録音エンジニア

PAミキサーミキサー(録音スタジオ)
体力系

音楽コンテンツ等を制作するために録音作業を行う。

就業者数
61,760
賃金(年収)
470.9万円
年齢
41.5
労働時間
165h/月
求人賃金(月額)
22.2万円
有効求人倍率
0.74
WHAT

どんな仕事?

音楽コンテンツ等を制作するために録音作業を行う。

電子・電気機器を駆使して、演奏家の音を収録・調整し、制作者、ディレクターの意図に沿った音楽作品に仕上げる。適切なマイクロフォンを選び、マイクセッティングを行って、原音を収録し、調整卓(ミキシングコンソール)を使って音量、音色、響き、楽器のバランスなどを調整する。「ミキサー」と呼ばれることもある。

録音スタジオでは、主にマルチトラック録音という方法をとる。最初に楽器の演奏だけのトラックを録音し、次に歌手の唄入れをして、マルチトラック・マスターを完成させる。トラックダウン作業では、このマスターを調整卓でミキシングし、適切なバランスに仕上げる。コンピュータを用いて、できるだけ短時間で制作者、ディレクターの描くイメージを音楽として表現し、音としていく。

また、コンサートホールなどでは、その場でバランスやホールの響きを考慮して収録し、後日、演奏の良い部分をつなぎあわせ、編集を行って完成させる。CDとして完成するには、個々の2チャンネル・マスターを集め1枚のアルバムとして仕上げるマスタリングの作業が必要になる。録音エンジニアはマスタリングに立ち会い、CDになった場合の音の変化について、マスタリング・エンジニアと打ち合わせ、最適な音造りを行う。

この他、放送番組や映画、DVD・ブルーレイディスク等、映像ソフトの録音、編集作業を行う録音エンジニアもいる。映像ソフトの録音エンジニアは、俳優のセリフや野外ロケでの環境音源などの録音を行い、スタジオや編集室で録音されたセリフや音を編集して、映像に付ける作業を行う。

以上、ここでは従来からのステレオ(2チャンネル)での録音、編集を説明してきた。最近、映画館から始まり一般家庭のホームシアターでも普及している、「5.1ch」(スピーカーが正面、前方左右、後方左右の5本と低音の1本)があり、チャンネルが2から5になっている。5.1chはステレオよりも立体的で臨場感がある。「ハイレゾ」と呼ばれるCDを超える情報量の高音質音源も話題になっている。また、媒体もここで説明してきたCDからダウンロード、更にストリーミングへと変わっている。様々な技術進歩とその普及があるが、録音エンジニアの仕事はここで説明してきたことを基本に、このような技術進歩が加わり変わってきている。

よく使う道具、機材、情報技術等

マイク、調整卓(ミキシングコンソール)、録音機、音楽編集ソフト、パソコン

TASK

タスク(仕事に含まれるこまかな作業)

この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。

代替えの機材を用意する。
実施率 100.0%
重要度 3.62
レコーディング装置を保守管理する。
実施率 100.0%
重要度 4.03
適切なマイクを選び、セッティングをする。
実施率 97.1%
重要度 4.21
レコーディング装置を据え付け、テストや調整をしてレコーディングの準備をする。
実施率 97.1%
重要度 4.27
レコーディングに立ち会い、装置の微調整をする。
実施率 97.1%
重要度 4.18
マスターを再生して調整卓でミキシングし、音量、音色、響き、楽器のバランスなどを調整する。
実施率 97.1%
重要度 4.15
録音やレコーディングの際にディレクションを出す。
実施率 94.1%
重要度 3.41
音声の編集・再生装置を使用し、オリジナルの記録媒介から録音した音声を再生する。
実施率 94.1%
重要度 3.44

全14タスク中 上位8件を表示

PROFILE

しごと能力プロフィール

興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。

興味(RIASEC 6タイプ)

スキル ― 上位項目

39項目中
傾聴力
説明力
設置と設定
読解力
クオリティチェック
道具、機器、設備の選択

知識 ― 上位項目

33項目中
芸術
コミュニケーションとメディア
コンピュータと電子工学
通信技術
日本語の語彙・文法
顧客サービス・対人サービス

仕事の性質 ― 上位項目

39項目中
空調のきいた屋内作業
座り作業
電子メール
他者とのかかわり
モノ、道具、制御装置を扱う手作業
優先順位や目標の自己設定

アビリティ ― 上位項目

35項目中
聴覚の感度
聴覚的注意(特定の音を聞き分ける力)
トラブルの察知
独創性
選択的注意(集中する力)
アイデアや代案を数多く生み出す力
HOW TO

就くには

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。一般的には、専門学校の音響芸術科、放送芸術科、録音技術科などを卒業後、録音スタジオにアシスタントとして採用されるか、録音エンジニアの派遣会社に所属してレコード会社やレンタルスタジオに派遣されることが多い。また、大学で電子工学、音響工学、芸術学、音楽学などを専攻し、レコード会社に採用される場合もある。

サウンドレコーディング技術認定試験等日本音楽スタジオ協会の認定資格があり、技術の証明になる。録音エンジニアには、主に調整卓を使って音を仕上げるレコーディング・エンジニアとそれ以外のアシスタント・エンジニアがいる。はじめは、主にマイクのセッティングや録音機の操作などを行うアシスタント・エンジニアとして働きながら、感性を養い、自分独自の音を磨き、レコーディング・エンジニアとして評価される機会を待つ。

音楽が好きであることに加えて、機材を修理する技術、手先の器用さも必要となる。また、譜面が読めることが望ましい。映像ソフトの録音エンジニアは、映像に対する感性も重要である。

いずれの録音エンジニアも、歌手、演奏家、俳優、ディレクター、作曲家など様々な人との共同作業が基本となり、対人関係の能力が重要となる。また、歌手や演奏家、俳優のスケジュールが優先され、不規則なスケジュールになることもあり、体力や自己管理も必要となる。

学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)

専門学校卒
50.0%
大卒
30.4%
わからない
23.2%
高卒
14.3%
短大卒
3.6%
高卒未満
1.8%
特に必要ない
37.5%
わからない
25.0%
3年超~5年以下
10.7%
6ヶ月超~1年以下
7.1%
1年超~2年以下
5.4%
2年超~3年以下
5.4%
1ヶ月超~6ヶ月以下
3.6%
10年超
3.6%
5年超~10年以下
1.8%
わからない
35.7%
特に必要ない
28.6%
6ヶ月超~1年以下
8.9%
1年超~2年以下
7.1%
2年超~3年以下
7.1%
3年超~5年以下
7.1%
1ヶ月超~6ヶ月以下
1.8%
5年超~10年以下
1.8%
10年超
1.8%
わからない
30.4%
3年超~5年以下
19.6%
1年超~2年以下
16.1%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
8.9%
6ヶ月超~1年以下
7.1%
5年超~10年以下
7.1%
2年超~3年以下
5.4%
10年超
3.6%
1ヶ月超~6ヶ月以下
1.8%

関連資格

サウンドレコーディング技術認定試験

関連団体

FORM

一般的な就業形態

自営、フリーランス
82.1%
正規の職員、従業員
21.4%
契約社員、期間従業員
10.7%
その他
3.6%
派遣社員
1.8%
経営層(役員等)
1.8%
アルバイト(学生以外)
1.8%
アルバイト(学生)
1.8%

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