WHAT どんな仕事?
ミシンを使って布地などの素材を縫い合わせ、衣服などの製品を完成させる。
縫製には、アパレル(衣服)製品以外にも、建築工事用シートなどの産業資材や、帽子、寝具、カーテン、マットなどがある。ここではアパレル製品について記述する。
アパレル製品の製造では、まず工業用パターン(型紙)に基づいて布地から多くのパーツ(部品)をカッティング(裁断)し、その後、表地、裏地、芯地、その他縫製に必要な付属品などを揃え、その上で縫製工程に回される。
縫製の仕事は、裁ち目をかがり、えり・そで・ポケットなどそれぞれのパーツを作り、これらのパーツを縫製手順に従って縫い合わせ、ボタン穴かがり、ボタン付け、ほつれを防ぐかん止め、飾り縫い、刺しゅう縫いなどをして、製品に完成させていく。縫製の仕事は一種の組立作業のような性格を持っている。
縫製の終わった製品はプレス機やアイロンできれいに仕上げ、検査を行って出荷の工程へ回す。
縫製工場の生産システムは、数人で班を分けて工程ごとに縫製し、完成させる生産方式が主流である。量産製品を従業員が工程分業して、ライン編成して完成させる方式である。また、縫製を1人で1着を完成させる「丸縫い」(例:サンプル品の試作)、製品品番ごとに一定の数量をまとめて生産する「ロット生産」などがある。
よく使う道具、機材、情報技術等
ミシン、プレス機、アイロン、はさみ
TASK タスク(仕事に含まれるこまかな作業)
この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。
パーツを縫製手順に従いミシンで縫い合わせる。
重要度 3.85
製品の検品を行い、良品・不良品に分ける。
重要度 3.76
パターンに基づき多くのパーツに裁断された表地、裏地、芯地、その他縫製に必要な付属品などを揃えて、準備する。
重要度 3.76
縫製終了後に、不要な糸を処分する。
重要度 3.49
作業がしやすくなるように、アイロンをかけて折り目をつける。
重要度 3.27
裁ち目のほつれを防ぐためかがり縫いする。
重要度 3.35
縫製終了後の製品をプレス機やアイロンできれいに仕上げる。
重要度 3.60
PROFILE しごと能力プロフィール
興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。
HOW TO 就くには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。
入職後は、実地訓練によって現場で技能を習得していくのが一般的である。縫製作業には多くの作業工程があり、それぞれの難易度が異なるので、その技能習得期間も数ヶ月程度で習得できる工程から数年以上の経験を必要とする工程まで様々である。全工程を習得するには、服種によって多少の差があるが、3~5年の経験が必要とされている。通常は直線縫い、ダーツ縫いなど比較的簡単な工程のミシン操作を担当することから始め、経験を積み重ねるに従いだんだん難しい工程を担当する。全工程を習得し熟練工になると、チームの指導、監督を担当するようになる。
関連資格として、厚生労働省が定める技能検定の「紳士服製造技能士」、「婦人子供服製造技能士」、「布はく縫製技能士」があり、資格を取得すると技能の証明として評価される。
縫製の仕事に興味があり、手先が器用で、ファッション感覚や形態知覚などに優れていることが求められる。また、チームワークでの作業が中心となるため、協調性も必要である。
学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)
関連資格
特級婦人子供服製造技能士1級婦人子供服製造技能士2級婦人子供服製造技能士特級紳士服製造技能士1級紳士服製造技能士2級紳士服製造技能士1級布はく縫製技能士2級布はく縫製技能士
関連団体