WHAT どんな仕事?
福祉等に関する専門知識を活かし、社会生活に困難や支障のある人々の相談に乗ったり、社会的支援を行う。ソーシャルワーカーと呼ばれることが多い。ここでは以下、ソーシャルワーカーという。
職務内容としては、高齢者、障がい者、ひとり親、生活困窮者等を対象に相談・支援業務及び関係機関との連絡・調整を行う。「社会福祉士」、「精神保健福祉士」の資格を取得しソーシャルワーカーとして就業していることが多い。ソーシャルワーカーの具体的な業務内容は就労先によって異なる。例えば、病院なら「医療ソーシャルワーカー」や「医療相談員」、高齢者施設なら「生活相談員」などとして活動している。
ソーシャルワーカーには、相談者の話をじっくりと聞いて、ニーズを聞き出し、適切な行政サービス等を紹介したり、相談者が自立した生活を送れるように支援する。地域の福祉ニーズを把握して、不足するサービスの充実を提案したり、サービス提供者のネットワークを構築するなど、その仕事内容は多岐にわたる。
地域包括支援センターに勤務するソーシャルワーカー(社会福祉士)を例に、1日の仕事の流れをみると、出勤後、その日の面談予定を確認し、朝会で情報を共有してから、施設入所希望者とその家族の相談に応じたり、ケアマネージャーとの連絡を行う。必要に応じて相談者宅を訪問し、本人や家族と面談する。その後病院を訪問し、入院患者と面談するなど外回りをこなすこともある。センターに戻り、その日の相談の記録を作成したり、翌日の準備を行う。急な案件が入り残業をすることもある。
最近は司法関係の案件も増えており、検察や弁護士と連携して受刑者や刑期満了者への生活・自立支援などを行う場合がある。
よく使う道具、機材、情報技術等
文書作成ソフト(Word、一太郎等)、パソコン
TASK タスク(仕事に含まれるこまかな作業)
この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。
支援対象者との面談予定を確認する。
重要度 3.30
1日の相談記録のまとめ、翌日の準備などをする。
重要度 3.40
公的な支援を利用者や家族に情報提供する。
重要度 3.40
支援対象者やその家族の相談を受ける。
重要度 3.57
利用者が自立した生活を送るための援助計画を立てる。
重要度 3.55
援助計画を実行し、定期的な評価、見直しをおこなう。
重要度 3.51
PROFILE しごと能力プロフィール
興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。
HOW TO 就くには
ソーシャルワーカーになるには、国家資格である「社会福祉士」か「精神保健福祉士」の資格を取得することが一般的である。公務員として都道府県や市町村の福祉事務所で働くためには、任用資格である「社会福祉主事資格」を取得しなければならない。
それぞれの職場に入職後はOJTで経験を積みながら仕事をしていくことになる。研鑽を求められる職業であり、社会福祉士の場合、日本社会福祉会の生涯研修センターでの「生涯研修制度」を利用している人も多い。社会福祉士のスキルアップを支援し、キャリアアップにつなげる仕組みとして、認定社会福祉士認証・認定機構では、実務経験5年以上の「社会福祉士の実践力」を認証する「認定社会福祉士」制度がある。
ソーシャルワーカーの仕事は相談業務が中心となるだけに、人とのコミュニケーション能力が高いことが求められる。利用者やその家族はもとより、医療機関や行政などとの折衝・連携も欠かせない職業であるので、コーディネート能力も重要である。支援を必要としている利用者と向きあう仕事なので、使命感や正義感、思いやりも大切である。
学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
2.0%
関連資格
社会福祉士精神保健福祉士認定社会福祉士社会福祉主事資格社会福祉主事任用資格
関連団体