カウンセラー(医療福祉分野)

公認心理師(医療福祉分野)心理カウンセラー(医療福祉分野)臨床心理士(医療福祉分野)

臨床心理に関する専門知識を活かし、カウンセリング等により、心や対人関係などの悩みを抱えた人への支援を行う。

就業者数
163,750
賃金(年収)
454.2万円
年齢
37.6
労働時間
159h/月
求人賃金(月額)
24.8万円
有効求人倍率
1.97
WHAT

どんな仕事?

臨床心理に関する専門知識を活かし、カウンセリング等により、心や対人関係などの悩みを抱えた人への支援を行う。

心理的なサポートへのニーズは高まる傾向にあり、カウンセラーの活躍分野は医療、福祉、教育、企業、地域コミュニティーなど広がってきている。ここでは、主に病院、クリニック等医療機関や地方自治体の精神保健福祉センター、児童相談所等に勤務するカウンセラーについて記述する*。

医療機関では精神科医の指示により、クライアントに対し専門的技法を用いてカウンセリングを行う。カウンセリングでは対話を通してクライアントとの信頼関係を築き、クライアント自身が問題を整理し問題解決に近づくとともに、症状の緩和を促す心理的な支援を行う。心理検査等を行う場合もある。医師、看護師等他の医療スタッフともクライアントについて情報共有を行う。

地方自治体の精神保健福祉センターなどでは地域住民の相談に対応するが、本人のみならず家族等の相談に応じる場合もある。児童相談所などでは、虐待や家庭内不和・暴力から児童・子供を保護し心理面のケアを行う場合もある。

メンタルクリニックの心理カウンセラーの仕事の例でみると、当日のカウンセリングの予約状況等を確認し、必要に応じ、医師等とクライアントの状況等について情報共有の打合せを行う。メールや電話で担当するクライアントからの相談等があれば対応する。面談予約のクライアントには、事前に前回までの状況を面談記録等で確認の上、相談室で決まった時間のカウンセリングを行う。カウンセリングが終了すると面談記録を作成する。記録を整理し、クライアントの状況の見立てを行い医師等と今後のカウンセリングの進め方等を検討する。一日に複数のクライアントの面談を実施することが多い。翌日の準備や必要な事務仕事等も行う。

*「スクールカウンセラー」「キャリアカウンセラー、キャリアコンサルタント」についてはそれぞれの職業解説を参照のこと。

よく使う道具、機材、情報技術等

文書作成ソフト(Word、一太郎等)、パソコン

TASK

タスク(仕事に含まれるこまかな作業)

この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。

面談記録を作成する。
実施率 98.3%
重要度 3.90
患者にカウンセリングを行う前に過去の面談記録等を確認する。
実施率 94.9%
重要度 3.75
カウンセリングに関する講義や研修を実施する。
実施率 94.9%
重要度 3.29
カウンセリングの内容を踏まえ患者の状況について見立てを行う。
実施率 93.2%
重要度 4.04
自傷他害のリスクに対応する。
実施率 93.2%
重要度 3.82
クライアントの家族等の相談に応じる。
実施率 91.5%
重要度 3.39
公的機関や学校、他職種等と連携する。
実施率 89.8%
重要度 3.57
発達障害者への心理アセスメントと支援を行う。
実施率 89.8%
重要度 3.68

全29タスク中 上位8件を表示

PROFILE

しごと能力プロフィール

興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。

興味(RIASEC 6タイプ)

スキル ― 上位項目

39項目中
傾聴力
他者の反応の理解
説明力
文章力
対人援助サービス
読解力

知識 ― 上位項目

33項目中
セラピーとカウンセリング
心理学
医学・歯学
社会学
教育訓練
日本語の語彙・文法

仕事の性質 ― 上位項目

39項目中
他者とのかかわり
空調のきいた屋内作業
座り作業
対面での議論
意思決定の自由
優先順位や目標の自己設定

アビリティ ― 上位項目

35項目中
発話表現
発話理解
トラブルの察知
記述表現
記述理解
帰納的推論
HOW TO

就くには

カウンセリングに関連する資格には、臨床心理士、公認心理師などがあり、この仕事に従事している者はいずれかの資格を保有している場合がほとんどである。学歴面では大卒・大学院卒の割合が高く、専攻は心理学系学部、学科の卒業者が多い。

臨床心理士は、指定大学院を修了した者でなければ受験資格が与えられない。公認心理師は、2018年に試験が開始された国家資格である。試験にはいくつかの受験区分がある。その他医療福祉分野では精神保健福祉士(PSW)が相談に対応する場合もある。

入職後は、職場でのOJTで経験を積む場合が多いが、カウンセリングのスキルの習得に際しては、先輩カウンセラーからのSVを受ける場合もある。カウンセラーとして一人前と認められるには数年の臨床経験が必要とされている。臨床経験を積んでフリーランスや独立開業する場合もある。

心理カウンセラーには、コミュニケーション能力のほかクライアントとのラポールを形成するスキル(相手の心を開かせ良好な人間関係を構築するスキル)など心理面からのアプローチ技術に加えて、継続的にクライアントに関わることができる粘り強さが求められる。面接記録等を作成する事務処理能力も必要である。また、カウンセラーには、厳重な守秘義務が課されており、個人情報保護や倫理規定の遵守などコンプライアンスに関わる高い見識も求められる。

学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)

修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
55.8%
大卒
40.4%
高卒
5.8%
専門学校卒
5.8%
博士課程卒
5.8%
わからない
3.8%
高専卒
1.9%
わからない
21.2%
2年超~3年以下
17.3%
特に必要ない
11.5%
6ヶ月超~1年以下
9.6%
1年超~2年以下
9.6%
3年超~5年以下
9.6%
5年超~10年以下
9.6%
1ヶ月超~6ヶ月以下
7.7%
10年超
3.8%
特に必要ない
32.7%
わからない
19.2%
1年超~2年以下
13.5%
6ヶ月超~1年以下
9.6%
2年超~3年以下
7.7%
5年超~10年以下
7.7%
1ヶ月超~6ヶ月以下
5.8%
3年超~5年以下
1.9%
10年超
1.9%
3年超~5年以下
25.0%
1年超~2年以下
15.4%
2年超~3年以下
11.5%
10年超
11.5%
わからない
11.5%
1ヶ月超~6ヶ月以下
7.7%
6ヶ月超~1年以下
5.8%
5年超~10年以下
5.8%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
3.8%
1ヶ月以下
1.9%

関連資格

公認心理師臨床心理士精神保健福祉士

関連団体

FORM

一般的な就業形態

正規の職員、従業員
59.6%
パートタイマー
30.8%
自営、フリーランス
28.8%
契約社員、期間従業員
23.1%
アルバイト(学生以外)
3.8%
経営層(役員等)
1.9%

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