国際協力専門家

国際協力の豊かな実務経験、リーダーシップ、人的ネットワーク等を基に、国際協力機構(JICA)や国連機関などが実施する各種国際協力事業に携わる。

就業者数
309,100
賃金(年収)
583.3万円
年齢
41.7
労働時間
158h/月
求人賃金(月額)
27.5万円
有効求人倍率
0.43
WHAT

どんな仕事?

国際協力の豊かな実務経験、リーダーシップ、人的ネットワーク等を基に、国際協力機構(JICA)や国連機関などが実施する各種国際協力事業に携わる。

一般的に国際協力専門家は、相手国の政策担当者や実務担当者、技術者などに技術や知識・助言を伝えたり、国の開発や復興のための計画を共に検討したり、人材の育成を図ることなどを通じ、その国が自立的に発展、復興していくよう促すことを目的として活動している。短期の調査団員や長期の専門家等として海外での業務に派遣されるのが一般的である。

世界には、経済の低迷や貧困などによって困難に直面している開発途上諸国や、紛争や内戦、自然災害などにより国土や人々の生活が破壊され復興途上にある国が少なくない。これらの国々では、人々が安心して生活できるような社会づくりや経済の発展のために、様々な方面で、日本など先進諸国の経験や技術・ノウハウを求めている。こうした要望にこたえて、国際協力機構(JICA)や国連機関などから、多くの分野の国際協力専門家が派遣されている。

こうした活動は、農業から工業、保健医療や運輸交通、労働、社会福祉、あるいは法整備や政策提言まで広範な分野にわたっている。とりわけ近年では、紛争、テロ、犯罪、人権侵害、難民の発生、感染症の蔓延、環境破壊、経済危機、災害といった「恐怖」や、貧困、飢餓、教育・保健医療サービスの欠如などの「欠乏」を、「人間の生を脅かし、自由と可能性を奪うもの」ととらえている。これらに対する地球規模の取組を「人間の安全保障」として、これらの観点から専門家としての人材を確保し、活用する動きが高まっている。

世界に散在する問題を解決するための縁の下の力持ちとして働くという、誇りとやりがいを持てる仕事でもある。

近年では、地方自治体からの派遣もある。日本の地方自治体には様々な分野において経験豊富ですぐれたノウハウを持つ人材が数多くおり、技術指導・支援、研修員の受入れなどを通じ海外の地方自治体との相互協力において幅広い分野での高い成果が期待できる。そのため、海外の地方自治体などの行政システムの向上、技術力の向上、人材育成、相互の友好協力関係の構築等を目的に、海外地方政府(地方自治体)からの要請に基づき、自治体国際化協会(CLAIR)の「自治体国際協力人材バンク」の登録者から候補者を選考し派遣している。

よく使う道具、機材、情報技術等

文書作成ソフト(Word、一太郎等)、表計算ソフト(Excel、Googleスプレッドシート等)、プレゼン資料作成ソフト(PowerPoint、Keynote等)、オンライン会議ツール、パソコン

TASK

タスク(仕事に含まれるこまかな作業)

この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。

派遣に備え、国内で技術や知識を深める。
実施率 100.0%
重要度 3.29
現場の実態調査を行い課題等について具体的な情報を収集する。
実施率 100.0%
重要度 4.05
派遣先国の政府(政策担当者)などに必要な助言や提案を行う。
実施率 100.0%
重要度 3.52
派遣された国の様々な人と交流し、人脈を広げる。
実施率 100.0%
重要度 3.81
派遣終了後、報告書をまとめ、関係機関等に報告する。
実施率 100.0%
重要度 3.62
開発や復興計画の事業評価をする。
実施率 100.0%
重要度 3.00
国内や派遣先国内で広報業務を行う。
実施率 100.0%
重要度 3.00
派遣された国の政府、関係機関等から要請を受けたテーマに関する現状、政策、要望等に関してヒアリング等を行い課題を把握する。
実施率 95.2%
重要度 3.70

全21タスク中 上位8件を表示

PROFILE

しごと能力プロフィール

興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。

興味(RIASEC 6タイプ)

スキル ― 上位項目

39項目中
外国語を読む
他者との調整
読解力
文章力
外国語で話す
傾聴力

知識 ― 上位項目

33項目中
外国語の語彙・文法
事務処理
日本語の語彙・文法
公衆安全・危機管理
コミュニケーションとメディア
ビジネスと経営

仕事の性質 ― 上位項目

39項目中
電子メール
空調のきいた屋内作業
他者とのかかわり
グループやチームでの仕事
厳密さ、正確さ
座り作業

アビリティ ― 上位項目

35項目中
トラブルの察知
演繹的推論
帰納的推論
発話理解
発話表現
記述表現
HOW TO

就くには

専門家として活動する分野により、資格や学歴の要件は異なる。

入職経路として、国連邦人職員の場合は、所定の試験を通じて職員や専門家となる。

JICAでは、派遣先のニーズに応じ、一般公募のほか、関係省庁、自治体など行政機関を通じて専門人材を求めている。開発コンサルタントのような民間企業、NGOやNPOに所属して、自分のスキルを発揮する方法もある。

活動分野は多岐にわたり、さまざまな職種や業務があるが、共通していることは、自立的かつ計画的に行動し、求められる成果を的確にあげることである。そのためには、専門知識や技術だけでなく、情報収集能力や総合的な判断力を備えていることが必要となる。求められる資質と能力は個々の案件により異なるが、JICAでは、一般的に「分野・課題専門力」、「総合マネジメント力」、「問題発見・調査分析力」、「対話力」、「地域関連知識・経験」、「援助関連知識」をあげている。

また、気候風土はもちろん、生活習慣や文化の異なる国々において活動するためには、自国での経験を押し付けたり、そのまま流用するのではなく、その土地にあった方法を現地の人々とともに考え適用する柔軟性や適応力も必要となってくる。仕事によっては、多国籍の人々とのチームワークも求められる。国際協力専門員の仕事は、高度な知識と経験が必要であるだけでなく、相手国の人々への思いやりや相手に寄り添えることが求められる。発展途上国のために自分の技術を生かし、役に立ちたいという熱意も重要である。

学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)

修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
61.5%
大卒
38.5%
博士課程卒
30.8%
高卒
3.8%
特に必要ない
23.1%
わからない
19.2%
10年超
15.4%
1年超~2年以下
11.5%
5年超~10年以下
11.5%
6ヶ月超~1年以下
7.7%
3年超~5年以下
7.7%
2年超~3年以下
3.8%
特に必要ない
26.9%
わからない
19.2%
10年超
15.4%
2年超~3年以下
11.5%
5年超~10年以下
11.5%
3年超~5年以下
7.7%
6ヶ月超~1年以下
3.8%
1年超~2年以下
3.8%
3年超~5年以下
19.2%
わからない
19.2%
1ヶ月超~6ヶ月以下
15.4%
2年超~3年以下
15.4%
5年超~10年以下
11.5%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
7.7%
6ヶ月超~1年以下
3.8%
1年超~2年以下
3.8%
10年超
3.8%

関連団体

FORM

一般的な就業形態

正規の職員、従業員
53.8%
契約社員、期間従業員
38.5%
自営、フリーランス
23.1%
パートタイマー
3.8%
派遣社員
3.8%
その他
3.8%

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