WHAT どんな仕事?
統合失調症、うつ病、ストレス障害、不眠症、拒食症、自閉症、認知症、アルコールや薬物の依存症などの治療を行う。
診療所やクリニックの精神科医の場合は、まず紹介状や問診票などで患者の状況を把握し、次に患者と話し合って悩みを聞き、相談にのる。食欲や睡眠の状態などの聞き取りや会話などから患者の調子や情報をくみ取る。心理検査などを用いて、患者の状態を明らかにする。認知行動療法、行動療法、認知療法など、患者に合わせた心理療法を組み合わせて治療を行う。薬を用いた薬物療法も行う。会社や学校を休む必要がある場合には、診断書を書くこともある。
病院の精神科医の場合には、入院の必要な重度の患者の治療にあたることが多い。薬物を用いた治療を主として、さまざまな心理療法を用いた治療を行う。緊急の場合には、患者の意思に関わらず入院治療することもある。総合病院では、内科や外科など他診療科の医師から、患者の精神面の問題について相談を受け(コンサルテーション)、診察を行う場合もある。
看護師、カウンセラー、精神保健福祉士、地域の社会福祉関係者などと連携し、患者の家族とも協力をしながら、患者の治療を行う。
心身症や自律神経失調症の患者の場合には、内科など他の診療科の医師とも協力しながら治療を進める。
他にも、企業の産業医として、従業員の健康相談・保健指導の実施や職場巡視などを行う場合もある。
よく使う道具、機材、情報技術等
医療機器(聴診器、注射器、CT、MRI等)、パソコン
TASK タスク(仕事に含まれるこまかな作業)
この仕事をしている人が「実際に行っている」と答えた割合(実施率)順。重要度は5点満点中の平均評価。
患者や家族に問診やテストを行い、病名を診断する。
重要度 3.70
診断結果について患者や家族に説明する。
重要度 3.63
処方せんを作成し、服薬の注意事項を患者に説明する。
重要度 3.58
診察ごとに内容をカルテに記入し、診断書など必要な書類を作成する。
重要度 3.40
作業療法や心理療法の実施について医療スタッフと協議し、治療方針を定める。
重要度 3.33
患者や家族に対するカウンセリングをする。
重要度 3.26
地域の精神保健行政や社会福祉施設と連携し、患者のリハビリテーションや社会復帰を援助する。
重要度 3.28
書籍や論文から新たな医療情報を収集する。
重要度 3.00
PROFILE しごと能力プロフィール
興味・仕事価値観・スキル・知識・仕事の性質・アビリティの6領域で仕事の特徴を表す、job tag独自の数値プロフィール。
HOW TO 就くには
精神科医として仕事をするには、医師国家試験に合格して医師免許を取得することが必須である。まず、大学医学部で6年間にわたって専門的な知識を身につけ、同時に実習も行う。大学の卒業試験に合格すると国家試験を受験することができる。国家試験に合格すると、医師免許が与えられる。更に大学病院や大病院などの臨床研修病院で研修医として2年間の臨床研修を積み、実際の患者を診察しながら知識を身につける。この研修終了後に精神科に所属して精神科医になる。所定の要件を満たせば専門医に認定される制度がある。
臨床研修後には、病院などに勤務医として勤め、多くの経験を積んでいく。勤務先の病院で診療科長になるケースや、独立して開業医となるケースがある。大学で研究を続けながら講師や教授になることもある。
専門知識に加えて、様々な表現・行動をとる患者に接して診療を行うため、冷静な判断力、患者を否定しない温かな対応が求められる。
学歴(この仕事に就いている人の最終学歴の内訳)
修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む)
30.0%
関連資格
医師
関連団体