WHAT どんな仕事?
プラスチックは石油から作られるポリマーを材料として作られ、産業資材から日用品まで非常に広く利用されている。プラスチックに熱や圧力を加えることで形を自由に変えられるという性質を利用して成形機でさまざまな製品を作り出すのがプラスチック成形の仕事である。
基本的な仕事は、材料を成形機に投入し加熱溶融したものを金型などで成形した後、冷却、凝固させ製品にすることである。
プラスチック成形には、圧縮、射出、押し出し、ブロー、真空、発泡、インフレーションなどの成形法があり、作る製品によってそれぞれ異なる成形機を使用することになる。
一般的な作業手順は、まず、作る製品に必要な金型を成形機に取り付ける。材料を成形機に投入し、温度や圧力、速度などの成形条件を成形機にセットし、試運転する。指示どおりの製品ができるように調整し終えると、その後は連続運転により成形を続け、時々材料を補給する。通常は安定して生産を続けられるが、途中で条件が変化すると不良品になる恐れがあるため、機械の監視を続け、必要に応じて成形条件を修正する。成形が終わったら金型から製品を取り出し、形状、寸法が正しいか検査し、仕上げ工程や箱詰め工程へ送る。
現在では、成形の工程は自動化が進んでいる。それに伴い、仕事は機械の監視が中心になっているが、それにはプラスチック成形の基本的な技術と知識が不可欠である。
よく使う道具、機材、情報技術等
成形機、金型
TASK タスク(仕事に含まれるこまかな作業)
この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。
製品の個数を重さで計算し、袋または箱に梱包する。
重要度 2.90
連続運転の成形機に材料を補充する。
重要度 3.10
製品の成形を行う機械を操作し、機械の運転状態を監視して調整する。
重要度 2.95
製品の表面や寸法の欠陥を計測器を使用して測定する。
重要度 3.20
機械と付属装置を保守、点検する。
重要度 3.25
成形条件を成形機にセットし、仕様どおりに製造できるように試運転して調節する。
重要度 3.44
試作品を制作し、不具合を調べて量産できるように条件を検討する。
重要度 3.32
温度や圧力、溶けた材料の射出速度などの成形条件を決定するために仕様書を確認する。
重要度 3.37
PROFILE しごと能力プロフィール
興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。
HOW TO 就くには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、機械や電気、化学などの知識があると有利である。中途採用もみられる。
最初は、仕上げや包装工程などの作業を担当した後、成形工程で材料の補給作業などをしながら、成形条件の設定の仕方を学ぶ。成形機の機能や材料の種類、金型の扱い方などを覚えて、自分で設定して様々な製品を作れるようになるには数年の経験が必要である。
関連資格としては厚生労働省の定める技能検定の「プラスチック成形技能士」などがある。材料、機械、成形技術の分野で技術革新が急速に進んでいるため、先輩の指導を受けたり、情報収集するなど、自分の技能や技術を向上させる姿勢が求められる。
学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
12.0%
関連資格
特級プラスチック成形技能士1級プラスチック成形技能士2級プラスチック成形技能士3級プラスチック成形技能士1級強化プラスチック成形技能士2級強化プラスチック成形技能士
関連団体