8%
重要度 3.91
文字やロゴマークなどの色分けや配置をする。
実施率 89.8%
重要度 3.64
データを異なるOSやアプリケーションの間で変換する。
実施率 84.8%
重要度 3.26
仕様に基づき、写真・イラストを色分解し、4色データを作成する。
実施率 83.1%
重要度 3.94
オリジナルのレイアウトの寸法を測り、貼り込み校了紙のための写真の縮小・拡大に必要な比率を決定する。
実施率 81.4%
重要度 3.56

全13タスク中 上位8件を表示

PROFILE

しごと能力プロフィール

興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。

興味(RIASEC 6タイプ)

スキル ― 上位項目

39項目中
読解力
傾聴力
文章力
説明力
クオリティチェック
時間管理

知識 ― 上位項目

33項目中
日本語の語彙・文法
コンピュータと電子工学
事務処理
コミュニケーションとメディア
生産・加工
芸術

仕事の性質 ― 上位項目

39項目中
空調のきいた屋内作業
座り作業
電子メール
他者とのかかわり
厳密さ、正確さ
電話での会話

アビリティ ― 上位項目

35項目中
色の違いを見分ける力
トラブルの察知
選択的注意(集中する力)
記述理解
発話理解
記述表現
HOW TO

就くには

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。高校、専門学校、大学や職業訓練校で印刷、デザイン、DTP、写真関係の学科を学んでいることが多い。

採用後は、印刷全般に関する研修を受けてから配属され、OJTによって仕事を覚えていくのが一般的である。組版や画像処理などのスキルに加え、製本など最終工程まで視野に入れた作業がこなせるようになることがDTPオペレーターとして一人前と認められる目安となり、5-10年程度の経験が必要とされている。

関連資格として、厚生労働省が定める技能検定に「プリプレス技能士」があり、取得すると技術が評価される。

色彩感覚やデザイン感覚が鋭い人、コンピューターに対する興味がある人が向いている。発注主や営業、デザイナーとの意思疎通なしには作業が進まない仕事であり、印刷や製本など後工程との連携が必要なことから、コミュニケーション能力や協調性は欠かせない。

学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)

専門学校卒
40.0%
高卒
30.9%
大卒
29.1%
わからない
20.0%
短大卒
7.3%
高卒未満
3.6%
高専卒
3.6%
特に必要ない
38.2%
1ヶ月超~6ヶ月以下
21.8%
わからない
16.4%
1ヶ月以下
9.1%
6ヶ月超~1年以下
7.3%
1年超~2年以下
5.5%
10年超
1.8%
特に必要ない
36.4%
1ヶ月超~6ヶ月以下
20.0%
わからない
16.4%
6ヶ月超~1年以下
7.3%
2年超~3年以下
7.3%
1ヶ月以下
5.5%
1年超~2年以下
5.5%
10年超
1.8%
6ヶ月超~1年以下
23.6%
1年超~2年以下
21.8%
1ヶ月超~6ヶ月以下
18.2%
わからない
12.7%
1ヶ月以下
7.3%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
5.5%
2年超~3年以下
5.5%
3年超~5年以下
5.5%

関連資格

プリプレス技能士

関連団体

FORM

一般的な就業形態

正規の職員、従業員
80.0%
自営、フリーランス
23.6%
派遣社員
18.2%
契約社員、期間従業員
16.4%
アルバイト(学生以外)
12.7%
パートタイマー
10.9%
経営層(役員等)
5.5%
アルバイト(学生)
5.5%
わからない
1.8%

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