WHAT どんな仕事?
歯科診療所・病院において、治療器材の準備・片付けなどの診療の補助、外来患者の受付・会計などの事務に従事する。
歯科助手の仕事には、歯科医師や歯科衛生士の助手として診療を補助する業務と、窓口での受付・診療予約・会計など患者の応対や事務処理の業務がある。
診療補助業務に際して、医療資格を有しない歯科助手は法律上医療行為を行うことができないので、歯科医師の直接の指示のもとに、歯科ユニット(診療台)や治療器具・器材の準備・洗浄・消毒・滅菌・片付け、歯科材料(セメント、印象材等)の準備・管理、口くう(腔)内の唾液吸引等の業務を行う。歯科衛生士とは異なり、口くう内に直接触れる治療行為は行わない。患者を待合室から歯科ユニットに案内したり、診療を受ける姿勢が取れるよう介助を行ったりすることもある。
窓口では、来院者の受付・案内、予約や問合せへの対応、受診後の会計処理などを行う。診療報酬請求などの医療事務、カルテなど診療情報の管理を行う場合もある。
一般の歯科診療所などでは、診察室内での診療アシスタントと、窓口での来院者対応など受付事務の両方を担当することが多いが、それぞれの仕事のウエイトは職場によりさまざまである。経験を積むと、資材の在庫管理や発注、診療予約の管理、診療報酬明細書の作成などの事務も任されることがある。
また、訪問歯科診療に同行する場合には、診療補助のほか、訪問用の車の運転なども歯科助手が行うことが多い。
よく使う道具、機材、情報技術等
歯科ユニット、歯科治療器具・器材、歯科材料、手袋、パソコン、事務処理ソフト
TASK タスク(仕事に含まれるこまかな作業)
この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。
歯科医師の指示のもとに、歯科ユニットや治療器具・器材の準備・洗浄・消毒・滅 菌・片付けを行う。
重要度 4.05
診療所内の整理整頓や清掃を行う。
重要度 3.88
歯科医師の指示のもとに、歯科材料(セメント、印象材等)の準備・管理を行う。
重要度 3.91
歯科医師の指示のもとに、口くう(腔)内の唾液吸引等の業務を行う。
重要度 3.93
来院者の受付・案内、予約や問合せへの対応、受診後の会計処理などを行う。
重要度 3.80
カルテなど診療情報の管理を行う。
重要度 3.79
診療報酬明細書の作成などの医療事務を行う。
重要度 3.64
訪問歯科診療に同行し、歯科医師や歯科衛生士の補助を行う。
重要度 3.10
PROFILE しごと能力プロフィール
興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。
HOW TO 就くには
入職に当たって必須となる資格や学歴はなく、未経験でも入職可能である。未経験者の場合、先輩の歯科助手や歯科衛生士などの仕事を見て、治療に用いる器具・器材・材料の名称や診療の流れなど基本的な知識を身につけながら診察室内の仕事に就くことが多い。
歯科診療や医療事務に関する一定の知識があれば仕事を進めやすいので、専門学校などの歯科助手コースや医療事務の講座を受講する場合もある。日本歯科医師会が基準を定め、都道府県歯科医師会が講習を主催する「歯科助手資格認定制度(甲種、乙種第一、乙種第二)」もある。
経験を積むと仕事を効率よく行うことができるようになるが、診療において歯科助手が行える仕事は歯科医師や歯科衛生士の補助業務に限定されるため、国家資格である歯科衛生士の資格を取得し、職域の拡大をめざす人もいる。歯科衛生士になるには、養成機関(修業年数は3年課程以上)を卒業して国家試験に合格し、免許を取得する必要がある。
歯科助手は医療行為のアシスタントを務めるため、歯科医師の指示を守り、手順の間違いなどが生じないよう、注意力と丁寧さが必要となる。歯科ユニットや器材に触れることが多く、感染対策も重要となるので、安全や衛生管理に対する意識も求められる。また、受診者と接する機会が多いので、コミュニケーション能力も大切である。
学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
1.9%
関連資格
甲種歯科助手乙種第一歯科助手乙種第二歯科助手歯科衛生士
関連団体