WHAT どんな仕事?
製材工場、製材所において、国内で生産された原木や、海外から輸入された原木を用途に応じて、製材機械により板や角材等の材木にする。
製材の工程は、製材工場等の規模、使用する丸太、木取り、製品の内容によって異なるが、一般に材木製造の仕事は、その内容によって「土場(どば)作業」、「送材車ハンドルマン」、「腹押(はらおし)」、「はな(先)取」、「選別格付」、「のこ目立(めたて)」などに大別される。工場での自動化が進み、一人でいくつかの工程を受け持つことも多くなっている。
作業の流れは、まず、「土場作業」で入荷した丸太を木の種類や太さ、長さ、品質によって仕分けし、クレーンやフォークリフトを使って、貯木場に積みそろえる。次に、「送材車ハンドルマン」が丸太を台車にのせ、装置を操作して、帯のこで縦に丸太を大割りする。
大割りされた木材はさらに、機械のこを使って板や角材に切り分け(小割り)し、決められた寸法に仕上げる。このテーブル式機械を使用して小割りする工程では、一般的に、機械のこの片側から材料を送り込む「腹押」、のこ挽きされてくる材料を受け取る「はな取」の工程がある。最後に、製品を寸法、使い道、品等別に検査、仕分けする「選別格付」の工程がある。この他に、のこの調整やのこ歯の研磨を行う「のこ目立」の仕事が必要である。「のこ目立」は、様々な種類の木材をどの機械で、どのように能率よく挽き、材木にするかを考慮しながら目立てを行うため、熟練した技能が要求される。
また、製品を乾燥装置に入れて人工的に乾燥する、「蒸気式乾燥機」「除湿式乾燥機」「減圧式乾燥機」を用いて、品質を均質にしてから出荷する場合も増えている。
よく使う道具、機材、情報技術等
製材機械、クレーン、フォークリフト、台車、帯のこ、テーブル式機械、蒸気式乾燥機、除湿式乾燥機、減圧式乾燥機、作業中の保護具(耳せん、防じんマスク、ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
TASK タスク(仕事に含まれるこまかな作業)
この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。
生産された様々な材木を寸法別、用途別、品質別に検査し、仕分けする。
重要度 3.51
丸太から大割りされた木材を、所定寸法に仕上げていくために、どのようにのこ入れするかを決め、機械のこを操作する。
重要度 3.36
電動工具を使って、木材を研磨する。
重要度 3.11
挽き材に使用する帯のこや丸のこなどの調整やのこ歯の研磨をする。
重要度 3.32
入荷した原木を樹種や太さ、長さ、品質によって仕分けし、所定の長さに電動のこぎりで切断する。
重要度 3.24
丸太から、どのような用途、品質の木材をどれだけ生産できるか判断する。
重要度 3.47
丸太を台車にのせてある程度の大きさに縦挽き(大割り)するために、製材機を操作する。
重要度 3.17
製材品に、樹種、等級、寸法、工場名などを表示して結束あるいは梱包する。
重要度 3.13
PROFILE しごと能力プロフィール
興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。
HOW TO 就くには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。一般には、入職後に仕事をしながら技能を身につけていく場合が多い。一人前になるには、目立の仕事の場合で5~7年、それ以外の職務では3~5年といわれているが、「はな取」は、未経験者であっても比較的容易にできる。
関連資格として、厚生労働省が定める技能検定の「機械木工技能士」や公益社団法人 日本木材加工技術協会が認定する「木材乾燥士」「木材接着士」「木材切削士」などがある。
材木製造の仕事は、一日中立ち作業で、しかも機械を使う作業が多いため、一定の体力と機敏な動作、作業を安全に行う注意力が求められる。
また、材木製造は、各工程で2~3人の班を編成して行う場合が多く協調性も求められる。さらに、製材機械は自動化のために色々な装置が加わり、複雑になっていく傾向にあるため、機械を扱う場合は、機械や電気、油圧・空圧機構などについて興味を持てる人であることが望ましい。
学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
2.1%
関連資格
木材加工用機械作業主任者1級機械木工技能士2級機械木工技能士木材乾燥士木材接着士木材切削士
関連団体