WHAT どんな仕事?
一般住宅、とりわけ木造住宅の新築や増改築の計画、構造施工の中核的な作業を行う。
大都市圏を中心に建物の高層化・不燃化が進み、鉄骨造・鉄筋コンクリート造など木造でない建築も増えているが、その内部には木質系の素材を使用する場合が多い。そうした内部設備の加工、組立て、取付けを行うことも多い。
仕事は、木工事を中心に、構造組み、造作加工などの作業の他に、建築計画を立て、建築主と相談しながら費用を見積り、工期を設定し、必要な資材や技能者を手配するなど工事請負人としての仕事や、建築現場で他職種の技能者を組織して、計画どおり工事が進むようにする工事管理の仕事など、広範囲にわたる。
住宅建築では、プラスチック系や金属系、窯業系など、木材系以外の建築資材が多用されている。それに合わせて、そうした建築資材の性質や、接着剤、接合金物類などの知識が求められる。また、ノコギリやノミ、カンナなど古くからある道具の他に、いろいろな電動工具・加工機具が使われるようになり、そうした工具・機具を使いこなすことも求められる。大工は工務店の経営者であることが多く、そうした場合には、工程・品質・原価など、工事を管理していくための知識や、人を指揮する能力も要求される。
よく使う道具、機材、情報技術等
工具(かなづち、のこぎり、ノミ、カンナ等の手動工具、ドリル等の電動工具、加工器具)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
TASK タスク(仕事に含まれるこまかな作業)
この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。
材料を釘や接着剤で組み合わせ、構築物の基礎構造をつくる。
重要度 3.91
下げ振りと水準器を使用して構造物の位置確認をする。
重要度 4.04
窓や床材、飾り外装、建築金物といった構築物や備品を取り付けるために動力工具を操作する。
重要度 4.00
手動工具、機械、動力のこぎりを使用して、木材を指定された寸法に切る。
重要度 4.18
手動工具を使用して、構築物の損傷部品や不良部品を除去し、修理または交換する。
重要度 3.79
木製備品を製作したり修理するため、木工機械、工具を操作する。
重要度 4.07
建築現場でのほかの作業者との連絡調整や工事管理をする。
重要度 3.79
設計図、見取図、建築図を見て、資材と製造する構造物の寸法を決定する。
重要度 4.00
PROFILE しごと能力プロフィール
興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。
HOW TO 就くには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。工務店への入職や大工の親方(棟梁)に弟子入りする方法と、公共職業訓練校や事業所内職業訓練校で所定の訓練を行った上で事業所へ就職する方法などがある。
大工は、伝統技術を受け継ぎながら新しい住宅建築への要求に応えていくだけの向上心と器用さ、更には体力が必要とされる。ただし、電動工具などの大道具の機械化で大工の仕事の肉体的な負荷の軽減も進んでいる。
技術と統率力が向上すれば独立することも可能である。工務店の経営者になると工程、品質、原価など工事を管理していくための知識や指導力が求められる。なお、規模の大きな木造住宅の設計、工事管理をするためには、「二級建築士」や「木造建築士」の資格が必要で、親方の多くは、二級建築士や木造建築士資格を保有している。
学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)
関連資格
二級建築士木造建築士
関連団体