WHAT どんな仕事?
紙器(しき)には主に「印刷箱」、「貼箱」、「簡易箱」、「段ボール箱」の4種類があり、これらの紙箱(かみばこ)を作る。多様なニーズに対応し、様々な形態の箱が作成されている。
まず素材の紙を寸法通り機械で裁断し、箱を展開した形にする。さらに、折り曲げ部分に機械で罫(けい:折線)をつけ、折り曲げて箱の形にし、糊(のり)で接着して組み立てる。このとき、溝は紙質、形に合わせて溝部分への圧力を調節して、溝の深さを一定に保つ必要がある。糊を使う時は、紙の材質や温度によって糊の粘度を調節する。
あらかじめ素材の紙に印刷をしたり(印刷箱)、素材の紙の上に印刷紙やファンシーペーパー、小間(こま)紙、レザック、布などを貼り付けたり(貼箱)する場合もある。この場合、通常は自動貼箱機を使うが、高級品の場合は手作業で行う。
簡易箱は、無地の板紙から打ち抜き、折り曲げて接着して製造する。
段ボール箱は、段ボールシートに印刷してから、折り曲げ、接着または針金留めなどをして箱に仕上げる。
紙器製造の仕事では、これらの作業を分担して行うが、近年は全工程の機械化も進んでいる。
よく使う道具、機材、情報技術等
自動貼箱機
TASK タスク(仕事に含まれるこまかな作業)
この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。
原料の紙を裁断するために機械を操作する。
重要度 3.60
出来上がった製品を梱包、出荷する。
重要度 3.52
折り曲げ部分に溝を打ち込み、折り曲げて箱の形にする機械を操作する。
重要度 3.69
紙箱を組み立てるため、仮折り、折り込みをする機械を操作する。
重要度 3.45
糊付け、ホチキス留めをする機械を操作する。
重要度 3.42
手作業で箱の外側や内側に紙をテープや糊で貼りつける。
重要度 2.97
紙の表面に絵柄を印刷する機械を操作する。
重要度 3.60
PROFILE しごと能力プロフィール
興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。
HOW TO 就くには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。
入職すると、まず紙器の役割と箱の種類、生産に必要な機械設備などについて指導を受け、断裁作業、打抜き作業を覚えていく。その後、経験を積んで他の作業も習得していく。経験を積み班長や主任へ昇進していく場合もある。
関連する資格として、厚生労働省が定めた技能検定の「紙器・段ボール箱製造技能士」があり、資格を取得すると技能の証明として評価される。
平面からできあがりの立体を想像できる空間判断力、きれいに貼り付けるための手・指先の器用さなどが求められる。
学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)
関連資格
1級紙器・段ボール箱製造技能士2級紙器・段ボール箱製造技能士
関連団体