薬学研究者

医薬品研究者
未経験歓迎正社員が中心

製薬会社等の研究部門において、新しい医薬品を開発するための研究開発を行う。

就業者数
98,020
賃金(年収)
802万円
年齢
42.5
労働時間
159h/月
求人賃金(月額)
28万円
有効求人倍率
0.45
WHAT

どんな仕事?

製薬会社等の研究部門において、新しい医薬品を開発するための研究開発を行う。

医薬品の開発では、まず探索研究(基礎研究)として、化学合成、バイオテクノロジーやゲノム情報などを活用し、薬の候補となる新規物質を作り(医薬品候補物質)、その化学構造や物理的・化学的な特性から医薬品となる可能性を調べる。この基礎研究では、コンピュータにより物質の合成シミュレーションを行ったり、実際に医薬品の合成実験をしたりもする。さらに、関係分野の動向や最新の情報を調べたり、最新技術を用いたアプローチや社外リソースを活用した研究を行うことがある。ここまでの基礎研究がおおよそ2~3年とされる。

次に3~5年かけ、選別された医薬品候補物質について、有効性、体内動態や安全性などを検討する(非臨床試験)。また、物質自体の品質、安全性に関する試験、臨床試験や市販に向けた製剤化の検討も行う。

その後3~7年をかけて、ヒトでの有効性や安全性の確認を行う(臨床試験:治験)。これらの結果をもとに、国の審査を受け承認されると薬として認められる(2~3年)。

薬学研究者はこの開発過程の中で主に基礎研究及び非臨床試験に従事する。

実際の開発ではプロジェクトリーダー(主任研究員、課長クラス)と数人の薬学研究員がチームを作り、それぞれ役割を分担して1つのプロジェクトに数年をかけて研究、開発を行う。

薬の開発は全体で10年以上かかることは珍しいことではない。当初の候補物質(合成化合物)が臨床試験等の開発段階を経て、承認取得に至るまでの確率は低い。業界団体調べによると、2019年~2023年の5カ年累計でみて、43万1,293の合成化合物に対し、承認取得段階に移行した数は14となっている。(2019~2023年*1)。薬品として製品化されるまでには長い年月が必要であり、自分の研究成果がなかなか形にならなくても、モチベーションを維持し続けることが必要となる。

*1 日本製薬工業協会 DATA BOOK 2025

「開発段階別化合物数と承認取得数 (日本)」から

よく使う道具、機材、情報技術等

文書作成ソフト(Word、一太郎等)、表計算ソフト(Excel、Googleスプレッドシート等)、プレゼン資料作成ソフト(PowerPoint、Keynote等)、オンライン会議ツール、パソコン

TASK

タスク(仕事に含まれるこまかな作業)

この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。

報告書を作成する。
実施率 93.9%
重要度 3.89
同分野における他の研究者の動向を調べ、最新の情報や知識を得る。
実施率 91.8%
重要度 3.82
研究テーマを決定し、研究計画を立てる。
実施率 87.8%
重要度 4.21
論文を書き、学会誌や専門誌に投稿する。
実施率 87.8%
重要度 3.79
実験結果を研究チーム内で共有し、今後の方針について検討する。
実施率 87.8%
重要度 3.95
医薬品の副作用を評価する。
実施率 85.7%
重要度 3.81
研究成果を学会などで発表する。
実施率 85.7%
重要度 3.60
研究チームのタスクやスケジュールを管理する。
実施率 85.7%
重要度 3.83

全32タスク中 上位8件を表示

PROFILE

しごと能力プロフィール

興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。

興味(RIASEC 6タイプ)

スキル ― 上位項目

39項目中
読解力
文章力
説明力
外国語を読む
新しい情報の応用力
傾聴力

知識 ― 上位項目

33項目中
医学・歯学
生物学
化学
外国語の語彙・文法
事務処理
日本語の語彙・文法

仕事の性質 ― 上位項目

39項目中
電子メール
空調のきいた屋内作業
他者とのかかわり
座り作業
厳密さ、正確さ
ビジネスレターやメモの作成

アビリティ ― 上位項目

35項目中
記述表現
記述理解
アイデアや代案を数多く生み出す力
発話表現
トラブルの察知
独創性
HOW TO

就くには

入職にあたって特に必要な資格はないが、薬学研究者になるには、大学の薬学部、理学部、獣医学部、農学部などで大学院まで進み、製薬会社、化粧品メーカー、国の研究機関などに就職するケースが多い。

入職後は大学の専攻分野の研究だけではなく、他の分野の研究も行うことが多いため、専門を生かしながら創薬に関わる知識も身につけることができる。

また、ラジオアイソトープ(放射性同位体)や危険物を取り扱うことから放射線取扱主任者や毒物劇物取扱責任者等の関連の資格が必要であるが、一般的には入職後に取得する。

人事異動で研究以外の企画、特許、製品情報関連の部署に配属される場合がある。

研究開発の実績により、大学に転出したり、製薬開発のベンチャー企業を興したりする者もいる。

最新の専門知識を得たり、海外との情報交換を行うために、特に英語の語学力は不可欠である。また、研究には何年も要することが多く、探究心を持ち続けることが求められる。

学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)

修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
61.8%
博士課程卒
56.4%
大卒
40.0%
専門学校卒
3.6%
高卒未満
1.8%
高卒
1.8%
短大卒
1.8%
わからない
1.8%
特に必要ない
41.8%
わからない
14.5%
1ヶ月超~6ヶ月以下
9.1%
2年超~3年以下
9.1%
6ヶ月超~1年以下
5.5%
5年超~10年以下
5.5%
10年超
5.5%
1年超~2年以下
3.6%
3年超~5年以下
3.6%
1ヶ月以下
1.8%
特に必要ない
60.0%
わからない
12.7%
1ヶ月超~6ヶ月以下
5.5%
2年超~3年以下
5.5%
3年超~5年以下
5.5%
6ヶ月超~1年以下
3.6%
5年超~10年以下
3.6%
10年超
3.6%
6ヶ月超~1年以下
21.8%
2年超~3年以下
21.8%
1ヶ月超~6ヶ月以下
10.9%
1年超~2年以下
9.1%
3年超~5年以下
9.1%
5年超~10年以下
9.1%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
7.3%
10年超
5.5%
わからない
5.5%

関連資格

放射線取扱主任者毒物劇物取扱責任者薬剤師

関連団体

FORM

一般的な就業形態

正規の職員、従業員
96.4%
派遣社員
14.5%
契約社員、期間従業員
7.3%
経営層(役員等)
3.6%
パートタイマー
1.8%
自営、フリーランス
1.8%
アルバイト(学生)
1.8%

この仕事、自分に向いてるか気になったら

学歴・職歴不問。まずは話すだけでOKです。アドバイザーが一緒に考えます。

LINEで無料相談する