WHAT どんな仕事?
布地には、2種類の方向の糸を交錯させてつくった「織物」と、1本の糸を編んでつくった「ニット」がある。前者の「織物」をつくる「織布」工程で織機の運転・操作をする。
織物はすべてタテ方向に走っている経糸(たていと)と、それに直角に走っている緯糸(よこいと)を一定の法則で交錯させてつくる。織布には、経糸準備のための巻返、整経、糊付、経通(へどおし)の工程、緯糸準備のための巻返、管巻の工程、そして製織、仕上の工程がある。
経糸の準備工程では、まず経糸をコーンやチーズと呼ばれる糸巻に巻き取る。次に、織物設計に従って必要な本数の経糸を、ビームと呼ばれる円筒形の糸巻き器に一定の長さに巻き取り、経糸が切れないよう、糊付機を使って糸に糊を付けて補強する。
緯糸の準備工程も、経糸とほぼ同様である。そして、経糸を織機に通す「経通し(へどおし)」の後、経糸の間に緯糸を挿入する製織工程に移る。
製織工程では、織機と呼ばれる機械を用いるが、織機には、緯糸を経糸の間に通す方法によって、杼を使って通す有杼織機と、水や空気のジェット流に糸を乗せて通す無杼織機がある。通常はオペレーターが糸の補給と機械の運転・糸切れの補修を行う。
最後の仕上げの工程では、検反機などの機械を用いて、織物を検査し、折りたたみ、欠点の個所を修正し、格付けをする。
よく使う道具、機材、情報技術等
織機、コーン、チーズ、ビーム、糊付機、杼、無杼織機、検反機
TASK タスク(仕事に含まれるこまかな作業)
この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。
完成した織物の数や品質をチェックし、発送する。
重要度 3.43
機械の調整および保守点検をする。
重要度 3.59
生機(きばた)を織機(しょっき、おりき)から下す。
重要度 2.88
織機を運転し、糸の補給や糸切れの補修を行う。
重要度 3.33
糸や機械部品を発注し、在庫を管理する。
重要度 3.04
製品を検査するために検反機を操作し、欠点の修正や格付けをする。
重要度 3.44
準備加工をした糸で織物を作るため、有杼織機(ゆうひしょっき:シャトル職機)を操作する。
重要度 3.29
所要本数の経糸をビームに一定の長さだけ巻き取るため、整経機を操作する。
重要度 3.10
PROFILE しごと能力プロフィール
興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。
HOW TO 就くには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。新規学卒者の場合は、学校やハローワークの紹介によって入職する人たちがほとんどである。転職者やパートタイマーなどの中途採用の場合は、ハローワークの紹介や求人広告などにより入職している。
入職後の教育は、企業や工場によってやり方に違いが見られる。入職直後から基礎的な知職や技能を習得する研修が行われ、その後は配属された職場で必要に応じて研修が行われる。こうした教育によって一人前の織機オペレーターとして仕事ができるようになる。
織物の品質を保つためには、多数の糸がムラなく流れるように配慮し、わずかな糸の張り具合の違いに注意を払う必要があるため、機敏さと手先の器用さ、また注意力や観察力が求められる。
学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
2.1%
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