内部監査人

正社員が中心

組織における内部統制の整備及び運用状況を調査、検討、評価し、その結果を組織トップ(社長や取締役会)に報告し、改善を提言する。

就業者数
1,057,330
賃金(年収)
525.2万円
年齢
44.9
労働時間
159h/月
求人賃金(月額)
23万円
有効求人倍率
1.34
WHAT

どんな仕事?

組織における内部統制の整備及び運用状況を調査、検討、評価し、その結果を組織トップ(社長や取締役会)に報告し、改善を提言する。

適切な企業統治(コーポレート・ガバナンス)が一層厳正に求められるようになる中で、それを支える内部統制の重要性が増している。内部統制とは、「業務の有効性及び効率性」、「財務報告の信頼性」、「法令遵守」そして「資産保全」が確保されていることを合理的に保証するために、組織内のすべての者によって遂行されるプロセスであるとされる。

内部監査は、組織運営に価値を付加し、改善を可能とするとともに、組織の目標達成に欠かせない機能といえる。これを実施する内部監査人は、社長・取締役会に直属し、内部監査の対象となる業務や部署などから独立し、誠実かつ客観的な立場で監査を行う。

内部監査人の業務を具体的にみると、①監査計画を策定すること(年次監査計画、対象部署・対象業務・手続き等を定めた個別監査計画)、②対象部署において監査を実施すること(内部統制が存在するか否か、適切に機能しているか否かを把握・整理・評価)、③監査調書を作成すること(把握された事項の最終的な整理、監査調書として取りまとめ)、④監査結果を報告すること(監査調書に基づき監査報告書を作成、社長・取締役会等に報告)となる。

組織的には監査部(室)、内部監査部(室)、業務監査部(室)等の担当部門に配属されるが、人員規模、専任・他部門との兼務の別は企業の規模等による。また、監査業務は、一つの監査対象につき実施責任者1人、監査スタッフ2~3人のチームで実施するのが一般的とされる。

類似の概念に監査役監査、会計監査人監査があるが、前者は、会社法に基づき、取締役から独立した監査役が取締役の職務執行及び結果としての会計の監査を行うもの、後者は、会社法・金融商品取引法に基づき、公認会計士が会社から独立して財務諸表の適正性と適法性の監査を行うものである。これらに対して、内部監査は、企業が自主的に業務活動全般を対象にチェックを行い、内部牽制機能を働かせる任意監査である。

よく使う道具、機材、情報技術等

文書作成ソフト(Word、一太郎等)、パソコン

TASK

タスク(仕事に含まれるこまかな作業)

この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。

年次監査計画に基づき、対象部署、対象業務、手続き等を定めた個別監査計画を立案し、承認を得る。
実施率 100.0%
重要度 4.00
対象部署において、個別監査計画に沿って内部統制の整備・運用状況(内部統制が存在するか否か、適切に機能しているか否か)を把握する。
実施率 100.0%
重要度 4.08
把握した情報を整理・評価し、その内容について対象部署責任者との間で合意を得る。
実施率 100.0%
重要度 4.02
把握された称揚事項、不備事項に係る最終的な整理を行う。
実施率 100.0%
重要度 3.80
監査計画、監査実施過程とともに監査調書として取りまとめる。
実施率 100.0%
重要度 3.83
監査調書に基づいて、監査報告書を作成する。
実施率 100.0%
重要度 4.00
年度初めに年次監査計画を立案し、社長、取締役会等の承認を得る(複数年計画の場合もあり)。
実施率 98.3%
重要度 4.08
社長、取締役会等に報告する。
実施率 98.3%
重要度 4.24

全14タスク中 上位8件を表示

PROFILE

しごと能力プロフィール

興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。

興味(RIASEC 6タイプ)

スキル ― 上位項目

39項目中
傾聴力
文章力
読解力
説明力
継続的観察と評価
他者との調整

知識 ― 上位項目

33項目中
事務処理
ビジネスと経営
人事労務管理
顧客サービス・対人サービス
法律学、政治学
経済学・会計学

仕事の性質 ― 上位項目

39項目中
座り作業
空調のきいた屋内作業
電子メール
厳密さ、正確さ
他者とのかかわり
電話での会話

アビリティ ― 上位項目

35項目中
記述表現
トラブルの察知
発話表現
記述理解
帰納的推論
発話理解
HOW TO

就くには

この仕事に就くために特に学歴や資格は必要とされないが、大卒がほとんどである。高卒・高専卒で現場経験を積んできた者もいる。内部監査業務を実施するには、社内の業務を心得ていること、各部署の責任者と対等に対応できることが必要であり、相応の経験が求められることから、社内異動、監査業務経験者の中途採用が多く、新卒で入社即入職するケースはほとんどない。そのため、30~50歳代が中心の年齢構成となっている。社内異動の場合の出身部門は、販売・営業部門、管理部門、経理・財務部門、総務・人事・労務部門、情報システム部門等と多様である。

仕事を一通り覚え、出張も任せられる一人前になるのは1~2年とされている。

教育方法としては、OJTを中心としつつ、講習会や勉強会への参加も積極的に行われている。

人材の育成も含めて内部監査体制の整備を図るため、最近では、新卒で内部監査の部署に配属し、数年後にはいくつかの部署を回らせてから、本格的に内部監査の仕事をさせるという方法を採るところも出てきているようである。

関係団体による内部監査士やCIA(公認内部監査人国際資格)の資格取得を奨励している会社もある。

幅広い業務知識、社会動向・法令・規制に関する知識が必要であり、かつ専門知識等の継続的な向上が求められる。業務の特性上、秘密保持や高い倫理観も要求される。また、社会人としてのコミュニケーション能力、協調性も重要である。内部監査は単に不備を指摘するのではなく、監査対象部署と共に解決の方策を探ると同時に対象部署の自発的改善を促すことで、各組織体の価値の向上に貢献するものであることから、多面的な考え方ができ、改善提案や教育的な対応もできることが望ましい。

学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)

大卒
93.2%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
6.8%
高卒
4.5%
特に必要ない
38.6%
1ヶ月超~6ヶ月以下
13.6%
わからない
11.4%
6ヶ月超~1年以下
9.1%
1年超~2年以下
9.1%
10年超
6.8%
1ヶ月以下
4.5%
3年超~5年以下
4.5%
5年超~10年以下
2.3%
特に必要ない
40.9%
わからない
20.5%
1ヶ月超~6ヶ月以下
9.1%
10年超
9.1%
1年超~2年以下
6.8%
3年超~5年以下
6.8%
6ヶ月超~1年以下
2.3%
2年超~3年以下
2.3%
5年超~10年以下
2.3%
1年超~2年以下
27.3%
1ヶ月超~6ヶ月以下
22.7%
2年超~3年以下
15.9%
6ヶ月超~1年以下
11.4%
わからない
9.1%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
4.5%
5年超~10年以下
4.5%
1ヶ月以下
2.3%
10年超
2.3%

関連資格

内部監査士CIA(公認内部監査人)

関連団体

FORM

一般的な就業形態

正規の職員、従業員
81.8%
契約社員、期間従業員
9.1%
派遣社員
4.5%
経営層(役員等)
4.5%
その他
4.5%

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