WHAT どんな仕事?
名所旧跡や観光施設を巡る定期観光バスや、修学旅行やツアーなどの団体旅行で使用する貸切観光バスを運転する。
貸切観光バスの場合は、通常、乗車予定の3日ほど前に担当業務が決定するので、運行予定に基づいて道路の渋滞状況などの情報を集めて出発に備える。当日は、所属する営業所に出勤し、その日の運行予定路線と乗務する車両の確認をする。エンジンオイルや燃料の油量の確認、ブレーキの利き具合のチェック、ドアの開閉装置の点検等を行う。運行管理者からの点呼(連絡・指示の伝達)時には、健康管理面の確認や、検知器によるアルコールチェックを受ける。特に、経由地、発着時刻、宿泊場所などについて、バスガイドが同乗する場合はバスガイドとともに、運行管理者から詳しい指示を受ける。
集合した客をバスに乗せ、添乗員やバスガイド、また、複数台で運行する場合は同僚の運転士と打ち合わせて目的地に向かう。走行中は常に安全運転を心がけ、車内安全面とともに車内の雰囲気にも気を配って楽しい旅行を演出することも必要となる。カーナビゲーション機能の装備等の運転支援機器類の整備によって、以前よりも運転負担が軽減されている。交通渋滞などにより、必ずしも予定の走行ができない場合もあるが、概ね指示されたスケジュール通りに観光地、食事や休憩場所を回れるように発着時刻に留意して運転する。予定のコースを終えて乗客を降ろしたら、営業所に戻って、作業日報に走行距離などを記入する。運行記録に関しては、デジタルタコグラフにより運行管理者がリアルタイムに把握するバス事業者もみられ、エコ運転等の運転スキル向上に有効活用されたり、運転士の日報作成の事務負担が軽減されているケースもある。
よく使う道具、機材、情報技術等
バス車輌及び付属機器(デジタルタコグラフ、ドライブレコーダー、運行関連の連絡・記録用機器)、アルコール検知器
TASK タスク(仕事に含まれるこまかな作業)
この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。
運行予定のルートや行程を事前に確認する。
重要度 4.25
運行前にアルコール検査を受ける。
重要度 4.60
荷物を持った乗客を手伝い、荷物室への荷物の積み下ろしをする。
重要度 3.33
乗客の乗降が完了したことを確認してからドアを閉める。
重要度 4.52
乗客に車中では座席に腰掛けるように勧める。
重要度 4.46
PROFILE しごと能力プロフィール
興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。
HOW TO 就くには
学歴は不問だが、就業には大型自動車第二種免許が必要となる。同免許の受験資格は所定の免許を取得し、その運転経験が通算3年以上であることなどが条件である。そのため、これまではトラックドライバー、タクシー運転手などからの転職者が多かった。昨今の運転士不足の状況の中で、大型自動車第二種免許の取得を積極的に支援する企業が増えており、そうした場合、採用時には免許を持っていなくても、入社後に免許を取得するという条件で採用される。また、採用手段として求人エージェントの積極活用や、複数のバス事業者による合同面接会の開催等の取組みがみられる。このような動きもあり、前述のように必ずしも運転を職業とする者による転職だけでなく、他業種や業界未経験者からの入職が増えている。さらに、制度改正により、一定時間の特例教習を修了することで19歳から大型免許を取得できるようになっており、若年層が入職しやすい環境が整えられている。
採用に当たっては、運転技能だけでなく、注意力や目と手足の正確で敏速な共応といった適性が重視される。また、安全意識の高さや交通法規等の遵法意識はもちろんのこと、接客業務として、適切なコミュニケーション力や丁寧な態度が求められる。乗務に当たっては、道路渋滞等さまざまなイレギュラーな状況に即応できる柔軟性や耐性が必要となる。
採用されると1?2カ月の就業前訓練を受け、乗客に対する接遇、運転の実地訓練、周辺の地理などについて学習する。訓練修了時に行われる各営業所での実地試験に合格した後、業務に就く。経験を積むにつれて、宿泊を伴うコースや高速道路を長時間走るコースも担当する。また、勤務する企業によっては、路線(乗合)バスの運転士を経て観光バス運転士になる場合や、路線(乗合)バスと観光バスの双方に乗務する場合がある。定年年齢まで運転士の仕事を続ける者が多いが、運行管理や事務に異動し営業所の所長になる人もいる。事務職や管理職となる場合、社内試験制度があるケースもある。
学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)
関連資格
大型自動車第二種免許
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