マーチャンダイザー、バイヤー

MD食料品マーチャンダイザーアパレルバイヤーマーチャンダイザー(百貨店)
正社員が中心

店舗で扱う商品を検討し、売れる商品を仕入れる。販売戦略を考えたり、生産者と一緒に商品を開発することもある。

就業者数
29,500
賃金(年収)
557.6万円
年齢
42
労働時間
165h/月
求人賃金(月額)
26.5万円
有効求人倍率
1.67
WHAT

どんな仕事?

店舗で扱う商品を検討し、売れる商品を仕入れる。販売戦略を考えたり、生産者と一緒に商品を開発することもある。

バイヤーとは商品の買い付け、仕入れを行う担当者であるが、今日では単なる買い付けにとどまらず、マーチャンダイザーとして商品を生産者とともに開発したり、買い付けた商品の販売戦略まで考えることが多く、ここではバイヤーを含めマーチャンダイザーについて解説する。マーチャンダイザーがバイヤーを兼任していることも多く、マーチャンダイザー(merchandiser)は短くMDと呼ばれることもある。

マーチャンダイジングとは、売れる商品のために、商品の企画開発、商品の調達、そして商品の販売戦略まで検討する活動であり、この中で商品の調達の部分に比重があるのがバイヤーである。市場に潤沢に商品があり、その中から購入すればよいのであれば、バイヤーとしての仕事になるが、より良い商品を仕入れようとすると、生産者に働きかけ、生産者とともに商品を開発していくことが必要になる。また、現在はすでに多くの商品が流通し飽和状態といえ、このような状況では販売戦略が重要であり、この面ではバイヤーというよりもマーチャンダイザーとしての仕事となる。

ここでは、マーチャンダイザー、バイヤーが活躍する主な分野として、食料品とアパレルの小売りについて記述する。なお、類似した仕事として「商社営業」、「商品企画開発(チェーンストア)」、「ネット通販の企画開発」は別途、本サイトで解説されている。

マーチャンダイザーの仕事は市場調査、売れ行きなどの情報からどのような商品が売れるか予測することに始まる。最近ではお客のポイントカード等の情報から、どのような商品が売れているかリアルタイムでわかる。消費行動に関するビッグデータを解析し提供している会社もあり、そのような情報も利用される。天候と売れ行きの関係など、一部はAIも活用されている。このように市場の動向を常に把握し、食料品であればどのような食料品が売れるか、アパレルであれば流行のトレンドを押さえておく必要がある。

この予測に基づき商品を仕入れるが、マーチャンダイザーは生産者と一緒に商品開発まで行う。野菜であれば、卸売市場で仕入れるだけではなく、契約農家とともに、安心・安全やSDGs(持続可能な開発目標)も配慮し、JGAP(Japan Good Agricultural Practice)等食料品生産の規格にも沿って野菜を生産する。これらの野菜は事前の契約に基づき仕入れる。近年では野菜の生産農家は減少しており、市場に潤沢に野菜が出回っているわけではない。消費者に喜ばれる野菜を生産者とともに作らなくてはならない。

生産の途中でも出来具合や天候を継続してチェックしていく。気象条件が毎年異なり、最近では異常気象も頻発することから、良い野菜を生産するためには知恵と工夫が必要である。

加工食品であれば、メーカーから仕入れるだけではなく、グループ企業内のマーチャンダイザーが集まり、新商品やPB(プライベートブランド)商品の開発を検討する。

チェーンストアでは、マーチャンダイザーがまとめて仕入れた商品を、店舗の店員がEOS(Electronic Ordering System、電子発注システム)によって、タブレット端末などから発注し、翌日、翌々日に店舗に商品が届くという流れになる。

アパレルのマーチャンダイザーは展示会に出席したりメーカーを回り様々な既製品を検討し、そこから仕入れることもあるが、生地やデザイン、製造工程に関して、デザイナー、パタンナー、生地生産者、服飾メーカーとともに検討し、自社のブランドにふさわしい衣料品を作ることもある。アパレルの場合は現物を見て対面で発注することが多い。アパレルに関してもSDGsやフェアトレードに関する消費者の関心が高まっており、このような点も配慮して、企画する。

マーチャンダイザーは販売戦略でも大きな役割を果たしており、どのようなCMを流し、どのように店頭で陳列するか等検討する場合もある。売れ行きがよければ会社の利益となり、逆に、売れ残った商品は会社の損失となるため、マーチャンダイザーの責任は重大である。一方、自分が担当する商品に関して、専門知識を有するエキスパートであることにやりがいを感じることもできる。商品の企画や開発まで行う点では、関係者、生産者と一緒に新しいものを作り上げていくという醍醐味もある。

よく使う道具、機材、情報技術等

文書作成ソフト(Word、一太郎等)、プレゼン資料作成ソフト(Power Point等)、パソコン

TASK

タスク(仕事に含まれるこまかな作業)

この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。

流行やトレンドを押さえる。
実施率 97.6%
重要度 3.65
商品の売れ行きを予測する。
実施率 95.1%
重要度 3.79
担当する商品の市場調査を行う。
実施率 92.7%
重要度 3.79
仕入れに関して生産者と折衝する。
実施率 92.7%
重要度 3.60
店舗で扱う商品を検討し、売れる商品を仕入れる。
実施率 90.2%
重要度 4.22
販売戦略を考えたり、生産者と一緒に商品を開発する。
実施率 90.2%
重要度 3.97
店舗から商品に関する問合せに答える。
実施率 90.2%
重要度 3.54
生産者とどのような商品にするかを検討する。
実施率 87.8%
重要度 3.53

全20タスク中 上位8件を表示

PROFILE

しごと能力プロフィール

興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。

興味(RIASEC 6タイプ)

スキル ― 上位項目

39項目中
傾聴力
説明力
交渉
読解力
説得
文章力

知識 ― 上位項目

33項目中
販売・マーケティング
顧客サービス・対人サービス
生産・加工
ビジネスと経営
事務処理
輸送

仕事の性質 ― 上位項目

39項目中
他者とのかかわり
電話での会話
電子メール
空調のきいた屋内作業
ビジネスレターやメモの作成
対面での議論

アビリティ ― 上位項目

35項目中
トラブルの察知
アイデアや代案を数多く生み出す力
法則に基づいた情報の並べ替え
独創性
発話表現
帰納的推論
HOW TO

就くには

マーチャンダイザーになるために、特に学歴や資格は問われないが、市場調査や商品開発まで行い、様々な関係者と共同で仕事をし、会社として大きな資金が動くことから、会社の基幹社員として採用されることが多い。

食料品のマーチャンダイザーの場合、正社員として入社し、売り場での販売を何年か経験し、店舗の売り場責任者や副店長を経験したりし、マーチャンダイザーになることが多い。

アパレルの場合も売り場での接客、店長等を経験したり、バイヤーの仕事やマーチャンダイザーのアシスタントをし、マーチャンダイザーになる。

マーチャンダイザーのその後のキャリアとしては、会社の経営層になっていくか、担当する分野の専門家、エキスパートになっていくルートがある。数は少ないが、専門知識と人脈を生かし、コンサルタントとして独立する人も中にはいる。

商品の売れ行きやトレンドに敏感で、論理的な思考、戦略的な思考ができることが必要である。生産者や幅広い関係者との仕事となり、初対面の人に会ったり、目上の人に会うことも多い。このような対人関係に苦手意識がなく、スムーズにコミュニケーションが行えることが求められる。

学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)

大卒
68.8%
高卒
29.2%
短大卒
10.4%
わからない
10.4%
専門学校卒
8.3%
高卒未満
4.2%
高専卒
2.1%
特に必要ない
41.7%
1ヶ月以下
14.6%
1ヶ月超~6ヶ月以下
14.6%
1年超~2年以下
12.5%
わからない
8.3%
6ヶ月超~1年以下
4.2%
2年超~3年以下
4.2%
特に必要ない
45.8%
わからない
12.5%
6ヶ月超~1年以下
10.4%
1ヶ月以下
8.3%
1年超~2年以下
8.3%
1ヶ月超~6ヶ月以下
6.3%
2年超~3年以下
6.3%
3年超~5年以下
2.1%
1年超~2年以下
27.1%
6ヶ月超~1年以下
20.8%
1ヶ月超~6ヶ月以下
18.8%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
10.4%
2年超~3年以下
8.3%
3年超~5年以下
8.3%
1ヶ月以下
2.1%
5年超~10年以下
2.1%
わからない
2.1%
FORM

一般的な就業形態

正規の職員、従業員
72.9%
契約社員、期間従業員
14.6%
自営、フリーランス
12.5%
パートタイマー
10.4%
アルバイト(学生以外)
8.3%
派遣社員
4.2%
アルバイト(学生)
4.2%
経営層(役員等)
2.1%
その他
2.1%

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