WHAT どんな仕事?
医師の指示のもと、人工呼吸器・人工透析装置・人工心肺などの生命維持管理装置の操作を行うほか、多種にわたる医療機器の保守点検・管理を行う技術者である。
臨床工学技士の代表的な業務としては、人工呼吸器の作動確認をする呼吸治療業務や体外循環装置の操作や点検をする人工心肺業務、血管治療に伴う穿刺や人工透析装置の操作をする血液浄化業務、手術室の機器操作や管理を行う手術室業務などのほか、医療施設の様々な分野で使用される医療機器を、安全に使用できるようにまた、機器の性能が維持できるように保守・点検をする医療機器管理業務などを行っている。あらゆる医療スタッフが使いやすい機器を他職種と連携して選定し、いつでも安心して使用できるように点検・整備を行い、故障に対しては速かに修理する等医療機器のトータルケアを担当し、そこには医療に必要な工学的知識が要求される。
生命維持管理装置、人工透析装置や人工心肺装置等は、操作を誤ったり故障したりすると生命に直接かかわる重要な装置でるため、その取扱いには細心の注意を払う必要がある。
よく使う道具、機材、情報技術等
パソコン、医療機器(人工呼吸器、人工透析装置、体外循環装置、人工心肺装置等)
TASK タスク(仕事に含まれるこまかな作業)
この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。
医療用機器の部品や稼動に必要な試薬や備品を準備し、管理する。
重要度 3.75
医師の指示あるいは所定の手順に従い、医療用機器を調節・制御する。
重要度 4.23
医療用機器を使用している間、計器、記録計、モニター画面を監視・調整する。
重要度 4.06
医療機器を点検し、修理や調整をする。
重要度 4.25
医療機器の仕様・取扱いに関して現場スタッフに教育し、安全に操作できるようにする。
重要度 4.00
医療機器を操作するためのマニュアルを作成する。
重要度 3.80
機器のトラブルがあった場合は、原因を探り、必要な対応をとる。
重要度 4.20
PROFILE しごと能力プロフィール
興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。
HOW TO 就くには
臨床工学技士国家試験に合格し、厚生労働省医政局医事課試験免許室に申請することによって臨床工学技士名簿に登録が行われ、厚生労働大臣による免許が発行される。受験資格を得るためには、高校卒業後、臨床工学技士養成校で専門教育を3年間受けるほか、医療系(医師、看護師、その他の医療技術職)の学校や医用工学系の大学で必要な専門科目を履修したうえで1~2年の短期コースを修了するか、大学で指定科目を修了して卒業することでも受験資格が得られる。
また、国家資格を取得した臨床工学技士に対し、関連学会が独自に行っている透析技術認定士、体外循環技術認定士などの学会認定資格制度もある。これは臨床工学技士がより高度で専門性の高い業務に従事できるための能力の向上と、よりよい医療サービスを目指したものである。生命にかかわる仕事であるため、異常事態が起きた時、冷静沈着な対応が要求される。絶えず慎重に仕事を行い、細心の注意を払うことが必要である。
学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
2.0%
関連資格
臨床工学技士
関連団体