WHAT どんな仕事?
はり師は身体のツボをはりで刺激し、きゅう師はツボをきゅうで暖めることで、人間の自然治癒力を活性化させて病気を治療する。
はり・きゅう治療の背景である東洋医学では、「気」(生命エネルギー)が全身をめぐり生命を保っていて、「気」のめぐりが悪くなると病気になると考える。「気」のとどこおりや詰まりを調整する場所がツボ(経穴)であり、ここを刺激することで人間の自然治癒力を高める。副作用がほとんど見られない医療法といわれている。
はり治療に用いるはりは直径0.2㎜の髪の毛ほどの太さである。患者の症状に応じて、ツボを指で探し当てて、消毒したはりをトントンと叩くようにして瞬間的に皮膚を通過させる。患部だけでなく、その周辺の神経にも刺激を与える。また、皮膚に刺したはりを電極にして弱い電流を流すことによって、はりの効果を倍増させる方法も行われている。
きゅう治療の場合は、指で患部周辺を押してツボを探し、ツボに適量のもぐさをのせ線香の火をつけて燃やし、熱の刺激で治療する。また、皮膚の上ではなく台座の上にもぐさを置く方法もある。
実際にははり師ときゅう師の両方の免許を持って施術をしている人が多い。
よく使う道具、機材、情報技術等
はり、きゅう
TASK タスク(仕事に含まれるこまかな作業)
この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。
患者に症状を聞き、体の状態を観察・確認する。
重要度 4.68
患者の体に触れ、患者の症状に応じて、ツボを指で探し当てる。
重要度 4.43
人体の所定のツボを確認し、身体表面の部位を消毒する。
重要度 4.54
決められた方式に従ってステンレスなどのはりを刺し入れ、患部とその周辺の神経に刺激を与える。
重要度 4.38
治療中に患者と会話し、治療後には体の状態を確認する。
重要度 4.29
健康状態を改善するためのアドバイスを患者に伝える。
重要度 4.27
症状や施術内容をカルテに記入する。
重要度 4.09
PROFILE しごと能力プロフィール
興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。
HOW TO 就くには
職業としてはり・きゅうを行うには、はり師免許、きゅう師免許を取る必要がある。
はり師試験、きゅう師試験を受けるには、認定された専門学校か大学・短大ではり・きゅうの技能と知識を3年以上修学する必要がある。視力障害者の場合は、盲学校や視力障害センターなどで学ぶことが多い。なお、視覚障害者の場合には、中学校卒でも5年の教育を受ければ、国家試験の受験資格が得られる。
はり・きゅう治療院などに数年間勤務して経験を積んでから、独立開業するケースが多く見られる。
患者に直接接して治療することから、治療技術に加えて適切なコミュニケーションを通して相手の気持ちを和ませ、信頼関係を築くことが求められる。
学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
4.1%
関連資格
はり師きゅう師
関連団体