非破壊検査技術者

非破壊検査工(土木構造物)非破壊検査工(建築物)非破壊検査工(コンクリート製品)非破壊検査工(はん用・生産用・業務用機械器具)
学歴不問体力系正社員が中心

金属材料、機械の部品、金属の溶接部、構造物などを、分解したり破壊したりせずにその内部や表面に欠陥などがないかを調べる。

就業者数
85,860
賃金(年収)
460.5万円
年齢
44
労働時間
165h/月
求人賃金(月額)
23万円
有効求人倍率
4.03
WHAT

どんな仕事?

金属材料、機械の部品、金属の溶接部、構造物などを分解したり破壊したりせずにその内部や表面に欠陥などがないかを調べる。

非破壊検査の検査対象となるのは、原子力発電所、大型プラント、鉄道、航空機、ビル、橋などの大型建造物から、工業製品や各種部品に至るまで多岐にわたる。検査物の種類や検査目的に応じて、放射線や超音波、磁気などを使って、内部の傷の有無、安全性、補修の要否などを判定する。非破壊検査は、あくまでも間接的な検査方法であるため、ある程度の不確実性は避けられないが、検査対象物の製造方法や素材、使われ方、使用期間などから、存在する可能性のある傷を予測し、もっとも適切な検査方法を組み合わせて使用することで判断の確実性を高めている。

製造業の場合、素材から加工過程の中間生産物、最終製品の検査に非破壊検査を用いて不良品を出荷しないようにしている。また製造設備の保守検査に適用することで事故を防ぎ、長く安全に設備を使用できるようにする。これにより無駄な廃棄物を減らして資源の有効活用につなげている。

仕事内容を最近検査需要が増大しているコンクリート構造物の非破壊検査を例にみると、まず目視で外観や形状を検査して、表面欠陥を検出する。3~5年ごとに定期点検をしていれば表面の劣化状況を時系列で追うことができ、補修すべき段階に来たかどうかを早期に判断できる。コンクリートの強度を調べるには、リバウンドハンマーで表面を叩いて、返ってきた衝撃(反発度)を計測する。外観検査では見えない溶接部や構造物内部の傷の有無、場所、大きさや形状を調べるには超音波試験や放射線透過試験を行う。放射線透過試験では透過能力の高い放射線を照射すると傷や欠落がある部分は抵抗が少ないので放射線の透過量が多くなる。透過した放射線をX線フィルムに感光させると透過量の多い部分ほど黒く移るので、その濃度差から内部の傷の状態が分かる。このように検査する箇所や調べる項目に応じて適切な検査方法を駆使して試験を行う。

試験が終了したら事務所に戻り、試験データをまとめて、検査、評価を行い、最終的に報告書にまとめて、提出する。

防護管理(安全使用のための防護)、セキュリティ管理(機器の盗難防止など)など検査の事後処理も重要である。検査は、現場にでかけて行うだけではなく、持ち込まれた検査対象を検査室で試験、検査することもある。

よく使う道具、機材、情報技術等

リバウンドハンマー、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

TASK

タスク(仕事に含まれるこまかな作業)

この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。

検査対象が検査に適した状態であることを目視で確認する。
実施率 95.7%
重要度 4.73
検査対象を器具を用いて検査に適した状態にする。
実施率 95.7%
重要度 4.64
検査機器を基準となる信号や試験片を用いて正しく調整し、この時の検査機材の条件と校正データを記録する。
実施率 95.7%
重要度 4.77
検査中や検査直後にも検査機材が故障していないかどうかをチェックして検査機材が正常な状態であったことを記録する。
実施率 95.7%
重要度 4.77
検査結果やデータを記録し、報告する。
実施率 95.7%
重要度 4.82
検査機器の保守・点検を行う。
実施率 95.7%
重要度 4.64
依頼人への結果報告に合わせて、アドバイスを行う。
実施率 91.3%
重要度 3.90
防護管理(安全使用のための防護、機器の盗難防止)とセキュリティ管理を行う。
実施率 91.3%
重要度 4.29

全10タスク中 上位8件を表示

PROFILE

しごと能力プロフィール

興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。

興味(RIASEC 6タイプ)

スキル ― 上位項目

39項目中
読解力
傾聴力
説明力
クオリティチェック
文章力
指導

知識 ― 上位項目

33項目中
機械
生産・加工
工学
物理学
数学
事務処理

仕事の性質 ― 上位項目

39項目中
他者とのかかわり
厳密さ、正確さ
一般的な保護・安全装備の着用
電子メール
結果・成果への責任
ミスの影響度

アビリティ ― 上位項目

35項目中
トラブルの察知
近接視力
数学的推論
色の違いを見分ける力
モノの見え方に関する想像力
選択的注意(集中する力)
HOW TO

就くには

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、新卒の採用では、大学や大学院の理工系学部卒、工業高専、工業高校の電気科や機械科卒などがほとんどである。中途採用の場合は同業者間の移動が多い。

就職先としては、検査会社や試験機関のほか、自社内に非破壊検査部門をもっているメーカーや建設業、鉱業の会社などである。

入職後は、社内研修やOJTを通して実務経験を積む。関連資格としては民間資格の「非破壊検査技術者」資格がある。この資格は5年ごとに更新する必要があり、さらに10年ごとに再認証試験を受けなければならない。このほかにも、例えば放射性物質を扱う場合には国家資格の「放射線取扱主任者」の資格が必要であるなど、検査手法ごとに必要な資格がある。資格取得にあたっては、入職後に取得支援制度のある会社が多い。関係団体による研修・講習の機会がある。

論文等で最新情報を収集したり、関連書籍を読んで勉強する姿勢が求められる。作業を正確に継続する緻密さ、根気強さが重要である。

学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)

高卒
57.1%
大卒
31.4%
わからない
14.3%
高専卒
11.4%
専門学校卒
8.6%
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
5.7%
高卒未満
2.9%
特に必要ない
28.6%
1ヶ月以下
20.0%
わからない
20.0%
6ヶ月超~1年以下
11.4%
1ヶ月超~6ヶ月以下
8.6%
1年超~2年以下
8.6%
2年超~3年以下
2.9%
特に必要ない
37.1%
わからない
25.7%
1ヶ月以下
11.4%
6ヶ月超~1年以下
8.6%
2年超~3年以下
8.6%
1ヶ月超~6ヶ月以下
5.7%
1年超~2年以下
2.9%
2年超~3年以下
22.9%
1年超~2年以下
20.0%
わからない
14.3%
1ヶ月超~6ヶ月以下
11.4%
6ヶ月超~1年以下
11.4%
3年超~5年以下
11.4%
1ヶ月以下
5.7%
必要でない(未経験でも即戦力となる)
2.9%

関連資格

第1種放射線取扱主任者第2種放射線取扱主任者非破壊試験技術者レベル1非破壊試験技術者レベル2非破壊試験技術者レベル3

関連団体

FORM

一般的な就業形態

正規の職員、従業員
80.0%
アルバイト(学生以外)
11.4%
パートタイマー
8.6%
自営、フリーランス
8.6%
派遣社員
2.9%
契約社員、期間従業員
2.9%
経営層(役員等)
2.9%
アルバイト(学生)
2.9%

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