WHAT どんな仕事?
歯科医師の指示にしたがって、人工的な歯を作ったり、修繕したりする。
いったん歯が損なわれると、物を食べるのが不自由になったり、消化が悪くなるだけでなく、ときには容ぼうが変わったりするなど、心身の健康に関与している。歯は、乳歯の場合を除き、二度と生えかわることがないので、事故や歯科疾患によって歯を失った場合には、人工の歯を作ってそれを補い機能と審美を回復させることが必要になる。
歯科技工士が作る主なものには「クラウン」や「ブリッジ」、「総義歯」「局部義歯」、「インプラント」、「矯正装置」に加え「マウスガード」などがある。
仕事の中心になるのは、非常に精巧な手技工程であり、患者ごとに異なる歯の形や色を把握した上で、専用の道具を使った細かい指先による自然感と機能発揮の造作作業が求められる。近年は設計や加工の一部にCAD・CAMや3Dプリンターなども導入されている。
よく使う道具、機材、情報技術等
パソコン、CAD、CAM、3Dプリンター
TASK タスク(仕事に含まれるこまかな作業)
この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。
歯科技工に用いる器具を手入れする。
重要度 3.69
材料の在庫を確認し、必要に応じて発注する。
重要度 3.75
模型に合わせて義歯や金冠を製作し、調整する。
重要度 4.58
義歯や歯型などの資料や記録を作成し、保存する。
重要度 3.62
義歯や金冠の材料を準備し、保管する。
重要度 3.98
石膏泥・石膏屑、ワックスなどの廃棄処理を行う。
重要度 3.72
模型をもとに、陶材・金属・合成樹脂を使って義歯を作る。
重要度 4.52
完成した技工物を歯科医院に納品する。
重要度 4.40
PROFILE しごと能力プロフィール
興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。
HOW TO 就くには
歯科技工士になるには歯科技工士国家試験に合格する必要がある。高校卒業後、2年制・3年制の専門学校や短大、4年制の大学などの歯科技工士教育機関に入学、2年以上学んで必要な知識と技能を習得することで歯科技工士国家試験の受験資格が得られる。また、教育機関には夜間部を併設している学校もある。
歯科技工士国家試験に合格すると、厚生労働大臣の指定する登録機関(一般財団法人歯科医療振興財団)に申請することで、歯科技工士名簿に登録、歯科技工士免許が交付される。
就職については、新規採用では学校への求人や関係団体の情報などによるものが多い。
歯科技工士は、細かい指先の作業をしなければならないので、精密かつ正確な技術と知識が求められるほか、コツコツと努力できる根気強さも要求される。優れた細工(入れ歯など)には美的センスも求められる。
資格を取った後も技術の習練が必要であり、一人前になるには数年程度の実務経験が必要と言われている。歯科医師との関係が密接であり、歯科診療所や歯科技工所で経験を積み、やがて独立して歯科技工所を開くこともできる。
学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)
関連資格
歯科技工士
関連団体