WHAT どんな仕事?
乗客や貨物を運ぶ国内・国際路線の航空機を操縦したり、写真撮影、遊覧飛行、航空測量などを行う小型飛行機やヘリコプターを操縦する。
ここでは旅客機のパイロットについて記述する。
旅客機は、機長と副操縦士が協力して操縦を行う。機長は、飛行についての全責任を負い、他の乗務員の指揮監督も行う。機長を含むパイロットは、航空機の操縦のほか、地上の航空管制官との通信、飛行計器類の監視などを行う。副操縦士は、機長に不測の事態が生じた場合、直ちにその職務を引き継ぐ。
出発前に気象データなどを考慮にいれて、ディスパッチャー(運航管理者)とともに安全で経済的な飛行プランを立案し、飛行高度・飛行速度や燃料の量などを決定する。エンジンや操縦装置・計器の点検を行った後、離陸する。飛行中は飛行プランを守って運航し、地上の管制機関と交信したり、通信モニターや計器の監視をするなど、常に安全運航に気を配る。また、病人やハイジャックなどの不測の事態にも冷静に対処する。着陸後は、所定の飛行日誌を記入し、到着地の整備担当者に航空機の状態を報告する。また後続の便のためにディスパッチャーへ航路の気象状態を伝達する。
よく使う道具、機材、情報技術等
航空機(旅客機)、飛行計器類、操縦装置
TASK タスク(仕事に含まれるこまかな作業)
この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。
空港などの設備や状態(NOTAM)を確認する。
重要度 4.14
乗務前に運行管理者と飛行コース・時間・燃料積載量などの飛行計画を作成し、提出する。
重要度 4.46
搭乗機の装置や計器を点検し、必要な調整をする。
重要度 4.32
管制塔と交信して離陸許可を受け、航空機を離陸させる。
重要度 4.32
地上の管制センターと交信し、現在位置や指定高度を確認する。
重要度 3.91
飛行中、通信モニターや計器の監視をする。
重要度 4.14
エンジンや機体の状況を把握し、気象や周囲の状況を確認しながら操縦する。
重要度 4.41
機器やエンジンの故障、ハイジャックなどの緊急事態には、所定の手順に従い緊急着陸など乗客の安全を守るための措置をとる。
重要度 4.54
PROFILE しごと能力プロフィール
興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。
HOW TO 就くには
旅客機を運航するには定期運送用操縦士の資格が必要となる。通常、自家用操縦士の資格取得後、事業用操縦士、定期運送用操縦士の順に資格を取得していく。旅客機のパイロットとして働くには、国土交通大臣による航空従事者技能証明を受けなければならない。
資格取得のためには、航空会社に入社して養成訓練を受ける方法と航空大学校に入学する方法がある。航空会社では筆記試験や面接、パイロットとしての適性検査を経て採用される。航空大学校の入学試験には学力検査、身体検査、心理検査、口述試験、操縦適性検査等がある。この他、一部の大学でも航空操縦学科が設けられている。一定期間海外に留学し、操縦免許を取得し、日本の操縦免許に書き換えるコースを受ける場合もある。
航空会社に入社後しばらくは地上勤務などに就き、航空会社社員としての経験を積む。所定の訓練を受けて、20代後半から副操縦士として飛行経験を積み、30代後半から40代前半にかけて機長に昇格するのが一般的である。
パイロットはどんな事態にも落ち着いて対応できるよう、情緒の安定と冷静な判断力が必要となる。管制機関との交信は英語で行われるため、英語力も必要になる。
学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
9.4%
関連資格
定期運送用操縦士事業用操縦士(飛行機)自家用操縦士(飛行機)
関連団体