WHAT どんな仕事?
作業療法士は体や精神に障害のある人がその心身機能を回復し、日常生活・社会生活に復帰できるように、食事、歯みがきなど日常生活の動作、家事、芸術活動、遊び、スポーツといった生活の中における作業や動作などを用いて訓練・指導・援助を行う医療技術者である。OT(Occupational Therapist)とも呼ばれる。
作業療法士は、病院の場合はカルテや患者との面接などから、訪問介護の場合は患者から直接ヒアリングを行って、医学的情報や生活情報を集める。そして、筋力や反射などの身体機能、認知機能や日常生活動作の能力について観察や検査を行い、患者の問題点を探る。これらの結果をもとに、患者それぞれの訓練目標を決め、具体的な訓練プログラムを作り、作業療法を実施する。
病院の場合、医師、看護師、理学療法士などから成るリハビリテーションチームでこれらを行う。
関節障害など身体の障害、アルコール依存症など精神の障害、脳性麻痺など発達の障害、高次脳機能障害、認知症など老年期の障害など、障害に応じて訓練目的と方法を考え、指導を行う。
よく使う道具、機材、情報技術等
パソコン
TASK タスク(仕事に含まれるこまかな作業)
この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。
医師、看護師、理学療法士などからなるチームで、治療訓練の目標を決める。
重要度 3.87
患者の身体機能、認知機能や日常生活動作の能力について観察や検査を行い、問題点を明らかにする。
重要度 4.02
患者の希望と生活環境に応じて訓練する作業を選択し、組み合わせる。
重要度 3.95
作業療法に使用する器具の使用前の準備や使用後の片付けをする。
重要度 3.50
プログラムの実施状況や障害の改善状況を記録し、管理する。
重要度 3.82
活動への参加に必要な技術や技能を指導し、障害の改善状況を評価する。
重要度 3.82
患者の家族の相談に応じ、必要な支援をする。
重要度 3.62
PROFILE しごと能力プロフィール
興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。
HOW TO 就くには
作業療法士国家試験に合格して免許を得ることが必要となる。国家試験の受験資格は、高校卒業後、国が指定した作業療法士養成課程のある大学・短大・養成施設などで3年以上学び、必要な知識・技能を修得して卒業する必要がある。
仕事に就いた後も、専門家の団体や学会などによる研修会・講習会があり、高い水準の専門知識と技術を身につけることができる。
作業療法の手段となる作業や遊び、玩具、道具や機器を使いこなし、それを訓練や指導に結びつけ、応用できる能力が求められる。また、障害のある人々やその家族とコミュニケーションをとり、社会的自立を援助するために、理解力や説得力、プログラム作りの創意工夫、支援制度についての知識なども必要となる。
就職は、養成校の紹介や専門誌の求人情報などによることが多い。
また、一般社団法人日本作業療法士協会の認定資格として認定作業療法士、専門作業療法士がある。
学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
10.6%
関連資格
作業療法士理学療法士認定作業療法士専門作業療法士
関連団体